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Vantech VEGA(バンテック ベガ)

 注:上記、制動停止距離を、車両重量 W(kg)と制動力 F(kg)で換算すると、9.8425×W×1.05/F+50/36=10.7(m)/50km/hになる。

 因縁の平成19年5月26日、それまで快調に乗っていたZIL520 4WDが、館山自動車道を約90km/時で走行中、右後輪がバースト、激しく横転し廃車になってしまいました。FRPの強度は定評の如く強靭で、運転台のピラーが歪んだことと、ひどく打ちつけた左前部ルーフの約1mの亀裂以外は、ほとんど変形は無く、私自身も頚椎捻挫ひとつ無く無傷でした。気に入っていた車種でしたが、ダブルローンで同じ車を買うのも癪です。後輪も、安心のためダブルタイヤにこだわり、一回り大き目の車を探しておりました。また520のときのように納車まで何ヶ月も待つのは御免なので、結局、展示車であるこの車に即決、整備後、同年7月の納車となりました。ヒッチメンバーは、520のものをそのまま流用しました。

 今までの経験上、是非とも4WDが欲しかったのですが、この車種は設定が2WDしかありません。大きさにはほぼ満足していますが、やはり、砂浜、雪道では今までの4WDと異なり少々不自由します。しかし、煩雑と感じていたタイヤチェーンの装着も、慣れてくるに従い、ひとつの手技として割り切って楽しめる余裕が出てきました。

 私はこの車を通勤に使っておりますが(平成20年9月より、通勤は軽自動車にいたしました)、4777ccのディーゼルターボの割に、燃費は、高速道路が主で9.2km/Lと驚異的な伸びを示します。大きさも、乗用車を持たずに日常使用できる範囲では、これがいっぱいだと思いますが、都内などへ出向いても今のところ不自由を感じません。ただし、160馬力の4800ディーゼルターボも、オートマチックで5トンの車重にはかなわず、エコノミーモードで加速すると路線バスなみ(;^_^A です。今後の課題は、砂地の駐車場でスタックしないよう、サンドラダーを準備することでしょうか(平成19年冬)。

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24Vカーステレオ 機能向上計画?

 最近の24V車(新型トラック)はアクセサリー電源にきちんと12Vが来ているものも少なくありません。しかし、この2006年式エルフは残念ながら24V。外付けのカーナビやETC、ドラレコは後部の室内電源から12Vを引くとして、カーステレオまで新たに買って交換すると費用も作業も結構負担になります。しかも24VのCDプレーヤー自体が、ほとんど出回っておりません。既に付いている純正品は、ラジオとカセット。いまどきなかなか取り回しの良くない器具ですがこれをうまく利用する手があるのです。

 大きさ10cm程の小さな器具をシガーライターに刺すだけで、SDカードやUSBチップに入れた音楽データをFMトランスミッターを通して再生できます。 カード型リモコンも付いているし、SDカードならコンパクトで4GBなら数百曲入りそうです。音質もまずまずです。

 中国製のものがネットで千〜7千円代で出ていますが、最安値はなんと999円とかで出ているので、失敗してもさほど気にならない金額です。

 12V専用のもの12V/24V兼用のものが出ているので、買うとき気をつけなくてはいけません。



エルフのホーン交換

 フロントバンパーを外したところです。この場所には、下部の取り付けボルト(M8)から、8cmほどのステーを介し、ホーンが左右に並んでいます。バンパー内側の対応部位は、丁度この場所が、一つずつ独立した箱のようになっていて、ホーンに水が掛かりにくいよう工夫されています。逆に言えば、スペースが限られ、ホーンはこの場所から移動できず、あまりサイズの違うものは付かないことになります。他のホーンは以下で試聴できます。

 ●ミツバホーンの試聴
 ●エアホーンの試聴

 さて、安物買いの何とやら。交換はこれで3度目くらいでしょうか?
 いわゆるファンファーレと称する、甘い音のダブルホーン、ミツバの電子ホーン アルファ(115dB)(直径84mm×厚み58mm)を好んで使っていましたが、今回は、上品な音の範囲内で少々トラック色を強調し、SN-200D タービンホーン(120dB)、昔のバスのクラクションの音です。若干の問題は、サイズで、直径95mm×厚み73mm、バンパーの箱に入るためには、ほぼ、上限です。余談ですが、ホーンは電流量が大きいため、ノーマルがシングルホーンだった場合、ダブルホーンにするには、ホーン・リレーは絶対に必要です。私も過去に失敗しました。結線を分岐して、無理に取り付けると、初めのうちは良く鳴りますが、いずれ過電流のため、ハンドルのホーンスイッチが、壊れます(〒_〒)。エルフはもともとがダブルホーンなので、そのまま交換すればOKです。

 取り付けるにあたり、いつものステーは使えないことが分かりました。取り置いた鉄板のガラクタを色々合わせてみましたが、合うものがありません。しばらく考え込んだ挙句、やむなく、ステーは作ることにしました。
 厚さ3mm、2.5cm幅の鋼板に8.5mmの孔2か所、6.5mmの孔4か所開け、切断、曲げ、Tの字型に溶接しました。最後に、シャーシブラックを塗って仕上げます。片づけたら、夕方でしたヽ(´∇`)ノ(平成27年9月23日)。



ウォシュレット

 国産キャブコンで困るのは、ウォシュレット
折角トイレルームがあるのに、もっと快適に用を足したい(;^_^A
もちろん、既製品はないし、家庭用を流用するにしても、改造がなかなか大変です。
シャワーヘッドを細いものに変えたり、東芝製(TOS−C10)を改造して取り付けている方もいらっしゃいます。
園芸用 農薬噴霧器  よくホームセンターなどで見かけるハンディータイプの農薬散布器を利用する方もいらっしゃるようですが、これが今のところ一番効率が良いようです。水を入れてヒーターの前に置いておけば、温まって微温湯になるし、洗車の時にも使えます。

 しかし、室内スペースの限られる国産車、やはり、特にシャワールーム内では置き場所が気になる所です。そんなとき、この、TOTOのトラベルウォシュレットが威力を発揮します実勢価格はネットで5000円前後で売られています。電池式ですが、意外に水圧も強く、水は一回使うごとに入れ替えるので、衛生面での問題も解消されます。水量はシャワーに比べ格段に少ないので、シャワーで洗う時のようにブラックタンクがすぐにいっぱいになる心配もありません。
 出水部は3つ孔と5つ孔に切り替えができます。通常のおしり洗浄なら3つ孔の方が、水流が強く、きれいになりますが、やはり家庭のものと比べると、少々力不足です。ところが最近、やけに水流が強く、丁度、家のウォシュレットくらいの勢いになったと思ったら、いつの間にか、3つ孔のうち2つが詰まってしまい、1つ孔から勢いよく流れていました。これが、意外にも丁度良く、きれいに洗浄できます。新品を買って、水不足を感じたら、思い切って、2列目の孔2つを、接着剤などで詰めてしまうと、使いやすいかもしれません。

遂に出ました! 史上最強のハンディー・ウォシュレット!!

 装いも新たに登場したのが、その名も『トワレット・シャワー』、電源不要と言うのが売り文句ですが、実はこの商品、売りはそこではありません。

 以前から、いくつかのハンディータイプは出ていますが、電池式で少々重かったり、値段も張るので、失くしたら大変。それなりには便利でしたが、これらの最大の弱点は、水圧が弱いことです。おなかの調子が悪い日には、やはり綺麗に洗えません。ウォシュレットと謳いながら、実のところ、ティッシュで普通に拭くのとあまり変わらないばかりか、逆に煩雑であったりします。

 今回ご紹介するタイプは、手動ポンプで水圧を調整するので、水圧は自由自在、初圧では、ほとばしる噴水が2mにも達します。

 小型、軽量で持ち運びに便利。しかも、1700円と言うのが驚きです!! 私は予備も含めて、3つ買ってしまいました。狭いACTYの中で使っても、不都合を感じませんので、取り回しも比較的便利です。もちろん、VEGAにも積みました。

 唯一の注意は、ボタンがノズル近くに付いているので、おしり洗浄は後ろからやらないと届きません(平成28年2月7日)。
 OH!トイレについて   (平成26年12月13日)


冷蔵庫について一言

 キャンピングカーの冷蔵庫は主に、
 ●3way(LPガス、100V、12V)冷蔵庫
 ●12V専用冷蔵庫の二種類がよく搭載されます。

 一見すると●3wayの方が使い勝手が良いように思いがちです。しかし、3wayと謳いながら実際は“ガス専用”と思った方が良いでしょう。ガスで運転しているときのみ、製氷室でかろうじて薄い氷ができますが、主にコンビニで買った氷や冷凍食品を保存するのに使うことが多いものです。しかも、車の移動中は使えないので、12V(ガス冷蔵庫の着火部を、電気ヒーターで加熱するという効率の悪いのもの)に切り替えますが、これは全くの保冷のみの機能です。連続稼働も、5kgガスボンベなら"弱"にしていても、1〜2週間ほどで無くなります。単純計算をしても、88L冷蔵庫のLPガスの定格消費熱量が、18g/時なので、5000(g)/18(g/h)/24(h)=11.6日となり、ほぼ、経験上の日数に一致します。
 ただし、長期滞在型のキャンプが主体なら、ガスの方が、夜間のバッテリーの心配をせずに、安心して使えるという利点はあります。

 これに対し、●12V専用冷蔵庫は家庭用と同じコンプレッサー式で、ごく普通に“氷”ができます。製氷室に水を入れたタッパーを入れておくと、次の日にはカチンカチンに凍っており、アイスピックで簡単にダイヤアイスが作れるのです。車の移動も冷蔵庫の運転に無関係なので、スイッチは入れっぱなし。夏の暑い時期でさえ、冷蔵庫を開ければいつでも冷えたビールが飲めるのです。車の中に独居用の小型冷蔵庫があるようなものです。そんなわけで(かつての)我が家では、台所の冷蔵庫にビールや麦茶が無い場合、車の冷蔵庫に取りに行く始末です(^x^;)。

 抜群に冷えるが故、製氷室が氷でガツガツになり、昔の冷蔵庫よろしく、時々霜取りが必要です。もちろん、バッテリー対策は必須で、冷蔵庫を常に稼働させているには、75Wのソーラーパネルが2枚は必要です(現在はこの車を通勤車としては使ってないので、冷蔵庫を常時稼働させている分けではありません)。

 当然ながら、1〜2年経過し、バッテリーが少々古くなってくると、陽の当たらない夜間は1時間ほどで電圧が下がってきます。バッテリーが空になることはありませんが、安全回路により、冷蔵庫が自然停止してしますので、暖かい時期は、時々、発電機を回す必要があります。



厳冬期の夜間保温

 山岳キャンプのエキスパートの方からすると、首をかしげられそうな軟弱な問題ですが、我々なんちゃってキャンパーにとって、また小さい子ども連れでスノーキャンプをする場合、深刻な問題です。
もちろん、昼間はヒーターを点けておけば良いでしょう。ヒーターにも灯油(軽油)式ガス式がありますが、ガス式は一日中点けていると4〜5日で8kgボンベのガスがなくなります。これに対し、石油(軽油・ガソリン)式の場合、一日中点けていても、燃料はほとんど減りませんし、たとえ減ってきても、近所のスタンドに行けば良いだけのこと。その点、ガスの充填所は、地域によってはかなり限られてきます。よって、理想的には灯油(軽油・ガソリン)式が良いと思われます。

 それでは、雪の深々と降り積もる就寝時間はどうするか?
 最近は住宅事情が良くなったためか、あまり利用する機会がなくなってきましたが、その昔よくお世話になった電気毛布のことを覚えていらっしゃいますか?
 もちろん、今でも電気屋さんの一角で、2000円前後で売られています。
 かつての発熱体の代表であるニクロム線の印象から、めちゃくちゃ消費電力が高い気がします。ところが、最近の電気毛布は、消費電力50Wです。テレビや小さな電球一つ分と同じくらいの電力です。これなら、インバーターを通してサブバッテリー(ダブルバッテリーが理想)からの電力供給で、なんとか一夜を過ごせます(バッテリーが新しいうちは)。もちろん、寝具はダウンや新素材(アウトバウンド他)など、断熱性の高い寝袋を選ぶのが前提です(因みに電気あんかなら20W程度)。バッテリーが心配なら、寝る前にお湯を沸かして、今どきのポリエチレン製湯たんぽという手もあります。朝になっても、ぬるい湯になっており、顔を洗うのに丁度良いくらいの温度です。

 実のところ、近年この手のものにお世話になることは無く、保温対策でも十分であることが分かってきました(;^_^A 。


 さて、今度は中で寝る以前の問題ですが、天井の換気扇やトイレの換気孔は、冬場は寝袋の下敷きとするアルミ蒸着保温マットなどを適当な大きさにカットして塞いでしまうと良いでしょう。右写真の如く、マットの固定はギター用のロック式ストラップピン(STRAPLOK Jim Dunlop)を流用すると便利です。もちろんコンロなど火器を使う場合は換気に十分配慮しなければいけません。
自走式の場合、意外な盲点となるのが運転席です。断熱材の入ったshellと異なり、フロントガラスや薄い鉄板一枚のトラックのキャブは隙間風も入りやすく熱の伝導性抜群です(^x^;)。運転台との間を厚手のカーテンで仕切ってしまうと目隠しになるとともに、保温はかなり効果的です。
もし車内が異常に寒く感じるようなら、車種や年式にもよりますがshellの断熱材の充填が十分とは言えないものもあります。ディーラーやビルダーの方と改装なども視野に入れ相談をしてみるのも良いでしょう。

因みにGAINAは著効します。

 水周りは凍結の注意が必要ですが、最近のキャンピングカーはパイプ類など重要なものは室内近くに配置され、外気が直接影響しないような工夫がされています。室内の保温がしっかりしている車であれば、キャンプ中など人が中で過ごしている限り給水タンクが凍結することは稀です。車種によってはトイレの洗浄水が凍結する報告もありますが、心配なら空にしておくか寒冷地用のワイパーウォッシャー液を入れておくと良いでしょう。
 最も注意しなければいけないのがボイラーです。 安全面から加熱部はもちろん外部にありますので、夜間は容易に凍結し、破損しようものなら20万円以上の修理費がかかります。
 かつて私は、夜間は2〜3度起きて点火したり、2時間ごとくらいに勝手に沸かしてくれる、サーモスタットにまかせ、一晩中つけておいたこともあります。しかし今は、−10℃の外気でも、就寝前に一度沸かし消火、最も冷える、午前5時ころ(赤水栓をひねってみると、まだぬる湯ですヽ(´∇`)ノ)、早く起きて一度沸かせば十分であることを、学習しました(^x^;)。

 この意味で、外気に直接当たる排水タンクは一晩で凍結し、いざ排水しようとしてもバルブが凍りついて開けられず排水できないばかりか、タンクの破損につながります。排水タンクのバルブはキャンプ地に着く前に必ず開放しておくと良いでしょう。それでも翌朝見ると、排水孔から地面までみごとなツララが出来ているのに驚かされるものです。



 我が家で経験したスノーキャンプは、最低気温−10.7℃の極寒?の地、最近では珍しい屋根から垂れ下がったたくさんのツララに冬の風物詩として心癒されます。 にもかかわらず、中はとても快適、ただし、夜間2回ほど起きてヒーターを付けては部屋を暖め、朝も日の昇らないうちから起きて、早朝一番の冷えに備えたのでした。

 トランク内に設置された給水タンクは、部屋の壁に接しているせいか凍結はしませんでしたが、リアトランク内の20Lポリタンクに入れた予備用の水は一部がシャーベット状になっており、子供の歓喜を誘ったことは言うに及びません。シャーベット状の缶ビールもこれまた一興です。
 出発の際、暖気運転は重要です。今の車は常温ならアイドリングは1分足らずで済んでしまいますが、零下10℃の環境ではセルスタートも重苦しい様子、暖まらないうちに発進しようものなら、エンジンを保護する安全装置が働いて回転が止まってしまいます。エンジントラブルかと思い、寒の中さらなる冷や汗をかいたものです。15分くらいしっかりと暖めてから出発した方が無難だと感じました。

 まさかとは思いますが、ラジエーターにクーラント(不凍液)でなく水で代用しているような失態は言語道断でしょう。通常の6ヵ月点検に出していれば、自然にクーラントを補充してくれます。
 因みにこの日、さらに標高差約1100mの白根山(2578m)へ向かう重装備の登山者が何組かいらっしゃいました。この駐車場から500mほど歩くと登山道入り口があるのです。横に登山者カードを入れるポストがあり『冬季単独登山禁止』などと書かれています。天気のいい日にこの道を少し入ってみると一面の銀世界に心牽かれる思いでしたが、日光湯元(1478m)でも大雪でこのまま登山道に入っていくとなんだか遭難しそうで怖くなりました。翌日、下山された方に話を聞くと、山の上の方は吹雪で道がほとんど見えなかったと言います。山屋さんには本当にこうべの下がる思いですm(_ _)m(平成22年1月13日)。



ワイパーの立て方は?

 ところで、『降雪時のワイパーの対処』ですが、雪の重みで曲がったり、フロントガラスに凍り付いて、ゴムが破損しないよう、立てておくのが一般的です。しかし、キャブオーバーの場合、特に子供など人通りの多い場所では、前にとび出したワイパーが、通行者に引っかかりそうで、いかにも危ない感じがします。以前より、ワイパーを5cmほど、少しだけ持ち上げ保護するための、ワイパースタンドという、汎用のカー用品が出ています。

 なかなか便利なものですが、敢えてこれが無くても、500mlの四角いペットボトルが2つあれば、十分代用できるのです。空のペットボトルをワイパーの下に挟むだけです。コツと言うほどのことはありませんが、ワイパーの圧でペットボトルが潰れてしまわないよう、中に冷たい外気を充満した状態で、蓋をきちんと閉めておくことです。右の写真を参照。ついでに、如何に、ガイナが汚れを寄せ付けないかも、この写真から見て取れます。6月にガイナを塗装して以来、一度も洗車をしておりません。もちろん、雪国から帰ったら、融雪剤による錆を防ぐため、下回りの高圧洗浄は必須です。最後に一言、今年の雪中キャンプは、ガイナのおかげで暖かかった〜(^0^*)。特に驚いたのは、室内から開けた時のトランク(冷やっとしない)! 子供までもが「前(昨年)は、外と同じだったもんね」と(平成27年1月2日)。

軽油の凍結?に御用心!

 ところで意外に知られていないことですが俗に軽油は凍ると言われることを御存知でしょうか?凍るといっても氷のようにカチンカチンになるわけではありません。
 冬季に関東地方などで流通している軽油は『2号軽油』といって、−7.5℃以下になると溶けていたワックス成分が析出し固まってしまいます。

 私も先日経験しましたが、朝の寒い時間に急にヒーターが利かなくなってしまいました。何度リセットしても消えてしまいます。結局、車のエンジンは掛ったのですが、暖気運転を1時間位しているうちにヒーターも点くようになりました。この前々日、日光市内で半分ほどになった燃料タンクを満タンにしたのですが、2号軽油(−7.5℃以下で凍結)と3号軽油(−30℃以下で凍結)が混合された状態だったのか、あるいはヒーター側の給油管内に2号軽油が残っていたのかもしれません。

 寒冷地に赴く場合、燃料タンクはなるべく少なめにしておいて、現地で給油するのがベストです。
 やむを得ない場合は荒業ですが灯油を混ぜてしまうという手があります。
タンクに残った軽油に1/3くらい灯油を混合するのだそうです(とあるGS店主の談)。
しかし、これは燃料噴射ポンプやノズルの焼付きなど有事の保障問題がからむことと、脱税行為(悪質な場合は刑事処分)になってしまうことをお忘れなく!

尚、タンク内の水分も当然凍るので、常日頃から時々水抜き剤を使っておくと良いでしょう。

因みにガソリンは−50℃以下になっても凍りません。

★★★ べバストFFヒーターの場合、『車体下の給排気口が雪や氷で塞がれ、エラーになる』と言うこともあるそうです。
【エラーコード】
【エラーの解除手順】
【ベバスト・ジャパン】

トラックのスタッドレスタイヤ

 「スタッドレスタイヤは山の残より製造年月日(ゴム質の経年変化が重要)」などと専門家は言います。
いくら8分山でも年月が経過し、ゴムが硬くなってしまうと、氷上でのグリップが悪くなるそうです。こうなるとスタッドレスタイヤとは言え、「むしろ夏タイヤとして使用した方が安全です」などといわれてしまいました。実際触ってみると少々固め。

 乗用車や軽自動車のスタッドレスしか買ったことのない私は、中型トラック(225/70 R16 117/115 L LT)のスタッドレスタイヤの値段を知ってびっくり!6本交換すると15万円を超えてしまいます。こういう時の頼みの綱は何といってもYahooオークション、6本セットで中古タイヤが2〜4万円で出ています。5年前のヨコハマタイヤのスタッドレス(残8分山)が34800円/6本でした。山の残が溝から5mmくらいになるとプラットホームという摩耗サインが出てきます。 これがスタッドレスとして使える限界で、スリップサインよりも浅いところに作られています。つまり、何分山といっても溝が5mmくらいになるとスタッドレスタイヤとしては使えないということです。

 近所のタイヤ屋さんで交換してもらうと3500円/1本(古タイヤの処分量含む)。520に乗っていた頃はスチールホイールに履いて、自らシーズンごとに付け替えしておりましたが、このタイヤは重い!!ホイールと合わせて1本50kgぐらいはあるでしょう、とてもとても自分では扱えません。結局、通年スタッドレスを履き、夏タイヤは破棄してもらうことにしました。

 舗装路の走行感触は、ほんの少し「ブーン」と音がする以外ほとんど変わりありません。「山はあっても本当に利くかなあ」一抹の不安を残したまま今年も年末スキーに出かけました。最大の難関、いろは坂は浅雪ですが一部凍結しております。懸念をよそに走行は実に快適でした。例年だと地吹雪舞う極寒の夜明け前、定めし遭難の疑似体験をしながら必死でチェーンを付け、『ダンダンダンダン・・・』と時速30km/hくらいでやっと前進、雪の途切れた舗装路でまたはずす・・・大仕事です。交通量の少ないところで試したブレーキテストも良好でした。

 「中古タイヤはバーストなどの保障はできません」とタイヤ屋さんで忠告されましたが、高速道路も時速70〜80kmでのんびり走れば問題ないでしょう。年間走行距離の少ないキャンピングカーであるがこそ中古のスタッドレス履きっぱなしでもあまり問題なさそうです。実際、東北地方へ行くと夏でもスタッドレスのままのトラックをよく見かけます。何でこんなに便利なことに今まで気がつかなかったんだろう?

 平成23年8月、スタッドレスを履いたまま東北道を往復、北海道は美瑛まで足を延ばし無事帰って来ました。タイヤの目立った減りもありません\(^o^)/。秋の日は釣瓶落とし、もう秋刀魚のおいしい季節です。スタッドレスにしてそろそろ1年が経というとしています。変わったことと言えば、ブレーキをとにかくそおっと踏むようになったことくらいでしょうか?

 平成25年11月現在、今年も夏に10日間、北海道を回ってきました。かれこれ、履きっぱなしで3年になりますが、今のところ全く問題ありません。ただ、今年の点検の時、タイヤのローテーションをお願いしたところ、使っていないタイヤは、劣化してバーストの恐れがあるので、スペア(3年前の新品スタッドレス)は、ローテーションしない方が良いと言われました。しかし、結局、走行距離が少ないため、ほとんどタイヤが減っておらす、6輪ともローテーションの必要なしとして、帰ってきました。

 平成22年12月に入れたスタッドレスタイヤも、今年で、丸4年になります。目立った変化はありませんが、高速走行の際は、予期せぬバーストに備え、時速90km/h以下での走行を目安(80km/hを努力目標)としています(平成26年11月)。


洗車はお家のお掃除感覚で?

 GAINAを塗装してしまってから、洗車らしい洗車がほぼ、不要となりましたが、以下は、塗装する前の話です。


 面積を単純計算しても、横2+α、高さ3+α、長さ6+αmとして、屋根まで洗ったら、60+αm2、テニスコート1/4面分はあります。しかも、高さがあるのでそう簡単にはいきません。
 「所詮あんな大きなもの、洗うもんじゃないよ!」
ちょっとカッコつけて言ってみたい台詞です(^x^;)。
でもやっぱり、折角苦労してオーナーになった車、手入れをしてきれいに乗りたいものです。
 皆さんいったいどうやって洗っているのでしょう?

 実は、ホームセンターで2000円くらいで売ってる、『床掃除用スポンジモップ』と、マリンショップの『FRP用のクリーナーワックス(UV プロテクトスプレー303エアロスペースプロテクタント)などの名前で売られている』が威力を発揮します。 床掃除用のスポンジモップ

  1. まず、ボディーにざっと水をかけます。
  2. 次に水を含ませたスポンジモップにこのクリーナーを3吹きほどかけ、ゴシゴシ汚れを落としたら、その場を水でサッと洗い流す。
  3. 1〜2m四方くらいずつ区切ってこれを繰り返せば完了です。

これは、展示場の店長さんから教えてもらったやりかたです。
この方法なら、大きな車も約30分で屋根まで洗車完了、キャンピングカーの洗車ついでに、同じことを軽自動車でやると、10分とかかりません。私はついでに窓やフロントガラスも同じ洗剤でそのまま洗います。こうすることでガラス面の撥水性が高くなり、ゲリラ豪雨や逆に霧雨でもない限り、ワイパーを使うことがほとんど無くなりました。水垢が固着しないためには、月に1〜2回もやれば十分でしょう。
 そしてもうひとつ、雨の日は洗車日和ということです。面積が広いので特に春〜秋の晴天日はクリーナーで拭いた隅から乾いてしまいます。また、雨の日だけにどんなに勢いよく水をかけても、お隣さんに御迷惑をかけることもありません。

3MのFRP用マリン・クリーナー&ワックス  長年使っていると次第に水垢がこびりついて先の洗剤ではきれいになりません。こんなときは3MのFRP用マリン・クリーナー&ワックスを使います。これがいわゆる車の液体ワックスと同じような使い方でピカピカになります。


 当たり前ですが、屋根に乗るときは転落しないよう、くれぐれも強風と、冬場の霜にはご注意ください。
いかんせん、キャンピングカーオーナーは年配者が多いのも事実ですから(;^_^A 。

→因みに、ガイナを全塗装してから、私にとっての洗車とは、ホースで水を掛けて土埃を流すだけになりました\(^o^)/。


車検の費用は?

 平成21年7月、新車購入後2年が経過、初めての車検となりました。
以前乗っていたZIL520(1.25トン小型トラックベース)が、同じ条件でおよそ16万円(諸経費込)。これは千葉トヨペット姉ヶ崎店の値段です。ここは、工場も大きく、トラックなど高さのある車も整備できます。また、普段あまり使わないキャンピングカーという特性上、トラック(営業車:年間数十万キロ走ることを前提に整備)メニューでなく、乗用車と同じような項目で整備して比較的安価に仕上げてくれます。同じ時期に同車種に乗っていた方は、別の千葉トヨタ店で20万円近くかかったというので、同系列のディーラーとはいえ、お店によって差があるようです。因みに代車は、展示車のパッソでした。これがまたきれいな車なので、傷をつけたらいけないとものすごく気を使い疲れました(Θ_Θ`;)。

 さて、当VEGAは、いすゞエルフ 2.75トンベースのワイドキャブ小型トラック、8ナンバーの2年車検です。
初回の車検ということもあり、技術的に信頼のおける東京いすゞ木更津支店にお願いしました。ディーラーとはいえ、早い話がトラックの整備工場。門をはいるとそこは漁船のドックのような見てくれをほとんど気にしない建物、整備を待つトラックやバスがところ狭しと押し詰められています。受け付けは昭和40年代の小学校の職員室のようです。
広いロビーにソファーがあって「お待ちの間コーヒーをどうぞ(ё_ё)旦~~。」
なんていうトヨタや日産の営業所とは勝手が違います。畳の擦れた六畳座敷の待合室には、箱形テレビと古雑誌がどっさりあって、壁を触ると黄色くなりそうなほどの煙草の臭いが蔓延しています(平成22年9月、いつの間にか改装されてきれいになってました(*^-^)b)。
 さて、その内訳は?


 そして、代車はというと・・・、2日間エルフの2トンダンプを貸してくれました!\(◎o◎)/!。
これを見た家内がひとこと「フーン。いすゞの車ってみんな同じ顔してるんだ。」
(そりゃそーだ、同じエルフなんだから(-"-;))
2トンダンプをレンタカー屋で一日借りると大体1万3000円、ということは今回の車検は、〆て差し引き16万円ということか?
でも、汚し放題の代車ダンプを掃除する体力の消耗の方が大きかったぞぃ!(^x^;)。

シャワールーム 浴室中折れドア取り付け

 トステム U-SF-07-18J(内付け型)は、530〜W〜850mm、1270〜H〜2020mmの範囲でオーダーメイド可能です。






 詳細はこちらから(^_^)/~

シート加工

 VEGAは国産キャブコンの中でも室内空間を広く取り、shell内の居住性を重視したことで、セカンドシートの背もたれが長くとられています。ダイネットを取り囲む団欒スペースとしては申し分ないのですが、これでは運転席とのウォークスルーが困難で、折角の自走式のメリットが半減してしまいます。

 そこで、背もたれを途中で切断、2つの部分に分けました。シートの裏面は、厚さ30mmの合板でできていますが、シートの前面中央に形を整えるための径約5mm の針金が入っているため、鋸を引く時、要注意です。後は、切断面をウレタンで形成し、嚢状にしたシート生地でカバーしました(詳細記事は写真をクリック)。

電源ソケットをEU16i収納ボックス内に増設

 100Vソケットが発電機の収納ボックスの中にあれば?

1)いちいち使う際にプラグを繋ぐ手間は要りません。
2)雨の日は少し工夫をして扉を開けたままでも雨が入らないようにすれば使えます。
3)走行時も???安全性は保障できないとして、EU16iが転落しないような固定をすれば可能・・・と良いことだらけ?

こちらからど〜ぞ

日本人ならやってみろ?(お座敷仕様)

 VEGAは天井が高いのは良いのですが、椅子も高く座り心地が良くありません。そこでシート周囲の底上げを。ついでに床下収納にもなります。

 中途半端に底上げしたパネルをはずし、床に2×4材(ツーバイフォー:5×10cmの角材)で井桁を組みます。外すことを考え、壁に当たる角を斜めに大きく面取りを入れます。15mmのラジアタパイン集成材をはずしやすい形にカットし上に乗せれば完成です。奥のヒーター送風口付近は、夏場の扇風機置き場としても使えるよう空けておきました。

 多くの国産車の後部座席は狭い室内空間から見事にあみ出すベッドメイキングばかりが重視され、座るにはあまり心地よいものではありません。私はどうも昭和40年代の『オハ』をイメージしてしまいます。

 『大垣』行きの夜行列車は格安でしたが半日で背中が痛くなります(;^_^A 。フラットシートに直角椅子!リクライニングなど云々する余地もありません。この辺のことは運転席に座ってばかりいるオーナーはあまり気がつかないもの、常日頃同乗する家族からの内に秘めたクレームはある日突然、堰を切ったように湧き出します。改めて座ってみるとやはり窮屈、北海道への道中、まなこを皿のようにしてハンドル握る我をそっちのけで、後ろで寝てばかりいる家族の気持ちが分かりもします。

 先ずはこれを何とかしなければいけません。そんなとき、カーショップで1000円くらいで売っている『ランバーサポート』が有効です。 これを敢えて背もたれの後ろに隠すように壁との間に入れてしまうのです。こうすることで、背もたれが良い按配にリクライニングします。

 こうなると足を延ばしたいと誰しも思うのでしょう。走行中もフラットにしていることが多くなり、いつの間にかお座敷車になっていました。
 しかし困るのが食事タイム、新聞紙や過ぎ去った夏の日のボディーボードで凌いではきたものの、鍋や汁物は少々危険です。
 やはり座卓が必要か?

 さて板はどうしよう?

 空き缶でも木端でも何でも取って置いて納戸がいっぱいになってしまう、貧乏症の私にしては久々のヒットでした。 以前はずしたシャワールームのドアがここにきて初のお目見えです\(^o^)/。大きくて軽量、見事に条件クリアです。

 出来たものが写真の如し、フルフラットにしても座卓が使えます。角の穴はドアノブの痕跡、かつてこれがトイレルームのドアであったことの証です 。

 この日、前から頼まれていたピアノの下に置く、楽譜、小物の棚も作りました。どうせ鋸を引くのだから、グラインダーや電動ドリルを出すのだから、明日、明後日は筋肉痛必至なのだからと割り切って(;^_^A 。


 午前中に切り上げるつもりが、やはり終わってみると外は真っ暗、ちびまる子ちゃんが終わってサザエさんがはじまっておりました。

キャンカーの屋根にもGAINA、家族に安らぎを!!

 先日、アクティの屋根にガイナを塗ってみて、その効果に目を見張りました。炎天下でドアを開けるときの恐怖が半減します。こんな有効なものなら、なんでキャンピングカーに塗らずにおくべきか?答えは自ずと浮上します。塗装面が美しくないから(^_^;)(下図参照)。
そこは先ず、「屋根ですから・・・」と割り切るしかありません。
しかし、これは何も、本来的なものでは無いかも知れません。私の技術的な問題も多分にあるでしょう。もしかしたら、希釈率の問題かもしれませんが、いかんせん従来の塗料とは、少々趣の異なるものなので何とも言えません。ただ、一つ言えることは、幼少時より人から器用などとかいかぶられ、その昔、スプレーガンとコンプレッサーの一つも持っていて・・・、単車のタンクなどというものは、自分で好きなようにペイントし・・・、貧乏学生時代に友人が「ドアを擦った」などと言えば、ボランティアで板金を買って出て・・・、なんていう、ある程度、塗装に自身があるような、素人DIY家が、普通の塗料と同じつもりで塗っても、おいそれと、思ったほど綺麗には仕上がらないということです。どんなレベルかと言うと、例えば東北本線の寝台列車の屋根を想像してください。錆びるごとに何度も上塗りされたブルドーザージープのバンパーを、あるいは函館行きのカーフェリーを思い出してもらってもいいでしょう。

 ★★★→後日、販売元にお尋ねしたところ下記のような回答があり、やはり、★塗り方の問題★も、あったようです。
塗料自体を沢山ローラーに付けて塗布された場合に、写真のような形の仕上がりになるようです。ガイナは、ある程度の塗装の厚みを採って、断熱効果を得るものですが、 厚塗りをされると凹凸が出るようです。対処法としまして、塗料をもう少し水で希釈し、サッと薄塗りをされると塗りムラが軽減されるようです。目安としましては、中濃ソース程度です。あまり水を多く入れすぎると涙のように塗料が液ダレを起こしますので、中濃ソース程度がベストかと思われます。』とのことでした(平成25年8月21日)。因みに、すでに塗装済みのFRPにはシーラーの下塗りは不要だそうです。その代り、180番(〜300番)くらいのサンドペーパーで表面を磨いておくと、塗料の食い込みがさらに良くなるとのことでした。★★★

 揺れる心を払拭するまでには、2つの出来事がありました。
@ 一つは、前回、アクティーに塗ってみたところ、まあ車の屋根というマクロな視野で見る限り、表面の凸凹は意外にも気にならなかったということです。車とは移動の道具でありながら、まじかに眺めて磨くものであったりすると、ついつい視点が近くなりがちです。まさか、家を磨く人がいないことを考えれば、想像するに易いでしょう。A もう一つは、VEGAの屋根が紫外線で大分傷んでいたことが分かったからです。先日、3回目の車検を迎えるにあたり、野外にうっちゃってあったVEGAの屋根を、1年ぶりに洗いました。近所にある、ダンプカー用(早い話がプロ用)の高圧洗浄機で放水すると、みるみる綺麗に、真っ白になりました。ところが、良く見ると、かつての光沢が全くありません。このままでは、紫外線と赤外線で内部のFRPまでやられてしまう恐れが出てきました。 そこで、耐熱性、耐候性を売りとするGAINAの必要に迫られた訳です。ところで、プロ用の高圧洗浄機というのが曲者で、そんじょそこらの洗車場にあるものとはわけが違います。出水部に不用意に手を出した瞬間、ナイフででも切ったように、水流でざっくり手を切ってしまいました!!それだけ水圧が半端ではない、ということです。ご注意ください!

 夢?の断熱塗料 GAINA(ガイナ)はインターネットで7kg缶(面積17.5m2)が29000円で売ってました。VEGAの屋根には十分な量です。善は急げとまずこれを注文、丁度、次の晴れた休日に、朝から作業開始です。先ずは、簡易マスキングから、屋根のベントカバーを外し、蓋をサランラップで包みます。車両前部は目立つので、塗装の境界をマスキングテープとマスキングシートで処理、フロントガラスは相変わらずの新聞紙です。GAINAの場合、入念な撹拌(私は10分)も忘れてはいけません。
 きちんとやるなら、塗装面にシーラーを下塗りしてからやった方が、密着性が良いと言われますが、既に塗装済みのFRPなので、実際にはさほど問題になりません。しかも私は、バンク部にもう変性、固着してしまって剥がれなくなった『CCC(camel campingcar club)』の大型ステッカーを貼った上から塗ってしまいました(゚O゚;) 。が・・・、今のところ問題なさそうです(;^_^A。
 はじめは一番面積の大きいバンクから、これはもう届かないし、刷毛では手に負えない広さなので、3段伸縮式2mの継ぎ柄を付けたローラーを使います。予想していた如く、塗装面はボテボテでした(下図)。しかし、よじ登らなければ決して見えない、バンクということと、効果のための塗料の厚みが容易に出せるということで、可としました。実際、こんなに塗装面が不均一でも、なぜか汚れが付きにくいのです!
 ある程度、バンクを塗ったら、今度はバンクの前部を、脚立を使って前から塗ります。ここは目立つので、刷毛を使いました。それから屋根の側面、ここも刷毛で3度塗りです。その間、バンクも3度塗り。最後にルーフクーラーとソーラーパネル周りを塗って仕上げです。夏はさわれないほど熱くなる、深緑色のリアスポイラーも、ついでに塗って終了です。バンク部の塗装面はおそらく1mm以上なので、断熱効果を期待するには十分でしょう。それでも塗料は、1/3くらい余りました。家のクーラーの室外機にも塗って、塗料バケツの塗料表面と蓋の内側にサランラップを掛け、密封しました。次回、乾燥した頃、またバンクを重ね塗りして使い切ろうと思います。→その一週間後、バンク、アクティの屋根の重ね塗り、家のクーラー5台を塗って使い切りました\(^o^)/。
 朝9時に始めた作業ですが、終わったのは午後4時前、まだ日が高いのが幸いです。この間、昼飯なしのカロリーゼロ、氷水をコップに6杯飲んで、最後にキンキンに冷えた缶ビールで、一人乾杯( ´o`)(平成25年7月21日)。

 北海道を廻って、約1ヵ月の月日が経過しましたが、屋根は白いままです。遠目に見ると意外に綺麗だなあ。屋根に汚れが貯まらないせいか、GAINAを塗ったところ以外の側壁にも、バーコードは、ほとんど引かなくなりました。GAINAの効果たるや、恐るべし!。

ガイナ全塗装へ(gaina take 4)

 遂にこの日がやってきました。
 GAINAの効果は十分納得したとして、このツートンのバランスをどうするか?上は白として、スカート部の配色に悩みました。ガイナは52色あります。VEGAもともとのモスグリーンは汚れには強いのでしょうが、私の好みではありません。以前、然別で偶然見かけた、コースターのライムグリーン。白と相性が抜群のツートンは、北海道の盛夏の山林の中、抜ける空をバックに映えておりました。しかし、経年変化では見栄えも悪くなるし、飽きも来るでしょう。やはりここはモノトーンか?シルバーなんかを持って来たいが、ガイナには無いのでペケ。結局、@薄いグレー、A家内のNボックスの、意外にも良かった『ヒダマリアイボリー』(的な色)、B上と同じ『白』が候補に残りましたが、最終選考で『白』に決定。

 4月22日に買った、GAINA 14kg、玄関を占拠してそろそろ2カ月になります。液面にサランラップを2枚敷き、さらにバケツの蓋の内側に2枚張って保存したせいか、ほとんど硬化も変性もしておりません。買った当初、『納品後、3ケ月以内で使い切って下さい』とあったため、休みが何時取れるか?天気は大丈夫か?その日に体力が残っているか?などなど、心配しておりました。時々水を足して撹拌すれば、もしかしたら半年くらい持つのかも知れません。

 アクティを塗った時のスプレーガンは、廉価品(2千円)で汎用のノズル径φ1.3mmのものでしたが、ガイナを塗るにはノズル径が小さすぎます。そのため、塗料をかなり薄めないとガンから塗料が出てきませんでした。しかも塗装のスピードに限界があります。
 今回は、気合を入れて、 φ2.5mm のスペアノズル(15-3005:3千円)とそれに合うエアースプレーガン(15-300:8千円)を揃えた上で挑みます。  昨年、既にローラーを使って屋根にはガイナを塗ってあります。しかし、スプレーとなると、この車の大きさでは、仮に風向きが良くても、我が家でやるには、ご近所さんの手前、少々気が引けます。結果、先日完成したトレーラに道具を積み込み、公園の大駐車場でやることにしました。その内訳は、◆ 発電機、◆ ガソリン缶、◆ コードリール、◆ コンプレッサー、◆ エアースプレーガン(ノズル径φ2.5mm)、◆ エアーガン(作業終了後、洗った物の水滴を吹き飛ばすのに便利)、◆ エアーホース20m、◆ 低速ドリルと◆ 撹拌棒、◆ 脚立、◆ 14kg缶ガイナ、◆ 小出し用のガイナ7kgの空ポリ缶(昨年使いきった物)、◆ 100円ショップの柄杓(ひしゃく:ガイナをガンの塗料カップに入れるとき便利)、◆ 刷毛、◆ ローラー、◆ 軍手、◆ マスキングシート(30、100、180cmのもの3巻ずつ:180cmは使いませんでした)、 ◆ マスキングテープ代用のプラのガムテープ5巻、◆ 30cm幅サランラップ(マスキングや余ったガイナの密閉に使う)、◆ バケツ(水を張っておいて、ガイナ使い途中の刷毛や撹拌棒を入れておくと固まらない)、◆ スニーカーブラシ(ガイナを洗うには最適)、◆ 水は欲張って、車のタンク100L満タンに、20Lポリタン4つの計180L持っていきました(結局使ったのは30Lほど)。

 6月初旬、曇りの休日、さきの荷物一式牽いて、昼前に出かけました。この日は、やや穴場の10.富津市みなと公園駐車場、釣り公園になってはいますが、手前のサッカー場以外ほとんど利用されません。トレーラーを切り離して、マスキングの開始です。鍵穴、窓、ドアノブなど、結構手間がかかるのが、バゲッジドアのリムでした。シェルがほぼできたところで、時間は午後4時、雨もポツリポツリ降ってきました。残念ですが、本日は終了です。運転席のマスキングを残したことが幸いしました。シェルのマスキングだけで実に4時間も掛かったと言うことです(゚O゚;)。

 丁度翌週、朝7時に目覚めると、実にいい天気です。昼頃までに終えるつもりで、7時半に家を出ました。本日は家から近くの65.矢那川ダム南側駐車場で作業することにしました。ここも、ラジコンの練習など以外にはあまり人の来ないところです。早速、前回マスキングの続きです。運転席回りと、足回りのみ、しかし、終わったのは昼前でした。間髪入れず、発電機を回して、塗料の撹拌からです。今回はノズル径2.5mmのガンなので、希釈は軽めにしました。初めに、屋根に上ってスプレーできなそうな、エアコン室外機の有窓部周辺を刷毛で塗ります。ここも昨年やったところなので、念のための上塗りです。刷毛を水を張ったバケツに放り込み、待ちに待ったスプレーの開始です。塗料カップに柄杓でガイナを注ぎ、試しに側面の目立たないところを塗ってみました。結構勢いもあり、厚目の塗装ができます。
 ここで初めて気が付きましたが、ノズル径1.3mmの時は、いくら作業をしても、コンプレッサーの空気圧が下がりすぎることはありませんでした。しかし、2.5mmのものは、ほぼ一度塗りで濃厚なガイナが噴射でき、作業効率は良いのですが、続けて使っていると、エアータンクがすぐ空っぽになります。その度に、1〜2分待ってないと、空気圧が低すぎて塗れません。塗装屋さんのコンプレッサーが大きいのには訳があったということです。
 ここから先は、延々とスプレーです。余ったガイナは破棄できないので、7kgポリ缶に小出しした分は使い切ります。結局、陽も傾き、ついでにやろうと思っていた、屋根の上塗りまでは、できませんでしたが、これでガイナが全塗装されたことになります。思いっきり日焼けしましたが、雨ひとつ降らなかったのが幸いです。マスキングを剥がすのなど、ほんの一瞬のつもりでいましたが、何と1時間近く掛かりました(*_*)。カピカピに張り付いたガイナを洗い落とし、撤収作業。水は、バケツや器具の洗浄を考慮して、180L積んで行きましたが、使ったのは、30Lのみ、ポリタン1つ半でした。それより必要なのは、飲料水です。◆ ペットボトルの富士山のおいしい水2Lを忘れたので、車に積みっぱなしの、500ml炭酸水を5本も飲み干しました(;^_^A 。朦朧としながら、記念撮影すると、時刻は午後6時前でした。

 当初、全行程6時間くらいを考えておりましたが、甘かった!やはりテニスコート1/4面分の塗装は容易ではありませんでした。
全く一人で作業すると、マスキングだけで4時間+3時間、屋根を抜かして、側壁の塗装が5時間、と言うことになります。
尚、面倒なのは、バゲッジドアのリムのマスキングですが、結果的には、このリムも同色で塗ってしまった方がきれいだったので、マスキングは不要です。この部位のマスキングは鍵穴のみになるので、2時間マイナスとして、●マスキングに5時間、●側壁の塗装に5時間かかることになります。現実的には、天気の良い2連休、一家でキャンプに出掛けて、家族が公園で遊んでいる間に、お父さんは作業(^x^;)。前日は、マスキングを多少手伝ってもらって、翌朝から一気に塗装というのが、作業もはかどり、楽しみもあり、理想でしょうか?

 さて、GAINAはというと・・・まだ4kgほど余っています(;^_^A 。
後日、バゲッジドアのリム部(6月21日、終了:下部写真)と屋根の重ね塗りをしようかと思っています。厚みは十分なのですが、昨年ローラーで塗ったため、ごわごわの仕上がりをスプレーの上塗りで緩和させようとの目論見です。
 軽のバン(アクティ)1台とキャンピングカー(VEGA)の側壁を塗って、4kg余ったということは、6〜8mクラスのキャンピングカーなら、全面塗装しても14kg(4万円前後)で丁度良いのではないかと思います(平成26年6月14日)。

 7月21日、VEGAの屋根、actyの屋根、余った塗料で家のエアコン室外機を、それぞれ上塗りをして、使いきりました。ローラーで塗った時の、VEGAの屋根のザラザラした凹凸は、今回、GAINAを少し多めの水で希釈したため、凹んだところにうまく流れ込み、多少緩和されました。久々にGAINAの蓋を開けてみると、サランラップで乾燥を厳重に予防してあるにもかかわらず、表面に厚さ1cmほど麩菓子のような膜ができ掛かっておりました。ドリルに付けた撹拌羽で丹念に混ぜたことで使えるようにはなりましたが、やはり、納品から3か月というのは、妥当な使用期限なのかも知れません。

 ところで、最近知ったことですが、この手の断熱塗料は、結構種類が出ています。その中でも、アドグリーンコート(Adgreencoat)というものは、セラミックの粒子径が0.5μ、それまでの物に比べ、1/40〜1/600と小さいため、塗装面が滑らかで、きれいに仕上がるようです。この時のシーラーは、アドアスファルトシーラーです。

 もうひとつ、我々素人が、陥る、失敗した場合に持ち込まれて、プロがとても困る物は、★ きちんと適合した、下地材を、塗っていない!!★ことのようです。下地材(シーラー)は、塗らなくても、塗装できますが、将来、割れたり、剥がれたりするようです。少々割高で、手間が掛かっても、シーラーを塗った方が、ベターです。また、★ 1成分型変性シリコンコーキング(ホームセンターで売っているやつ、セメダイン8060など)は、塗装が乗らない(有効なシーラーが無い) ★ということも、要注意です。とりあえず塗れるようになるためなら、信越化学のペインター20(シリコンコーキング専用)、関西ペイントのシープラ(シリコンコーキング以外にも可)というものが、あるようです。

 かくの如き大自然の中で作業ができる木更津市民を、『幸せ』と言わずして何と表現できましょうや?σ(^x^;)

 施工当初、わざわざマスキングをしましたが、結果的にはバゲッジドアのリムも同色(白)に塗ってしまった方が、統一感があり、落ち着いた感じになります。
 自作?特大ステンシルでスプレーした『CCCロゴ』は、ホイール、ボートトレーラーで使ったものと同じ、アサヒペン油性シルバーコートです。本来、錆止め効果もあり、車体のような鉄部用ですが、色彩的にも美しく透明感のある澄んだシルバーが特徴です。
 この日の夜、私のいないときに「お父さんて、凄いよねえ」と子供が言っていたことを、家内から聞きました。中学生になってからというもの、私の忠告や意見には全く耳を貸さなくなってきただけに、私は身を乗り出すが如く、話を追聴すれば、「だって、あんなラクダの切り絵をすぐ作っちゃうんだもん」と真顔で続けたようでした。凄いって?・・・、そこかい?!、少々がっかりしながらも、褒めてくれた気持には変わりはないと、苦笑する私でした(;^_^A 。

雨が降るとリセットされる車?

 GAINAを塗装をして3か月近く経過しましたが、見事に洗車とは無縁です。毎年夏に行く、北海道への道中、東北道をひた走りに走った後は、確かに後面が、すすで黒ずみます。側面も、泥跳ねで少々汚くなりました。しかし、雨の翌日、あれ?・・・心なしか綺麗です。帰宅した後も、「いや〜、やっぱり、後ろは汚いなあ、一度洗うかなあ。」なんて思いながら、数週間。気が付くと、思ったほど汚れていません。むしろ白い! そういえばこの間、台風も来たし、何度か雨に見舞われました。こ・・これが原因か?雨のたびに、少しずつ汚れが流れているようです(平成26年9月5日)。

トランク・収納庫のドアストッパー  ピアノ線でバネ部品工作

 納戸のドアストッパーを作りました。バネはおあつらえの物がないので、ピアノ線を巻いて作りました。かつて、冷蔵庫の冷凍庫ドアが、バネが強すぎるために壊れた際にも、コメリのこの#24のピアノ線でバネを作り修理しました(令和2年3月1日)。

【必要部品】
木っ端 2片
#24(φ0.55mm)ピアノ線 約15cm
M4 20mm ナベ頭 タッピングビス 2つ
M5 16mm トラス頭 タッピングビス 1つ

バゲッジドアの快適化

 既に、何方かが、別の方法でやっていました。
 バゲッジドアの開け閉めの度に、いちいちキーを取り出さなくてはならない煩雑さを、解決しようという試みです。

 ご指摘の通り、車のすぐ近くに居るのに、虫や外気の侵入防止のために、ドアを閉める際、鍵を取り出すなるは、何とも不可解なものです。

 この場合、鍵のない、バゲッジドア・ツイストロックというものを使います。ある方は、ドアにシリンダーの入る孔を別に開け、付けておられました。多分、その方が、頑丈ですし、防犯面にも良いでしょう。

 時に、バッゲジドアなるもの、その多くは、鍵のロックが2つ付いています。既設の物にサイズさえ合えば、一つ抜き去り、その穴に鍵のないツイストロックを付けてしまうという方法があります。私は、こちらを選びました。鍵のある方には、2つのうち、高さの低い方、エントランス・ドアから近い方を残すことにしました。バンテックの車には、【#031077】バゲージドアツイストロック オリジナルというのがぴったりです。くれぐれもサイズを間違えないことです。

 ついでに、大きなバゲッジドアは、開け閉めに取り回しが悪いので、ステンレスの取っ手を付けました。強度を保つために、裏側には、ホームセンタなどにあるΦ5cm、厚さ1mmのアルミの円板で裏打ちします。防水にはコーキングを。

 最後に、鍵が閉まっているのかどうかを、目視確認できるよう、シリンダーのLOCK方向に、印をつけました。矢頭の方向は、鍵を開けるときに回す方向です(平成27年12月29日)。

アドグリーンコートExの逆襲 ― 塗装面の美しい\(^o^)/最新の断熱塗料!! ―

 ガイナを塗って、約2年の歳月が流れました(右の動画はその6年後 令和2年5月の新型コロナウイルス禍の時期に行った再塗装です)。
 夏涼しく、冬暖かい!!断熱効果としては申し分ありません。雨の日の翌日には、汚れが流され、全く洗車していない割には比較的きれいな状態を保っています。

 職場の移動に際し、比較的まとまった休みをとれた春先のとある日、CCCのオフ会に、参加させていただきました。久しぶりに出てみると、普段、MLでしか対話をしない方々が、いかに気の良い人たちか、オフ会のメリットを痛感します。後述しますが、誇るか誇らないかは別として、キャンプ歴30年の私が、当然熟知していると思っていたバーベキュー・グリルひとつ取っても、この会の参加したことで、目から鱗の落ちる思いをしました。

 さて、店長@埼玉さんが、Jaycoを、自ら全塗装する話を聞きました。使う塗料が、驚くことに船舶用塗料とは、考えたものです。ほとばしる塩水を相手に、耐久性を保つことを考えれば、堅牢なことは自明でしょう。そこで、ガイナ経験者の上原さんと私が、断熱塗料の有効性を持ちかけましたが、既に、ペイントは手配済み、しかも、5馬力のエアコンプレッサーまで買ってしまったとのことでした。何とまあ手回しの良さ、還暦をとうに回っても、さすがに仕事ができる人の立ち回りです(本当を言うと、1.5〜2馬力で十分ですが(^x^;))。

 人にうんちくを述べておきながら、自ら行動せずでは片手落ち。『TAKEさん』という方のブログを見て、かねてより気になっていた、最先端の断熱塗料『アドグリーンコートEX』を試すことにしました。

 2年前のガイナの経験から、ガン吹きするなら、マスキングに丸1日、塗装に丸1日必要です。アドグリーンExは、塗料の前に、シーラーの塗装が必要なため、塗装には最低でも2日必要、しかも、スプレーでガン吹きなら、周囲へ散るので、大きな公園などでやる必要があります。要するに、このまとまった休みを逃したら、次にいつできるか分かりません。早速、塗料を注文しました。

 必要なものは、
  1. アドグリーンコートEx(今はもっと艶のある最新の商品が出ています):(一斗缶、約3万円)

  2. アドアスファルト・シーラー:(一斗缶、約3.5万円)塗装の密着性を良くする下地材

  3. ラッカーシンナー(一斗缶、約5千円弱)、または、ホームセンターにあるラッカー薄め液、理想的になアセトンだそうですが私の経験では、ラッカー薄め液で十分です:アドアスファルト・シーラーは油性のため、これらがないと、刷毛(はけ)も洗えません。因みに、ペイント薄め液では全く溶けません。


 施工を前にメーカーの、日本中央研究所 NCK.GPにいくつか問い合わせました。

  1. まず、シーラーについてお聞きしました。素人目には、余計なものを塗らずに、少しでも経費節減したいというのが本音です。どうしても必要か、しつこく食い下がりましたが、ペイントがきれいに乗るためには、絶対必要!!とのことでした。

  2. 次に、シーラーは油性なのですが、市販のペイント薄め液では、全く溶けないので、刷毛が洗えません。はけの洗浄には、ラッカーシンナーで良いそうです。ホームセンターにあるラッカー薄め液でも可能ですが、一斗缶のラッカーシンナーをネット通販で買うほうが、お得です。スプレーガンの洗浄などを視野に入れているのであれば、理想的になアセトンだそうです。しかし、自分的にはホームセンターのラッカー薄め液で十分でした。くどいようですが、ペイント薄め液とラッカー薄め液は別の物なので、ご注意ください!

  3. 希釈については、表示の通り無希釈で塗ってくださいとの指導を受けましした。しかし、実際には、シーラーもアドグリーンも、乾燥する時間が速いので、塗っているうちにべたべたしてきます。そんなとき私は、前者には、ラッカー薄め液を、後者には水を少しだけ入れて溶いてました。

  4. 上塗りのアドクリアトップは、アドグリーンコート専用のトップコートです。ところが、これは20万円もします。さすがに、ここまで手が出ないと感じ、必要性をお聞きしたところ、これ自体は、艶を出す物ではなく、静電気を防止することで、強力な防汚作用があるのみだそうです(その意味では、汚れが付きにくくする優れものというわけです)。どうしても、艶を出すためにコーティングしたいのなら「弊社にはございませんので、他のメーカーさんで出している、ウレタン系クリヤ塗料をアドグリーンコートの上に塗れるかどうか確かめて、お買い求めください。」とのことでした。その際、断熱性はわずかに低下するそうですが、ほとんど減損ないそうです。因みに、車では、小田急バスの屋根と、ミキサー車の生コンのドラムに塗っていますが、トップコートは使用していないそうです。「そのままで(アドグリーンExだけで)、問題ないと思いますがねえ。」とのことでした。それなら、アドアスファルト・シーラーは透明だし頑丈なので、仕上げに上塗りしたらどうか聞きましたが、あくまで下地材なので、時間が経つと変色し、コーティングには向かないそうです。

  5. 最後に、スプレーについてお聞きしたところ、エアーコンプレッサー式で塗れないことな無いでしょうが、使うならエアレスを推奨しているようです。しかし、やはりローラーが一番のようです。



 さて、始めは、下地材のアドアスファルト・シーラーからです。これは油性ですが、樹脂のディスポ・バケツに注いで見るとほとんど水のようにサラサラです。色は透明で、実験的(^x^;)にアクティ刷毛とローラーで塗ってみました。窓の縁や、細かいところは刷毛を使い、その他はローラーで塗ります。色は無色のため、クリヤ・ラッカーを塗ったようになります。粘度は低く、ダレもしないので、スプレーは全く必要ないことが分かりました。後に、VEGAでも同様に施行しました。シーラーは1度塗りのため、一斗缶では2/3ほど余ります。

 ここで、注意することは、このシーラーは、乾燥面には光沢があり、意外に強固です。不用意に、バゲッジドアのリムや、ドア・キャッチャー、オーニングの接触部などにしみ込んでしまうと、まるで接着剤を使ったかのように、強力に固着してしまうため、後にカッターの刃などで少しずつ切り込んでいかなければなりません。裏を返すと、それだけ下地が頑丈にでき、小さな空洞や、コーキングの上にさえ、ある程度安定した塗装面を作ることができます。シリコン・コーキングの面には、基本的には塗装は乗らないといわれますが、消毒用エタノールで汚れをきれいにしておくことで、シーラーの乗りが良くなるようです。これがまさに、日本中央研究所 NCK.GPさんが言うところの、ペイントがきれいに乗るためには、絶対必要!!の意味でしょう。

 翌日は、アドグリーンコートExを本塗りします。一斗缶の上には、『3分撹拌』と注意書きがあるため、ガイナのように、攪拌機による操作が必要なのだと思っておりましたが、これが大間違い。ほとんど普通のペンキと変わりありません。ちょっと重いのですが、一斗缶ごと抱え、両足の太腿に乗せるようにして左右に1分ほど揺さぶるだけで十分でした。途中の操作では、面倒になり、30秒ほどしか振らないこともありましたが、全く問題ありませんでした。
 やはり実験的にアクティにローラー塗りしたところ、思いの外塗装面がきれいでした。アドグリーンコートExは、NASAのスペースシャトルに使われた実績を持つGAINAのごとく、セラミック粉末を含む、水性塗料です。GAINAのセラミック粒子は、20〜500μと大きさにバラエティーがあり、塗装面は#2000の紙やすりのような感触で、布などで拭くことには向きません。

 これに対し、アドグリーンコートExは、ほぼすべて、均一な20μの粒子に揃っているため、塗装面が滑らかというのが売りです。
 指定通り無希釈で、ローラー塗装したところ、まず、メジウムの質が良好で、きれいに均一に塗れます。ローラー塗りした直後は、もちろんローラーの毛羽立ちが目立ちますが、メジウムの表面張力が比較的強いため、時間の経過とともに、ややなだらかとなり、ノズル径の大きなスプレーガンで、粘調性の高い塗料をガン吹きしているような仕上がりになります。乾燥すると、ちょうど、公園のコンクリートやFRP製の遊具に塗られたペンキのような塗装面です。滑らかながらわずかな凹凸はあるものの、うっすら光沢もある。さながら、雑巾がけができるレベルの表面といった感じです。これを、2度塗りすると、前回の塗装面の凹凸は多少残るものの、ほぼ気にならない程度に仕上がります。とは言うものの、これはあくまで、過去に、GAINAをはじめとする、セラミック粉末入り断熱塗料を車に塗装したことのある人の感想です。鏡面仕上げのような新車の塗装をイメージしていると、別の世界ですから、誤解のないように!
 また、この塗料も、ウレタン系独特の頑丈な特性を持ち、シーラー同様、ドアなどの接触部が固着します。鍵穴などに入ると、修正困難なので要注意です。

 軽とキャンピングカー2台塗って、延べ5日、スプレーを使わず、ローラーで塗装できたため、自宅のガレージで全く問題なし。当然、マスキングが不要なので、時間短縮にも大きく貢献しました。実際に、マスキングしたのは、たれ込み防止の予備として、VEGAのフロントガラスに一枚張っただけでした。最後に、自作特大ステンシルでCCCのロゴ入れを入れて仕上げです(平成28年3月18日)。

ホイール塗装(手抜きマスキングとメッキ調スプレーの魔術)

 まじめにホイール塗装をしようとすると、マスキングが大変です。なぜならば、端にテープの付いた、市販のマスキングシートは伸縮性が無いため、ホイールの縁にテープを貼る際は、シートがタイヤの外周まで覆えるように、内径に合わせ、少しずつテープを折り込んで詰める様に貼らなくてはいけないのです。まるで餃子を作るときのような作業です。しかも、ホイールというものは、ブレーキ・ダストで茶色く汚れ、ときに錆びも見つかり、しょっちゅう(それでも年に一回ぐらいでしょうか?)上塗りが要求されます。

 1.25トン車までは、自分でタイヤ交換をする私も、3トン車のダブルタイヤを外す自信がありません。内側のホイールや、裏側が、少しずつ錆びていることに気付いているので、点検の際、「必要なら、ローテーションもお願いします」と依頼するのですが、毎度「走行距離が少なく、タイヤもほとんど減ってないので、ローテーションは必要ありません」と、言われてしまいます。今回は、強引に「ホイールの内側を塗りたいので、ローテーションお願いします」と頼みました。車検から帰ってきてみると、所々錆びて、黒くて見事に汚いホイール!、10年経ったとは言え、それだけでなんだかポンコツになってしまったようで、心が萎えてきます。

 帰るとすぐさま、例の『アサヒペン油性シルバーコート』を刷毛塗りしました。これは、ボート・トレーラーのシャシーにも塗っている、防錆効果もあり、綺麗な発色で耐侯性も優れる、屋外鉄部のペイントなので、私は、ホイール塗装には適していると思っています。刷毛塗りだけでは、美しくないので、乾燥後、仕上げに、表面だけ薄くスプレーします。

 ガイナアドグリーンコートExを塗ったボディーゆえ、普通の塗装に比べれば汚れにくく、バーコードもほとんど引きませんが、やはり無洗車では太刀打ち出来ません。近目ではすこしくすんで見えます。

 履きっぱなしのスタッドレスも、7年が経過し、もう1〜2年でそろそろ履き替え時?、なんて感じ始めたので、ここで思い切って、ホイールもアルミにしようかなあ。最近は10トン車もアルミ・ホイールがあるのです。でもそんな贅沢は、私の財布(と言うより、予想されるは家内の激昂)が許しません(^x^;)。

 こんなとき、何事も、ググッて(Google)みるものです。検索ついでに見つけたものが、『メッキ調スプレー』、ゴールドやクロームなど数種類出ていますが、私はやはりシルバーが好き。

 注意することは、これが屋内用ということです。おそらく耐侯性が問題となるでしょう。

 また一年後、もしくは半年後に再チャレンジするかも知れない塗装に、そうそう何度もマスキングするわけにいきません。それに、トラックのタイヤというアイテム上、さほど完璧なマスキングも要求されないでしょう。と言う訳で、できたのが、この『手持ちハーフ・マスキング』。ダンボール製です。タイヤに押し付けて、付いた跡をカッターで切って、足りないところをボンドで継ぎはぎ。基本、刷毛塗りで、表面だけスプレーで綺麗に見せたいという目的は、確実に達成されています。如何でしょう(;^_^A (平成29年8月15日)。

LPガス・・・アルミボンベって本当にダメなの?

 最近、特にここ2〜3年の間に、急速にLPガスの質量販売(設置してメーターで売る体積販売に対し、ボンベを持って行って入れてもらうこと)が厳しくなりました。どこへ行っても断られます。「最近、法規制が厳しくなったので・・・」と言うのが常套句です。
 ところが、この法律、実は改訂になったのは、今を遡る、平成9年のことです。
16年も経って、何を今更!と言いたくなりますが、おそらく、ここ数年来の事故を受けて、販売業者側が自主規制を始めた模様です。
 先日、ご当地、木更津周辺のガス屋さん、充填所を十数件、くまなく当たりましたが、昨年まで入れてくれたお店が全てだめでした。「千葉県LPガス協会に交渉してみたらどうですか?」と言われたので、当たってみましたが、回答は同じです。「それでは、八方塞がりとなった、我々キャンピングカー・オーナーは、いったいどうしたら良いのでしょう?」と問い詰めると
「何か解決策があるかもしれないので、地域の国民生活センターに『これだけ困っているんだ』っていうことをアピールして相談してみたら如何ですか?」との返答でした。
 あまり期待することなく、国民生活センター(木更津市消費生活センター)に聞いたところ、丁寧な回答は頂いたものの、この件を管轄するのは経済産業省であることが分かったので、直接問い合わせてみました。即答はできないとのことでしたが、後日、丁寧な回答をいただきました。

平成25年6月 経済産業省の回答の要約

液石法(液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律施行規則:平成9年改訂)
 ●質量販売そのものを禁じているわけではない。
  第27条
   販売者の保安業務を行う義務
    設備調査
    販売業者は災害発生時に、消火設備のある場所へ30分以内に到着しなければならない。
  ∴キャンプ地など現地で補給するのであれば法的には可能なはず。

 ●アルミボンベについて
  高圧ガス保安法 容器保安規則
   継ぎ目、溶接などの規定はあるが、アルミ容器自体が禁止されているわけではない。
   →安全性の観点から、販売業者サイドで自主規制したものではないか?

とのことでした。実際、回収し鉄製ボンベに無償交換する対象は、塩害が危惧される船舶や、高湿度の環境で使用する場合に限ったアルミボンベです。

 業者でも、このことを知らない方が結構います。
結局、この回答を盾に、ディーラーでお願いしたところ、今まで我が家で見向きもされなかった、平成22年で充填期限切れのアルミボンベが、耐圧検査(約1万円)を受け、見事に充填期限の更新がなされ復活しました(平成31年4月)。もちろん、ガスも充填されています。実際、焼鳥、たこ焼きなどの露天商の方々は、今まで通りLPガスボンベを使っているところを見れば、結局は信用販売と言えましょう。要は法の解釈なので、業者を探せば入手可能のようです(平成25年7月5日)。

危険なLPガス? vs 危険なガソリン?! 積載場所の再検討

 月日を遡りますが、あるお祭り会場で、露店のガソリン発電機に、エンジンをかけたまま給油して、大爆発を惹き起こした事故は記憶に新しいところです。報道当初、私も然り、日頃、LPガスの充填制限に悩まされているキャンピングカー・オーナーの多くは、LPガスの爆発だと思ったことでしょう。しかし原因が、ガソリンであることにやや違和感を覚えました。

 ガソリンは、セルフでの携帯タンク注油を禁止している以外は、現在、特別な規制がないだけに、水上バイクや、発電機用にガソリン缶を車のトランクに入れて持ち歩くケースは、結構多いものです。

 先日、近所のガソリンスタンドの、話し好きな店主に、『身の毛のよだつ怖い話』を聞きました。

 毎度、発電機用の予備ガソリンを給油に行くたびに
ガソリンをタンクに注油して、キャップを閉めたら、必ず逆さにして、漏れていないか確認してください」と、必ず言われ、実演までしてくれるのです。
なかなか役者掛かった良い演出なのですが、根拠を聞いてみると、以前、同業者がガソリンの爆発事故を経験したたそうです。

 貨物列車の大型コンテナに積んであったタンクの中で、わずかに残ったガソリンが漏れ出し、引火して大爆発したとのことでした。鉄製のコンテナは真っ二つに割れ、周囲5軒の家が巻き添えを食らったそうです。漏れ出したガソリンはというと・・・なんとたったの4L!! これには、私も驚きましたが、燃料の量は少なくても、気化したガスが問題になるのです。

 ● ガソリン1gから発生するガスは155.6ccだそうです。ガソリンの密度は0.75くらいなので、1L×1/0.75×155.6=207.5で、ガソリン1Lから、200L(浴槽1杯分)以上の生ガスが発生することになります。しかも、空気より重いため、いつまでも、滞留します。ガソリン臭いからと、窓を開けただけでは、床を這う生ガスは、なかなか抜けません。
 液体でたった4Lのガソリンですが、これが気化して、1立法メートルほどのガスが溜まり、爆発に繋がったということでした。

 積載場所としては、トランクより屋根の上など室外に積めば、漏れてもみんな風で飛んでしまうため、理想的だそうです。しかし、夏場、屋根の上は炎天下になるので、やはり、キャンピングカーに積むなら、外の床下が良さそうです。

 特にキャンピングカーのトランクは、コーキングなどでシールしてあるわけではないので、気化したガスが漏れたら容易に室内に入り、ラジオや蛍光灯のスイッチなどから簡単に引火します。

 トランクに積むなら、漏れてないか、遂次、十分注意するように言われました。
 これで、毎度煩雑に感じていた、セルフでの販売が禁止されている意味が、よく分かります。

 ガス爆発は、昔から話題に上り、誰でも怖さを知ってます。これに対し、ガソリンが爆発することは、頭で分かっていても、戦争映画や西部警察でもあるまいしと、その実感が持てないのが実情です。
一時的な止むを得ない場合を除き、常にガソリンを携帯する我々は、タンクから漏れないように、細心の注意を払うことは当然のこととして、万一、タンクから漏れても、爆発しないような、もう一段階上の安全対策が、必須と感じました。

 数年すれば私も還暦、当然、年齢と共に、注意機能も少なからず損なわれていくでしょう。そんなとき、子供や、生まれているかもしれない孫を乗せたキャンピングカーのトランクから漏れたガソリンで爆発したともなれば、悔いても悔いきれません。

 今回の話を聞いて、分別のしっかりしている、今のうちに、対策を取らなければ、という気持ちにさせられました。と同時に、ひとたび思い立つと、なかなか脳裏を離れない家内からは
「積む場所を変えなきゃ、もう二度とお父さんの運転するキャンピングカーには乗らない」ほどの勢いで責め立てられた手前もあり、新たに、積載場所を設けることにしました。

 車の燃料タンクの近く(タンクの上など)で、シェルの外側(室外)というのが理想です。設置は今後の課題として、今回は、室内と切り離された、ガスボンベの収納庫に決めました。この中に入るよう、内部に雑然と入れられた工具類を整理、ボンベの交換に使う大型モンキーレンチのみ残し、トランクに移動。8Lのガソリンタンクは、入りきらないので、小型の5Lタンクを新たに買って、こちらを積むことにしました(平成26年12月)。

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