千葉県・全国のキャンプ地・温泉案内

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ホンダ アクティバン(車幅139cm旧規格 HH4)


 注:上記、主ブレーキ制動力を、車両総重量 W(kg)と重力加速度 9.8(m/s2)で換算すると、主ブレーキ加速度(m/s2)は、823×9.8/1330=6.06(m/s2)になる。

軽キャンパー 1000キロ博多へ 一人旅

 走行距離16万キロ、平成10年式、こんな小さな ホンダ アクティ・バンで、千葉から博多まで出張に行ってきました。台風が来ていて、夜間涼しかったのが、せめてもの幸いです。仕事の後、木曜の夜に出て、足柄SAで風呂と食事。つまみは足柄麺宿のちくわ天 100円也2本にこんなとき重宝するのが、ホタテとシャケ缶です。刺身がなくても刺身を食べたような贅沢感が満喫できます。足りなかったら、サバ缶追加(^x^;)。最後はあっさりと、桜えびと生シラスの冷やしうどん。

 2泊目は、山陽道 福山東ICより1.2kmの『まごころの湯』で、一っ風呂、次の福山SAでお土産屋のままかりと尾道ラーメンで〆めます。

 関門大橋を渡り、土曜の午前に博多到着しました\(^o^)/。

 帰りも含めた全行程は2018/6/28〜7/2(日付と時間の表示は合わせてないので間違ってます)(平成30年7月14日))。

軽キャンパーでスノー・キャンプ

 「え!・・・こんな小さいのに?・・・トイレまであるの!???・・・」
 キャンピング・カーにあまりなじみのない方は、巨大なものばかりイメージし、こういうチビ・バン・キャンパーの凄さを知りません。
しかも、スタッドレスは安いし、四駆なので、雪道楽勝、スタックしても軽自動車は軽いので押せる。今のガソリンエンジンは、バッテリーさえしっかりしていれば、厳冬期だろうが始動一発、などなど・・・。
 まあ、実際のところ、春、秋の快適な頃合いに比べれば、盛夏、極寒の季節は、キャンパーの根性を見せる時期でもありますが・・・(^x^;)。

 温暖な時分には、車外にピクニック・テーブルを出して、鳥のさえずりや、潮騒を背景に、思いっきりバーベキュー\(^o^)/。
 固形燃料、ストーブなどで、飯盒、メスティンの飯を炊く。ひとり旅には、実に優雅なひと時です。

 ごく最近まで、あまり知られていなかった、『メスティン』ですが、実はこれ、携行炊飯器としては、この上ない優れものです。「弁当箱に、取っ手が付いただけ」と言えばそれまでですが、鍋にも、食器にも、入れ物にもなる上、コンパクト。ライダーさん御用達になるのも頷けます。もともとは、北欧由来のようですが、なぜこのように、炊飯に適したクッカーがあちらものなのか不思議です。北欧人は、これで、飯を炊かずして、一体、何を調理するのでしょうか?
 少々作りが雑なので、買ったばかりだと、縁が鋭利。手を切ったりしないよう、断端に紙やすりをかける必要があります。

 この、メスティンと、実に相性が良いのが、『アルコール・ストーブ』というわけです。小ぶりで安全、すすも出ないから綺麗、おまけに陽も傾けば、幻想的な青い焔、ラフではありますが、火力調節も可能です。ただ残念なことに、本体も過熱するので、屋外での使用がほぼ必須です。→ ※ 注1

 と、ここまで書いて何ですが、冬のように室内で火器を使うなら、やはりカセットコンロ。ミニサイズが出ているので、本体は嵩張らず、コンビニで売ってる、普通サイズのカセットガスも使えます。メスティンも積んであるのですが、今日は、吹きこぼれしないよう、丈の高い飯盒(;^_^A 。
 狭い室内ゆえ、火の用心には手抜かりなく!!

 今年は子供が受験なので、家族を置いておトーさん一人で旅立てようはずもなく、
 「ちょっと実家へおふくろの加減を見てきま〜す」とはあくまで口実・・・(^x^;)。
 今夜のごちそうはしゃけ飯です\(^o^)/(平成28年1月24日)。

 ※ 注釈 1

 我が家に、買ってからもう10年以上使っていない、固形燃料がありましたっけ。使ってしまおうと思いながら、その出番が回って来なかったわけです。というのも、屋内(車内)では使い難し、屋外では、ついつい野趣溢れる焚き火に走ってしまう。

ときに、acty車内に、屋内外兼用の小さなアルミテーブルを積んであります。冬の寒い時期には、脚を綺麗に拭いて、屋内の座卓用に使います。これはもともと表板がリサイクル・ボードでできておりましたが、自身でアルミ板に交換したものです。座卓が金属製なら、過熱による火災の心配もなし。さほど大きな火は出なかった固形燃料、と昔の記憶をたどり、試しに車内で使ってみました。すると、すすも出ないし、程よい火加減。ご飯、目玉焼き、味噌汁を作り、余った燃料を翌朝に持ち越します。

 はて?ここで疑問が・・・

火の性質や、揮発性もほぼ同じ。容器が多少加熱することも異ならず。
固形燃料の火が安全で、アルコール・ストーブの火が非安全とは、あろうことか?

そこで、実験です。換気と転倒防止には十分注意を払って。

結果は、言うまでもなく、問題なし

アルコールは、すすの出ない綺麗な炎が特徴です。しかし、燃えると、水が出来るので、いつもより室内の湿気に気配りが必要です。うっかりすると、翌朝には、まるで換気し忘れた浴室のように水滴だらけになります。

屋内使用の場合、ガソリンのような引火する危険性はありませんが、
消火直後の、アルコールは揮発しています。再着火には、十分気をつけましょう!!

農道のスーパー・カー アクティ

 この異名は、もちろん、機能そのものです。しかし、アクティに乗ったことが無けりゃ、分からない魅力もあります。何てこと無い本田技研の『OHCエンジン』(スーパー・カブにも採用されているオーバー・ヘッド・カムシャフト、最近はDOHCに対して、洒落っ気出して、S(シングル)OHCなんて呼ぶそうですが、高度成長期に単車を乗り回した私たちの世代は、あくまでオー・エイチ・シーです(^x^;))ですが、この『クウォーン、クウォーン・・・』というポルシェ?のような響きが、また、たまらなく良いのです。

 アクティマニア?は大方がトラック派です。しかもなぜか愛着たっぷりに『The』や末尾に『号』の称号を付けていたりしますが、その気持ちがだんだんと分かって来ました。この車に初めて乗って感じたことは「やっぱりオートマは詰まらなかったんだなあ」ということです。昨今、タクシーはもとより、バス、トラック、F1までもがオートマです。今を去ること30年ほど前、オートマチック・トランスミッションが主流になり始めた頃、知人の「ああこれは自動変速かい?でもチェンジレバー(シフトレバー)が無いと運転している気がしねぇんだよなあ」という言葉になんとまあ古臭いこと言っているんだろう、と苦笑したものです。小学校の頃から車の運転ができた?(見つかっては親父のげんこつをさんざんもらった)自称車好きの私も、つい10年前までマニュアルに乗っておりました。既成のキャンピングカーに乗り換えた際、必然的にオートマになったわけですが以来、特に不備を感ずることもありませんでした。この度はパジェロミニの室内空間不足を補うためにこの車に乗り換えたわけです。しかし、改めてマニュアルの運転席についてみると、なんとまあ斬新なことでしょう。通勤時間がそのまま体感ゲームになってしまいました。何も考えること無くただアクセルを踏み、機械の性能にこの身を委ね、一刻も早く移動しようとする、極めて便利な日用品とは雲泥の差です。前をもたもた走る車にいきり立って、床までアクセルを踏めば誰でも簡単に追い越せる、そんな車ばかり乗っているから現代人は皆、せっかちな運転をするのでしょう。
 ちょっとかっこつけて、あまり吹かさずスムーズに出ようなどと考えるのは良い物の、でもちょっと気を抜いてクラッチをラフに繋ごうものなら、いい年をして交差点のど真ん中でエンストしてしまう(2速発進の場合のこと・・・後からHondaで聞くと、軽トラックは乗用車とほぼ同じギア比なので、2速発進してはいけないそうです。クラッチが摩耗します(;^_^A。 )、そんな車です。こうゆう車ですからスムーズに走るだけでも結構神経を使います。これがまた自称車マニアにはたまらないのですなあ。『綺麗に走る=格好いい運転=安全運転』そして『パワフルな運転=テクが無ければ出来ない運転』らの等式が成立する古き良き時代のマシンなわけです。
 そしてもう一つ、『軽にパワステは要りません』。昭和40年頃、ブルーバードはハンドルが軽いことがドライバーの間で好評でした。もちろんパワステはありません。当時パワステだったのは大型トラックとセンチュリーやクラウンくらいでしょう。ハンドルは皆、車が動いてから切ったものです。据え切りハンドルは出来なかったわけです。そんな中、内掛けなどのハンドルテクニックが生まれたのも頷けます。かつて私は1t積みのハイエースのパワステが壊れ往生したことがありますが、それでもかなり頑張って何とか切れたものです。軽ではどうか?
「そう言えばこの車、重ステだったんだなあ」パワステが無いことを忘れてしまうくらい軽快です。

 では何故旧規格のナローアクティか?
安いから(^x^;)?でもそれだけではありません。
軽自動車は平成10年10月1日に車幅が140cmから148cmに変更されました。これを受けてほぼ全車が翌年から車幅147.5cmに拡大され、これまでより車内環境が快適になりました。先日、都内の実家前にたまたまパジェロミニ(平成7年式)を停めていたところ、横をギリギリに小型自動車がゆっくりと通りぬけて行きました。「ずいぶん上手な人だなあ、でも・・・あれ?」 実家前の路地は狭く、とても車がすれ違うことなどそれまで考えも及びませんでした。ネットで軽規格が変更になったことを知り納得、旧規格の軽ならこの道もすれ違えたのでした。どうせ小さいものに乗るならとこれに決めたわけです。四駆は今までの経験上、譲れません(*^-^)b。


 因みに、私も最近知ったことですが、平成12年10月1日より、道路交通法が改正され、軽自動車や大型自動二輪車及び普通(125CC以下の自動二輪車を除 く)自動二輪車の高速道路における最高速度が80Km/hから100Km/hに引き上げられたそうです。ときどき100km/h出しても、どうも捕まらないと思ったぜぃ(^^)。

錆びとの格闘

 ここまで言ってくれるから良心的なほうです。乗って帰ってみるとやはり車体、窓枠の錆びが目立ちます。関東で20年以上使ったものと同じくらいかもしれません。 木更津のディーラー(Honda Cars 朝日南店)に持って行くと、「海辺にお住まいですか?」と聞かれたくらいです。ボディーの下回り、板バネ、そして排気管に至っては錆付いてボルトが外れませんでした。
 ここで怯んでは折角気に入ったアクティ号が台無しです。排気管はおいおいディーラーに任せるとして(後日、ディーラーで見てもらったら排気管の熱センサーを付けているボルトが錆ついて外れません。結局、排気管、マフラーなど全て交換して17万円掛りました(;_;))、先ずは窓枠から。

 アクティの窓枠はゴムの枠が外側に向けて鉄板を包むような構造をしています。東北では(融雪剤を撒く地域では)アクティは皆ここから水が入り、窓枠から腐っていくそうです。納車の時点では写真の如し、ゴムと窓枠の隙間から長年水が入り、中のぼろぼろになった窓枠の錆びがあふれてゴムのシールが拡がった状態になっていました。先ずはこの錆びのくず取りから、ゴムのシールを外すと出るわ出るわ、どっさり鉄錆の屑が出てきました。そして窓枠の鉄は一部が腐れ状態に。内部を掃除した後、錆びた窓枠にホルツの『サビチェンジャー』を塗ります。半日もすると乾き、先の赤さびが綺麗な黒錆びに早変わり、これ自体が錆止め効果をもたらすという優れ物です。翌日はいよいよゴムのシール作業に、窓枠のゴムとの接着部以外はマスキングテープを貼り、屋外用透明コーキング セメダイン8060で隙間を充填していきます。圧着し余分なコーキングを取り除いたら、せり出してくるゴム枠を割り箸と針金ハンガーで作った簡易クランプで固定、マスキングテープを剥がして硬化を待ちます。この際なので、前後左右4か所の窓を全てやってしまいました。翌朝には水の入らない防水完璧な窓枠が完成、これで雨も洗車も怖いものなし。

 さて下回りはサビチェンジャーのスプレータイプ ホルツの『ラストコート』を使います。これを2本ほど使ってシャシーやボディー内側の下回り、板バネなど気になるところにスプレーすれば赤錆びは例の如く防錆効果のある黒錆びに変わり大体目立たなくなりました。

遮光フィルム貼りとシェードの型取り(ウインドワインダ―の外し方)

 キャンピング仕様を目指すからには中が丸見えでは不都合です。リアウインドウ、荷室と後部座席にハーフミラーの遮光フィルムを貼ります。この作業は以前ハイエースパジェロミニでもやったため特記事項はありません。説明書通りに行うだけです。コツと言うほどのものはありませんが敢えて挙げれば、とにかく水(水100mlにママレモン10滴くらい)をたくさん噴霧することです。少しでも足りないと感じたらどんどん霧吹きしてください。窓の表面を水の上にフィルムが浮いている状態を作れば半分成功です。今回特に力を入れたのは、いつもはやらない後部座席でした。窓を開けてもフィルムが剥がれないようにガラスの縁より下から貼りました。このためドアの内装パネルを外します。パネル自体はドアにはめ込んであるだけなので、下から簡単に剥がせますが、ドアの取手はネジを外す必要があります。もうひとつ私を含めた素人にとっての盲点はウインド ワインダ―(ガラス窓を開け閉めするくるくるするやつ)です。 これをどうやって外して良いかわからす、以前私は力任せに引っ張って折ってしまった失敗があります。正解は写真の如く針金ハンガーでピンを外せば簡単に取れます。裏側ではこんな状態(写真)です。付けるときはピンを入れた状態で押し込めばパチンとはまります。

 AIZUマルチシェードは、この車が旧規格車ゆえ既製品がありません。問い合わせたところ、型紙を送れば約1割増でオーダーメイドしてくれるとのこと(3万0660円でした)。型取りの方法は教えてくれます。これさえあれば軽貨物はたちまちカプセルホテルに早変わり。パジェロミニのときと同じでこの狭い空間が独特の安堵感をもたらします。当面、シンクはありませんが、20Lの蛇口付きポリタンク100円ショップの洗面器を積んでおけば、残った汚水はポータブルトイレに捨て、手洗いや歯磨きくらいなら十分です(平成23年11月3日)。

ドアのヒンジ調整

 今でこそ快適になりましたが長岡から乗って帰る道すがら、妙に隙間風を感じました。何だろう? よく見ると運転席側ドアの建てつけが悪く前方に隙間が5mm位開いているではありませんか。家に帰り先ず上のヒンジから。ドアとのボルトを緩め車体側にドアを寄せ再度締め付け。下のヒンジはバンパーを外さないとレンチが入りません。後日バンパーを外して、ついでにホーン交換。今回はシングルホーンにしたので、ノーマルの付いていたところに付け換えるのみです。ダブルホーンに変える場合はホーンリレーを入れないとホーンスイッチが駄目になります。バンパーを外すとフロントドア下のヒンジは簡単に外れます。前のオーナーがドアをぶつけた様でヒンジが少々潰れていたので4mm、4cmアングルとハンマーを使って開きます。ボルト穴を鉄鋼用グラインダーで少々拡げ、サビチェンジャーで仕上げます。再度ボルトを締めドアの調整終了、下部に1mm位の隙間が残りましたがまあ良しとしましょう(;^_^A → 後日再調整し、改善(平成23年10月29日)。

アクティの雨漏り(旧車アクティ乗りの悩み・フロントの水漏れ)

屋内・外兼用テーブル 食器収納の作製(軽自動車キャンパーへの道)

 バイクパッキング18年、後の4輪も25年間キャンピング・カーを乗り継いだ結果できた、車中泊仕様車です。熱源は安全で軽量コンパクト、実用に供するアルコールストーブを積んでます。

 目標コンセプトは
●水、トイレの無い、浜、河原、山でも数日過ごせること
●車検・点検整備時に手間が掛からないこと(1分で着脱可能なシンク、簡単に家に運べてかさばらない収納BOX類)
●荷室下にエンジンがあるアクティゆえ、盛夏時に緊急避難的に車のエアコンが使えること
です。
 ポータブル・トイレ(ポルタポッティ PPQ335:PPQ345の方が安く売ってるのですが、軽に乗せるならコンパクトな335がお勧め(*^-^)b)、シンクは既に設置済みなので、ひとまずは、長年、簡易物入れで済ませていた食卓です。これで、鍋や調味料をゴソゴソ探す手間が無くなりました(*^-^)b。
 ゆくゆくは、そこいら中に散乱した荷物を収納できるベッド、そして、シャワーにも対応可能な、今のところの計算では、63Lの水タンクをもつシンクに改良する予定です(令和元年10月27日)。

ギャレーの作製(軽自動車キャンパーへの道)

 キャンピングカーに欠かせないのがベッドトイレ、そして勿論ギャレー。ベッドは荷室にマットを敷き、トイレはポルタポッティを積めば良いのですが、ギャレーは水用ポリタンを積めば良いと言う訳にはいきません。大自然のど真ん中ならまだしも、駐車場や道端で顔を洗ったり歯を磨いたりなんて無理! もっと身近にはちょっと手を洗うといってもポリタンと洗面器(→ポルタポッティに捨てる)では極端に不便です。

 理想的には汚水は床に孔を開けて外に排水するのがベストですが、以前のハイエースの経験から、垂れ流し状態ではいちいち地面にバケツを置かなくてはならず非常に面倒、P泊で気軽に水を使えません。そこでアクティの車外下のスペースを探したのですが、ホンダの車作り精神にはこうべが下がりますm(_ _)m。徹底して無駄が無くどこにも排水タンクを設置するスペースが無いのです。

 結局、バンコンでは一般的な車内に給水および排水タンクを置くことにしました。とりあえず10Lタンクが2つ入る設計にしましたが、そのうちジャッキアップしてもう一度下を覗き、どこかに少しでも排水タンクを付けられるスペースがあったときのために、20Lタンク1つ(給水タンクのみ)にも入れ替えられるような大きさにしました。現物合わせで縦×横×高さは39×48×56cmです。

 はじめに材料の選択です。本当は白系の大理石調メラミン樹脂合板が欲しかったのですが、ホームセンターなどでは手に入りません。安く簡単に仕上げるつもりでいたので、側板はジョイフル本田で買った白系の化粧ベニヤ、天板は不要になったそれこそ大理石調(メラミン樹脂)の応接セットテーブルをばらして使いました。シンクは顔を洗うことを考え、もう少し大きめの物が良かったのですが、パジェロミニに付けようと思って買った小型のものを流用しました。ポリタンクが入るスペースから天板の大きさは自ずと決まってしまうので、空いたスペースにカップホルダーを2つ加えました。削った部分には水がしみ込まないよう、どこでも売ってるクリアのコーキング(セメダイン8060)を断面に塗布します。これがまた緩衝材として働きカップホルダーもガタつきません。

 天板外周の断面中央に幅2mm程の溝を刻み、モールをさきのセメダイン8060で接着していきます。欲張らず、一面を貼ったら重石を載せて固まるまで一晩待つくらいのつもりでやるのが綺麗に仕上げるポイントです。つまり、3辺なら3日かかります。溝はグラインダーを使いましたが、スチール用は幅が広すぎるため、幅のやや狭いステンレス用カッターで刻みました。側板は、これらを全てコンパネなどの合板で作るとかなり重くなります。そこで化粧板とベニヤで日の字型に組んだやや厚い合板の枠を挟んで木工用ボンドで接着し、中空の軽量のものを作りました。これらをキャンピングカー家具用部品でつなぎ合わせて外観は完成です。中の底板とその継ぎ目には水漏れによる木部の劣化や荷室の錆びに備えコーキングを薄く一面に塗っておきました。

 次に配線と固定です。
アクティのバッテリーは荷室床下前方の中央部にあります。陽極からすぐ50Aのヒューズが繋がっておりこの先に端子があるのでそこから分岐します(写真の赤テープ部)。配線は運よく左隣にウインドウォッシャー液のメインテナンスボックスがあるためここに5Aのヒューズを固定、陰極もこのシャシーから取りました。ここから床下を左後方(写真では右上方)へ配線を這わせ、床に開けた孔から配線を出しておきます。この先に二極の接続端子を付けて配線完了です。

 さて、最近の規制緩和でワンボックスにギャレーがあっても車検のときに取り外す必要が無くなったようです。しかし、アクティーは手狭。残念ながらギャレーが一部、エンジンの点検孔(カバー)に掛ってしまいます。よって車検はもちろん点検の際にもギャレーを外さなくてはいけません(Θ_Θ`;)。
そこで考えた?のが、5分で脱着可能、横揺れにも強い固定法!!

 この手の荷物を積んだ車の惨劇は往々にしてコーナリング時に起こります。もちろんローリングの不安定な車の特性上、コーナーを攻めるわけでもないし、ましてやダートコースとは無縁です。最大の危険地帯は高速に入る際のインターチェンジ也。私が兼ねてより感心するのは、サイコロの如くどんなにポータブルトイレが荷室で転げまわっても、例え520が横転しようともウンコぶちまけということは皆無なのです。それだけセットフォードの技術が優れているということなのでしょう。ただし、やはり洗浄用のきれいな水は少々漏れてきます。いずれにしろ、トイレもギャレーも倒れぬに越したことなし。
 ギャレーは車の左側面に置いてあるので、右コーナーで倒れることはありません。左コーナーに差し掛かった時が危ない! そこで左側(壁側)前後2点固定にしました。この利点は脱着が簡単であること、エンジン直上に孔を開けなくて済むことです。
 前方はアクティに限らず貨物車ならよくあるタイダウン・フックを利用しました。そして後方はリング状のアンカー(Φ8mm)を使います。孔を開けたところはタイヤハウスの直上なのでナットを2つ使いロックナットとします。これらをΦ10mmのボルトで固定し終了です。ガタつかないようにシンクの下には厚さ1cmほどのフォームシートを敷きました(マッサージチェアを買ったときの梱包材、取っといて良かった〜(^x^;)。)
 因みに、こんな小さなシンクですが、歯磨きはもちろん、洗顔も無理なく出来ました(平成24年4月7日)。

排水蛇腹ホースと室外排水タンクの設置

 排水の蛇腹ホースは、半消耗品です。5年もすると硬化して、10年を過ぎるとひびが入ることもあります。家庭用のものとは違うため、いざ交換しようとしても、勿論ホームセンターにはありませんし、なかなか合うものが見つかりません。私は早とちりをして、無駄に3本も太いものを買ってしまいました(;^_^A 。

 そこで、サイズを覚えておくと、ネット注文の際、何かと便利です。キャンピングカー・サイズのものは、『25A用 TO-192S』というものです。通常、1mの長さで売っています(約500円)。

 ACTYの物も、シンクセットを買って4年、設置後3年。そろそろ硬化しかかって、汚水を捨てる際、ホースの取り回しの悪さが気掛かりでした。交換後は、すっきり、長さも、前回より長めに設置し扱いやすくなりました(平成27年12月20日)。



 給水タンクは別として、排水タンク(グレータンクの話)はこまめに捨てればいいわけです。例えば河原や山の中、浜では、すぐ横にお隣さんが居ない限りタンク貯留は不要です。P泊だって雨の日であれば同様です。晴れた日のP泊で、1夜、車内での手洗いや歯磨き、それなら2Lもあれば十分ではないでしょうか?
ウォッシャー液やクーラントの空き瓶、ポリタンクをいろいろ検討しました。FRPで作ることも簡単ではあります。しかし、この世の中にそこいらじゅうにある2Lタンクと言えば、PETボトルです。割れて交換時にも入手に全く不自由無いばかりか、料金たるや無料です(;^x^) 。

 問題は設置場所、ホンダ魂の結集でもあるアクティは、車内ゆったり、床下ぎっしり、アリの這い出る隙間はありますが、到底タンクを設置する場所などありません。しかも車体下が極めて低く、リフトでもない限り床下の捜索などできません(;^x^) 。鏡で駄目ならデジカメと、散々検討を重ねた結果、唯一後輪のタイヤハウス前方が必要以上に広いことが分かりました。しかもここに、2Lペットボトルがすっぽり(*^-^)b。

 もう一つ、この車は80ナンバーを取る予定は無いので、車検時に簡単に外せる着脱法の工夫です。その結果、荷室内でナットを締められるよう、また、荷室内から止水弁を開けられるよう、2本のナットで固定する方法に至りました。ボール止水弁を採用したのは、3年前に自宅トイレのボール止水弁を交換した際に思いついたものです。

 これは実はもう5年位前から考えていたことなのですが、意気地のない私にはなかなか手が付けられませんでした。ところが、今年、荷室のシートを剥がして掃除をしていたところ、さびで一部の床が抜けていることが分かり( ̄o ̄)o、これで逆に踏ん切りがついたというわけでした(;^_^A 。

 今後はFRPで箱いっぱいの給水タンクを作る予定ですが、63Lというのは、外観サイズからの概算です。緩衝材や断熱材、FRPの厚さなどもあるので、実際には55Lくらいになると思っていますが、今は最初のイメージの63Lを大事にしています(^x^;)。そしてゆくゆくは、夏場のみシャワーの利用を検討し、そこいら中に散乱した荷物を収納できるベッドを作る予定です(令和2年1月21日)。

3つに分かれる収納ベッド作成

● 動画中のベルクロテープ
[Latuna] 面ファスナー 両面テープ パワフルピタクロ 超強力 5×10cm

★ 鉄工データ
熱さ1mm ステンレス板 φ4mmステンレス棒
100V直流溶接機 薄板は40A、棒は50Aで使用 ステンレス用φ2mm溶接棒
★★★  0.6mmや1mmなどの薄板を溶接するときは、電流を弱くすると付きませんし、電流を上げると熱で溶け落ちてしまうので、板の裏側に金床などの厚い鉄板を裏打ちして熱を逃がすようにするとうまくいきます(*^-^)b(令和2年4月30日)。

キャンピングカーにとってのトイレとは?

「トイレは本当に必要か?」

 様々な意見があり、それぞれに御尤もですが、これを、真面目に議論するとなると、個人的には、ちょっと考え物です。本当にキャンピングカーを求めているのか?
 トイレを要らないと言うのであれば、走行性能、快適性、コスト的にも、ミニバンの方が上です。

 私の若い時分(16〜30歳代)、十数年間、単車ツーリングにのめり込みました。宿泊先で、一番困るのがトイレです。次に、水。
水は、いつも5Lの折り畳みポリタンクを、タンクバッグの中に常備し、夕暮れに差し掛かると、通りすがりの公園や、駅の水飲み場で水を頂き、水タンクをハンドルに引っ掛けて、落とさないようそろそろ走ったものです。お目当ての浜や河原にテントを立てると、あたりは薄暗く、近所の銭湯で一汗流し、ラーメン屋、居酒屋で、その地の人々との接点を求めるのが、最高の贅沢でした。
 テントに帰れば、満天の星空の懐に潜り、すがすがしい朝を迎えます。

 そして、朝のトイレが一苦労。周囲に藪はなく、遠目に人影をしのび、やむを得ず、テントの中で用を足したのは、かつて一度きりのことでした。もう20年も前の記憶ですが、まるで昨年のことのようです。
 そんな訳で、キャンプ地の隣に、公園でもあったりすると、まさに天国でした。水はもちろん、トイレにも困らない。

 この経過を踏襲し、私はやはり、トイレは必須だと思う訳です。特に家族が一緒に乗る車の場合。

 逆にいえば、トイレさえ積んでしまえば、商用ナンバーのただのバンも、立派なキャンピングカーだということです。
 それでは、人の大切なキャンピングカーにケチを付けるのか? と言われてしまえば立つ瀬も無いのですが、何も、カセットトイレ(据え付けのトイレ)が必要だと言っているのでは全くありません。

 ポータブルトイレを積めば良いのです。それも、最も小さいものを。

 私が、歴代(と言ってもまだ、3つ目ですが)使ってきたものは、THETFORD(セットフォード)ポルタポッティの135です。およそ30〜40cmの立方体。まあ、大きなサイコロと言った感じでしょうか? では、なぜ3つ目か?

 それは、平成6年のハイエースのときに初めの1つ目を買いました。室内の快適性が180°、一変します。特に寒い夜は、ことさらに。あまりに便利なので、2つ目は、家内のバモスに積んでやりました。子供が小さかった頃、2〜3度、使ったのみのようです。今となっては、そのままの習慣で、乗り換えたN-Boxの荷室部に、ぽつんと置いてありますが、全く場所を取りません。ハイエースは11年目にして、ディーゼル規制のため、520に乗り換えることとなりました。これを機に、1つ目のポルタポッティは役目を終え、不燃ごみとして処分してしまいました。つまり、11年目にして、ポルタポッティは、まだまだ使えたということです。約3年間、キャンピングカー通勤を強行しておりましたが、やはり小さい車の必要性から、パジェロミニ、今の、アクティの中古入手に至りました。その際、3つ目の、ポルタポッティを買ったのでした。

 さて、現在のアクティには、左後部にギャレーがあり、その隅に、隠れるようにしてポルタポッティ135は置いてあります。こうすると、場所を取らないばかりか、減速時にも、転がらないメリットがあります。しかし、私が寝るとき、頭が後部になるので、顏の真横にトイレがある訳です。え! 匂わないか? 匂わないのです。さすが、キャンピングカー先進地帯であるヨーロッパ(オランダ製)、実によく作られ、密閉性が高く、良い消臭剤も出ているのです。
 蛇足ですが、寝床の横にトイレがあるということは、自ずと、清潔観念にも留意するものです。しかし、それは即ち、こまめに掃除をすると言うことではありません。たまに、「トイレは掃除が面倒だから、使わない」という声を聞きますが、これは、使い方の問題です。使うたびにきれいに流し、家に帰ったら、タンクの中身を捨てるだけです。自慢ではありませんが、私は便器を一度も洗ったことはありません(;^_^A 。しかし、トイレはそれなりにきれいです。

ピストンポンプ  ここで、ちょっとした追加情報を2つ。
 ●よく「ブラックタンク(汚物タンク)の中身はどこに捨てるか?」などという事が、話題のネタになりますが、勿論、トイレです。PAのトイレなら、夜間など、マナーを損なわない範囲で可能ですし、自宅に帰れば、ガレージの汚水槽に捨てればよいだけです。しかし、どうしても捨て場に困ることがあります。私はいつも、車のトイレには、汚物(尿と便と少量の水)は流しますが、トイレットペーパーは絶対捨てないことにしています。壁のフックに、コンビニ袋を吊るし、拭いた紙はここに捨てます。そして、口を縛って車のゴミ箱へ。家に持ち帰るか、火を焚くときは、キャンプファイヤーと一緒に、燃してしまいます。それが何か? ・・・
 ブラックタンクの中身は、いわば有機物だけなので、自然に返せると言うことです。どうしても捨て場が無かったら、穴を掘って埋めてしまえば、大地と微生物が吸収分解してくれるのです。
 因みに、付属の消臭剤(アクアケム)は、強力な消臭作用を持ちながら、自然に優しく、環境汚染しないそうですが、私は、ほとんど使いません。

 ●もう一つ、耳寄りな話を。ポルタポッティ135は、小さくて良いのですが、水洗ポンプが、蛇腹式、使用頻度にもよりますが、劣化すると5年ほどで孔が開くため交換が必要です。また、水圧が高い割には1回の流水量が少なく、安定した洗浄ができません。もちろん蛇腹ポンプは、交換部品として入手可能ですが、もっと良いものが。本来、別のシリーズの交換部品ですが、ピストンポンプというものがあり、これが、135にも流用できるのです。蛇腹ポンプを外した場所に、嵌るはずですが、きついようなら、孔をわずかに削るとよいでしょう。さらに連結部の水漏れ防止に、付属の粘土パテでシールすれば、完璧です。
尤も、現在、このピストンタイプのPPQ345というやつが、1万円代で出ているので(軽自動車に積むなら、PPQ135と同じ小さいサイズピストンタイプ『PPQ335』は2万円台だが、こちらの方がジャスト・フィット)、これから買おうという方は、これが良いでしょう(平成26年12月14日)。

ポータブル&カセットトイレ 修理ガイド

★★★セットフォード ポータブル&カセットトイレ 修理ガイド★★★
注:組み付けの際、Thetford seal lubricant セットフォード シール ルブリカント を塗布するように書いてありますが、送料がばかにならないので、組み付けには、●シリコンスプレーか●ラバーグリス、シールゴムの潤滑、長持ちさせる目的なら●シリコンスプレーを時々掛けてやることで十分代用可能です。もし、ルブリカントにこだわるようであれば、★グリセリン(昔はイチジク浣腸で可と言われましたが、今は化粧品関連で薬局で売っているので、女性の方が詳しいでしょう)に手洗い石鹸を解けるだけ溶かせば、ゴム製品の潤滑剤が簡単に作れます(50年前、小学生の私が模型飛行機部だった頃の知識)。

セットフォードの・ポータブル(持ち運び型)、・カセット(据え付け型)トイレ:ポルタポッティは、気密性が高くほぼ無臭です。堅牢で耐用年数は半永久的とも言えますが、10年ほどするとシール(パッキン)が劣化してくるので交換を推奨します。国内入手がやや困難ですが、方法さえ会得すれば、海外通販サイトで簡単に個人輸入可能です。交換は極めて簡単です(上記、修理ガイド参照)。

PP PPQは
上1桁:世代(シリーズ);100/200/300(現行は300シリーズ)
下2桁:大きさ;35/45/65
頭にCの付くC1/C2/C3/C200/C220/C260/C402/C500などがカセットトイレ(カセットトイレの下2桁は細かい亜型分類)

セットフォード リップシール Thetford Lip Seal:便器穴のパッキン

 ebeyで国内欠品部品入手可能
 ebeyの日本語サポートサイトもあるようです

【thetford llip seal】ebayの検索結果
 お買い物サイトはどこでも大体一緒で、ページは自動翻訳することもできます。支払いも、カードを持っていれば、PayPalの登録でカード払いされます。注意は、ebayとは別にフランスのある大手キャンピング用品サイトでしたが、自動翻訳されたままのオーダーフォームに、うっかりそのまま日本語の住所を入れてしまい、『入力された文字情報が判読できません』と返信が来たことがあります。そして、私はいつもお世話になりますが(;^_^A 、やりとりで困った時は、Google翻訳です(*^-^)b。送料はアメリカ・オーストラリアで1400円〜ヨーロッパで2000円くらい、中国は150〜600円くらいです。通常は1、2週間で送ってきますが、地域によっては発送まで1か月以上掛かったことがあり、ちょっと心配しました(;^_^A 。

適合表
★ リップシール Lip Seal(便器の穴のパッキン) 部品No.7101 :Porta Potti PP135/145/165、235/245/265、335/345/365、PPQ335/345/365など、100 / 200 / 300 シリーズに適合

【Thetford Lip Seal 7101】ebayの検索結果

ベントシール Vent Seal(空気抜きのパッキン)部品No.7102
:適合は同上(100 / 200 / 300 シリーズ)

【Thetford Vent Seal 7102】ebayの検索結果

★ピストンポンプ Thetford Piston Pump Assembly(洗浄水ピストンポンプ) 部品No.25817-79 :適合は100 / 200 シリーズ(300 シリーズはもともとピストンポンプ) 【Thetford Piston Pump 25817-79】Googleの検索結果

【C200(カセットトイレ)の消耗品:カッコ内は部品番号】
●パッキン Thetford Lip Seal : C250/C260/C200/C400に適合 (No.23721)
【Thetford Lip Seal 23721】ebayの検索結果
●空気抜き Thetford Automatic Vent : C200/C2/C3/C4に適合 (No.23722-74) 【Thetford Automatic Vent 23722-74】ebayの検索結果
●中蓋開閉ハンドル Thetford Valve Blade Handle : C200に適合 (No.23713-74) 【Thetford Valve Blade Handle 23713-74】ebayの検索結果
【Thetford Valve Blade Handle 23713】ebayの検索結果
【Thetford Valve Blade Handle】ebayの検索結果

屋根にGAINA、地球に愛を!!

 NASAのスペースシャトルに採用された、夢?の断熱塗料 GAINA(ガイナ)。 以前から、さすが!とあるキャンピングカー・クラブの間では有名です。 セラミックビーズの作用で、真夏の炎天下にも、熱くならないという代物です。特殊な塗料ゆえ、値段も高価で、ホームセンターでは取り扱っていませんが、ネットで買うことができます。

 お試しパック(希釈済み1kg)というのが4500円であるので、これを買ってみました。2度塗り分で、約2平方メートル、車の屋根には十分量です。 希釈済みとはいえ、塗ってみると、やはりコッテコテ。さらに水を少々加えて丁度良い塩梅でした。注釈にあるが如く、十分な撹拌は必須です。たかがペンキ塗りのためにと、私を含めたDIYレベルの素人には、なかなか抵抗がありますが、低速ドリルに付ける撹拌羽も、ホームセンターで2000円足らずで売っています(私が買ったのはネットで859円、これでも意外にしっかりしています)。これを怠ると、塗料がダマだらけ、粉の入れ方を失敗したお好み焼き状態で、永久に作業に辿り着けません。 撹拌は十分に

 本来なら、1000〜2000番くらいの耐水ペーパーで塗装面を磨き、先ず汚れを取らなくてはいけませんが、今回はあくまでお試し(*^-^)bの乗りで、洗車センターで、ワックスなしの洗剤洗いをして来ただけです。ただし、もし、鉄板に傷があり錆びていると、水性塗料を塗った後から錆びが浮いてくるので、要所の錆び止めは必須です。全面に塗る必要はなく、傷のある部分だけに、錆び止めスプレーや、例の錆びチェンジャーをちょこちょこと塗っておけば十分です。

 ネットなどで見ると、プロの方がローラーを使って綺麗に仕上げておりますが、これがなかなか難しい。希釈率が甘いのか、塗料は生地に良く乗るのですが、表面が版画のときのインクのように、さざ波状のしわができてしまいます。結局は、刷毛(ハケ)を使いました。急遽、庭の倉庫を探して、とりあえず出てきたものを使ったので、小面積用の小さな刷毛で塗りました。

 仕上がりは・・・。まず、セラミックビーズにより、塗料そのものが白色の艶消し仕上げです。刷毛塗りのため、結構ざらつきます。ブルドーザーやユンボ、フェリーの壁の塗装面を想像してもらえれば、まあ、当たらずとも遠からず。屋根だから仕方ない、と割り切るしかありません。
実に「やっちゃいました」状態ですので、新車に塗るのはお勧めしかねます(;^_^A
もし、そのつもりなら、コンプレッサーを買ってきて、スプレーで周囲を養生した完全防備 でやるか、やはり、プロに任せた方が無難でしょう。

 丁度、日が照ってきて、塗った屋根と、塗ってないドアを触ってみました。驚くことに、その差は歴然、あったかいドアに対して、屋根はひんやり。
 次は、7kg缶(29000円)を買って、もう3回目の車検を迎えようかというVEGA(買って6年、もちろん屋根だけ)に塗ってみようと思う私でした(平成25年7月2日)。


 塗って1か月、カタログにも謳っている通り、汚れが付きにくいのも本当でした。マイナスイオンが・・・とか、静電気が・・・とかいう能書きはよく分かりませんが、いつまでも白い。ちょっと鉾がついても、雨が降ると翌日はまた白い! しかしそれ以上に、真夏日のホームセンターの駐車場で日影が恋しくなくなりましたd(^◇^)b。日影を求めて彷徨っている車を見ると「何やってんの?そんな暇があったら屋根にGAINAでも塗れよ」って思ってしまいます?←ウソ(;^_^A 。

 予想以上の効果に感激し、後日、荷室の床にも塗ってみました。
アクティはエンジンがコンパクトに収まっているのは良いのですが、荷室直下にあるため、この上で寝ると、冬暖かく(*^-^)b、夏は火炎地獄(*_*)です。以前、夏に備えてコット(キャンプ用のパイプベッド)を買ったのですが、嵩張るため、積むのがついつい億劫になります。
これを塗ってからは、エンジンをかけながらクーラーを入れれば、背中の熱さをほとんど気にせず、眠れるようになりました\(^o^)/。しかも静か!エンジンの今までの「ブーン」という排気音が聞こえにくくなった分、相対的にギアーの「サー」という音が聞こえてくるほどです。今年の夏までには、絶対VEGAを塗ってやるぞ〜!!!屋根だけにしとこっ(;^_^A(平成25年8月) 。

GAINA takeV

 かれこれ1年です。やっぱりこういうことになりました。
 当初から、時間の問題ではないかと、思ってはおりました。
 しかし、それは、やはり効果あっての決断です。決断を鈍らせなかった、一つの因子?は、く・・・くるまが25万円だったと言うことが、大きいでしょうか(^x^;)。

 初めて思いついたのは、昨年の暮れ、VEGAでスキーに行った際、雪や泥跳ねで、白いボディーが見事に小汚かったことです。小汚くて、薄汚い、もう何とでも言ってくれ、我が家の愛車!醜いと言うことです。熟成したバーコードを包むように、屋根から鼠色の氷となった滴の線が、幾筋も斜めに走っています。もう、感心してしまうほどに、立体的な小汚さ・・・。隣の泥色に着雪した観光バスが、きれいに見えま〜す(^x^;)。その時、ふと仰ぎ見れば、こんもりと雪の積もった屋根の下、GAINAを塗ったところだけは、雪のように・・・とはいきませんが、比較的!白い。遠方視によりさらにそれは明らかになります。そこだけなぜか、とても綺麗なのです。血塗られたガイナの行く先に・・・、じゃなくてガイナを塗ると汚れが付きにくいという都市伝説(゚Д゚;)?は真実でした\(^o^)/。

ガイナの塗装面を敢えて例えるなら、赤松の無垢材でしょうか。施工当初は、なんだか艶もないし、フローリングほどの輝きも、丈夫さもない。しかし、年月を経て、フローリングが紫外線焼けで白けたころ、付いた傷は質感の味となり、日焼けした褐色がさらに円熟味を増す。

今のは分かりにくい例なので、もう少し現実に即して言うと、やはり『漆喰の壁』が、好適例でしょう。漆喰は壁紙のようなバリエーションやモダンさもなく、質素で地味です。しかし、時を経て、壁紙に劣化が見え隠れする頃、漆喰は同じように、地味に白く、以前と変わらない健気な存在感を演じ続けるのです。
ここで、車に建築材なんぞを使うかどうか?まともな感覚の持ち主なら、もちろんNO!です。しかし、スペースシャトルに使われたというプライドを心の拠り所に、この艶消し仕様さえ気にしなければ、洗車フリーの状態で、ほとんど手を入れることなく、ある程度の美観が保てるのです。そして、表面の汚れは水垢のように固着はしないので、簡単に洗えば、ある程度は落ちる。腰痛や、肩関節周囲炎を惹き起こす、洗車という定められた労役に、ほとんど煩わされることのない、快適な(キャンピング)カーライフ?があなたを待ち受けているのです(^x^;)。
要するに、経年変化でくすんだガイナの白さとは、古民家、あるいは古い社の壁の白さと言えるでしょう。

うんちくはこのくらいにして、先ずは、実験第一号の登場です。VEGAに塗る前に、やはり、そこは25万円のアクティに、花道を譲りましょう。はたして、どうなることやら・・・。

 今度こそ、綺麗に塗りたい!! そこで、エアーコンプレッサーを買いました。昔、実家にあった物は『HITACHI』製のスーパーベビコン。今買えば10万円くらいするでしょうか?こんなものを、いつまで使うかわからない私のDIYのおもちゃにするわけにはいきません。そこはネット販売に着目!【シンセイ】というメーカーの中国製の安いやつが、ホース、エアーガン付きで1万5千円ほどで見つかりました。これは幾度か使いましたが、車内のごみを吹き飛ばすにはとても役立ちます。因みに、この手の廉価製品は、買うとき安くても、アフターサービスが無いことが多いものです。しかし、ここは大丈夫!!不幸にも先日、玄関で、コンプレッサーを持ったままつまづき、吸気口のエアフィルターを割ってしまいました。ダメもとで、メーカーに問い合わせたところ、代引き込みで1750円(WB−25L用エアフィルター:¥800、送料:¥650、代品代引き手数料:¥300)で即日、部品を送ってくれました(右写真)\(^o^)/。
 因みに、先日、タンクのドレーンバルブのパッキンを風圧で飛ばして無くしてしまいましたが、この部品も郵送対応してくれました。しかし、これは汎用品が使え、八幡ねじのオーリング P-4(内径3.8mm)サイズが合うことが分かりました。

 さて、今回は、塗装、スプレーガンを買わなくてはいけません。汎用品はノズル径1.3mmのものが、2500円ほどで出ていましたので、これを入手。本当は、ガイナのような粘性の高い塗料を塗るには、ノズル径2〜5mmが良いそうです。もちろんこれは、家を塗る場合の効率を見当に入れた口径でしょうから、今回は無視。

 車を周囲に物がない、裏庭の駐車場に移し、早速マスキング開始。最近は、マスキングシートといって、テープに30cm〜最大2mの透明シートの付いた便利なテープが売ってます。午後2時に始めたのに、慣れない作業で2時間もかかってしまいました。ここで【 重大なミス 】が発覚します。エアーガンを外したホースと、スプレーガンの接続が合いません!!!Σ(_□_ll)ガーン!この2時間の作業が水の泡に・・・。「コメリに行ってみればいいじゃん。」家内は気安く言いますが、この車では、もはや走れません。それにコメリなんかにあるかどうか・・・。「いいよ、私が車出してあげるよ。」もう、やけくそです。「多分ないよ。あんな部品は注文しなきゃあるわけないんだから。」ぶつぶつ文句を言うブルーな私をよそに、家内は涼しい顔です。

 「こちらになります。」(店長)
 「え?!あるんですか?」・・・さすがコメリ!あっぱれコメリ!!品数は少ないのに、マニアックなものが売っているのは、コメリならではです。そういえば、ガレージの改装のときも、絶対無いと思って見に行ったコメリに、削岩機はあったなあ。お母さんとコメリに感謝の一日でした。

 気持ち的には、もう、すでに今日一日の労働が終わった感じでしたが、さて、これからが本番です。ローラーで塗るときのような粘度では、ほとんどスプレーガンから出てこなかったため、ガイナは前回より水を多めに希釈します。1.3〜1.5倍くらいに薄めたでしょうか?とろとろ(〜さらさら)でした。水性のガイナは薄め過ぎると、塗装した時すぐに垂れてきて流れてしまいます。そのため、薄目に塗っては乾かす、この繰り返しです。結果、誰かのwebページにあるように、ガイナはスプレーで塗ってもざらざらの質感は残ります。しかし、ローラーや刷毛で塗るより、はるかに綺麗に仕上がりました\(^o^)/。問題は、この後。水性のガイナは乾燥しないうちに夜を迎えると、屋根のガイナが夜露で所々流れてしまいます。作業は日のあるうち、できれば日没の2時間前までに終えましょう(^x^;)。→後日、屋根は再塗装して事なきを得ました。

 さて、予想を見事に裏切り、かなりの美形。翌日は、気温21℃ながら、抜けるような五月晴れ。いつもなら、車内の温度がぐんぐん上がりますが、ガイナで防備したこのアクティ。しばし窓を開けることを忘れさせるほど、本当に涼しかったのは言うまでもありません。やはり、VEGAにも必須であるか、GAINA takeWに乞うご期待!(平成26:2014年5月3日)

アドグリーンコートEx と ウレタンクリア

 ガイナもアドグリーンコートExも同じ水性断熱塗料で、価格も一斗缶16kgでおよそ3万円。ガイナに至っては、NASAのスペースシャトル、JAXAのロケットなどに使われています。これらはもちろん建築材ですが、最近キャンピングカーや交通機関の自動車などに利用されつつあります。
 最大の特徴は、直射日光を受けた塗装面が熱くなりません。8月の炎天下では通常車の表面は熱くて触れません。車体が熱いのだから、車内が暑くなるのは当然です。ところがこの時期でさえ、丁度ぽかぽか陽気の4月頃の太陽の下、照らされたボディーの「ちょっと暖かいかなあ」と感じるときとほぼ同じ熱感です。逆に寒い時も同じで、鉄板一枚のバンの荷台はスノーキャンプの朝、蛇口が凍って水が出なかったり、真冬のスキー場でキャンピングカーのトランクを屋内から開けると、もう外と変わらないくらいの寒気が、格段に改善します。

このため我が家では、エアコンの室外機にも塗ってます。

 共通する注意は、シーラー(下塗り)は絶対に必要!ということです。これを省くと、数年後に塗装が剥げてきます。ローラーもしくはエアレス塗りを推奨していますが、エアコンプレッサーでも塗れます。その代わり、口径が通常の1.2mmでは塗料の噴射が弱いので、2.5mmほどのやや大きめの物が必要です。

【ガイナ】



【アドグリーンコートEx】


【10:1ウレタンクリア 関西ペイント PG80 SU】

(令和2:2020年4月10日)

リアゲート内装パネルの外し方と室内からのロック、ドアノブ作成

 キャンピングカーにとって、シェル(この場合は荷室)とは、内側から開け閉めができなければ、居住性半減です。特に夏、暑い盛り、中から開けたり、強い風や急な雨にハッチを閉める機会も多いものです。この車は、スタンダードグレードの軽バンゆえ、荷室はあくまでも荷室、内側からの脱出すらできません。これを何とかできないか?以前から考えておりましたが、この方のブログが本当に参考になります

 最近、中で寝ていると、どうも隙間風が気になる季節、思い切って、リアゲートのゴムシールを張り替えてもらったのですが(自分でやらなくて良かった。やってたら、半日がかりの、次の日、腰痛だあ(^x^;))、この時ついでに、内装パネルも外してもらいました。自分でやれば良いものですが、知らない車種ゆえ、どこから外していいものやら。二股のマイナスドライバーのような、パネルリムーバーというものを使って、ものの5分ほどで外してくれました。やはりプロに頼んで良かったことです。

 アクティのリアゲート内装パネルは、上が押し込み式の爪8か所下が鉄板切断縁に上から差し込む爪が5か所で固定されています。取り外し方としては、まず、上から隙間にリムーバーまたは、マイナスドライバーなどを差し込み、上の爪8か所を引っ張って抜きます。古い車は爪の金属が錆びていて、結構力が要ります。次に下の爪は鉄板の縁に差し込んであるので、パネル全体を上に引き抜くようにすると外れます。つまり、この操作をパネルの下の方からやると、差し込んである爪が割れてしまうので要注意です。

 さて、知っての如く、ドアを操作するロッドは、@ドアノブA 鍵の2本あります。ラッキーなことに、アクティのそれは、中央の見えるところに揃っており、非常にわかりやすい。室内から見て、@ドアノブのロッドは右から真下に、A鍵のロッドは、鍵穴の軸のカムから左側を中央下にかけて斜めに伸びています(写真、緑色の補助線)。外からキーを差し込まなくても、内側からの開放は、このロッド上下の軽い操作のみで可能です。
 パネルを閉めた時に、これをどこから操作するか?

 試案の挙句、と言うほどでもありませんが、@ドアノブのロッドはφ6mmで、ドアノブとの接合部より上が、約2cmほどネジを切った状態で余っています。ここに、4cmの長ナットを取り付け、さらにその上に約25cmのロッドを取り付けると、ロッドが延長されます。頭は窓枠に孔をあけ、出しました。取り付けたロッドはもともと何かの部品で、40cmほどの長ネジを取っておいたものですが、これを良い長さに切断し、ホームセンターで買った安物のダイスでφ6mmのネジ切りをしました。
 次に、A鍵のロッドですが、これが残念です。鍵穴のカムの固定部分で切ってありますが、それが上に20cmも伸びていれば、そのままロックボタンに直結できるはずです。おそらく、デラックスやワゴンなどはそんな構造になっているのでしょう。そこで、カムから右下方に延びているロッドに、白い針金ハンガーをワイヤーグリップで2か所固定。真っ直ぐ上に延ばし、同様に窓枠横に開けた孔から、出しました。先端は操作のため、丸めてあります(写真、ピンク色の補助線)

 仕上げは、リアゲートを閉める時の取っ手です。これは、助手席や、後部座席のグラブレール(アシストグリップ)で代用します。ハッチ中央向かってやや左寄りに付属のボルトと、裏側はワッシャーを入れたナットで取り付けました。グラブレール裏の金属突起は邪魔になるのでプライヤーで折ります。ここで、蛇足ですが、アクティのグラブレールは、まだ部品が残ってますが、ボルト部分の蓋が、もう欠品で入手不可能です。しかし、平成24年式のフィットのグラブレールの蓋の幅が一緒なので、この両端を1.5mmほど削れば綺麗に収まります(平成26年2月4日)。

リアゲート・ロック 匍匐(ほふく)前進的修正

 昨年2月、貨物車からの華麗なる転身を遂げるべく、リアゲートに中から開けられるよう、ロックと、ドアノブ(押しボタン)を作りました。
 ロックについては、良い方法が思い浮かばず、針金ハンガーを、ドア・ロックの操作ロッドに、ワイヤーグリップで固定しただけというものです。引き上げるときは比較的安定しているとして、押し下げるときは、どうしても針金ハンガーのたわみが出て、ちょっとしたコツが要ります。次回、きちんと修理することを前提に、応急処置と考えておりました。

 1年半経過した今頃になって、やはりロックの動きが悪くなってきました。針金ハンガーが中でたわんでうまく押せなくなっています。心機一転して、リヤゲートのパネル外しから。前回やっているので、お手のものです。コツは、上から外して、下は差し込んであるだけなので上に引き上げる。上部は金属のピンが咬んでいるため、潤滑剤(CRC-556)などを吹きつけながらピンを抜いていくとスムーズです。やはり、2本ほどポリエチレンの爪を折ってしまったので、後で半田ごてにセロファン紙を当てて、溶着修復しました。

 鍵穴の軸から、だるま型のカムを介し、その先端から、ラチェットのロック構造へプッシュロッドが延びています。当初の計画では、この鍵穴の軸のカムを外し、アルミの削りだしで、T字型の両方向へ延びるカムに作りなおすつもりでした。そして、シーソーのように、反対側の新たに延ばしたカムに、室内からのプッシュロッドを組み付ける構想でした。分解してみると、そのカム自体は、ポリエチレン製で、形成も大変そうでした。

 半ばあきらめムードのさ中、外部ハンドルを一旦外したことで、光が入り、ラチェット部のドアの下奥の構造が良く分かるようになりました。すると、ラチェット部で、ロックを開閉するカムに、もう一つプッシュロッドが取り付けられるようになっています。おそらく、この部品が、アクティ―ストリートなどの上級モデルと、共通部品となっているからなのでしょう。カムの反対側に孔が開き、ロッドを一緒に固定できるようなポリの部品が差し込まれておりました。

 このポリ部品は、当然、ドア内部のプッシュロッドを固定するためのものですが、おあつらえのものはありません。まず、このポリの部品で一番固定性が良いのは、どのくらいの太さかと言うことです。合わせてみると、なまし鉄線の#10(10番線)が、ピッタリでした。

 下部は、図の如く、カムとその部品に嵌るよう、約2cmほどL字型に曲げ、上は丸く輪を作り、こだわりで溶接しました。
因みに、この太さの針金は、ニッパーやペンチでは歯が立ちませんが、番線切りが要るほどではありません。ちょっと力は要りますが、プライヤーの奥の、ワイヤー咬みきり部分で、十分切れます。

 太めの鉄線なので、たわまず、作動は良好です(平成27年10月12日)。

ボディー内部の防錆処理とマフラーの孔塞ぎ

 初年度登録から19年の車です。最近、ボディーの下の方で、所々、内側から茶色くなり、錆び始めているのが分かります。
 手始めは、ボディー下の水抜き穴から、長ーい(50cm、フレキシブル)ノズルを差し込んで、『Noxudol (ノックスドール) 700 500mlエアゾール』で防錆処理をします。スプレーグリスのようなもので、空気(酸素)や水との接触を避けることで錆を防止する、ごく単純な方法です。

 6ヶ月点検に出したついでに、1度も開けたことのない、荷室の再度パネルを外してみました。外し方は、リアハッチのパネルと同じです。本来なら、上の方から引っ張れば、「バコッ」と外れるはずですが、爪が錆びていてなかなか外れません。爪は上列に4つ、中列両脇に2つあるので、隙間から潤滑スプレーを掛け、マイナスドライバーでこじって一つずつ外してゆきます。注意は、下列の固定は、上から差し込んであるだけなので、下から開けようとすると、樹脂の爪が折れてしまいます。

 中を見てやはり、約20年分の泥と埃が積もっています。幸運にも、錆はさほど進行していませんでした。周囲に飛び散らないよう、ビニールシートで養生して、昨年末、大掃除のために買った、高圧洗浄機で、奥まできれいにします。これも安物のくせに、ベランダの苔、網戸、窓のカビ、洗車に今回のボディーの泥と、軽くてかなり重宝するものです。

 作業中に、右後部の水はけが悪いことに気がつきました。ジャブジャブ溜まってきます。これではいずれ、錆の温床に・・・。やむなくボディー下に、6mmのドリルで水はけ孔を開けました。しかし、この後、マッドガードを外したところに水はけ穴があり、これがつぶれていることに気がつき、たがねで広げて解決。これらには、錆チェンジャーを塗っておきました。

 家のメンテナンス塗装(高圧洗浄のあと、中二日空けて塗装するそうです)で学んだ、中二日置いて、 染めQテクノロジィの防錆剤『必殺錆封じ』を塗装します。奥は届かないので、スプレーしました。

 ★ 防錆剤をご存じない方に解説します。錆はいくら錆止め塗料を塗っても、防錆剤を塗らなくては根本的な解決策にはなりません。いずれまた、塗料の下から錆びてきます。防錆剤というのは、赤さびを還元して、黒錆に変えることで、赤錆の進行が止まるものです。身近なものには、上記の『錆チェンジャー』、業者向けのものでは、染めQテクノロジィの防錆剤『必殺錆封じ』があります。

これで5年は大丈夫かなあ? 今回の収穫は、面倒だと思っていた、サイド・パネルの取り外しは、意外に簡単だった、ということでしょうか。

 もう一つ、平行してやった作業があります。
 6ヶ月点検で、マフラーの孔を指摘されました。錆を放置したのが原因です。マフラーは中古納車時に交換したので、いつまでも新品のつもりで油断していたのでしょう。しかし、既に6年です。海辺のキャンプ(オトーさん1人だけ楽しんできてゴメンナサイ(^x^;))や、雪国の雪道走行(融雪剤の付着)の後、小まめに下回りの高圧洗浄をしないと駄目と言うことです。次回、1年点検のときに交換してもらう事にしました。

 しかし、最近音が大きくなってきました。車はポンコツなのに音だけスポーツカー(^x^;)? このまま放置すれば、もはや中年いや初老 暴走族です。整備不良で捕まったりしたら、これまで20年間、停止線できっちり止まっては追い抜かれ、煽られても、幅寄せされても、制限速度+10km/h(←これはメーター測なので、ほぼ実測上の制限速度ということ)で頑張ったゴールド免許が泣くになけません。話それますが、その意味で、『交通ルール遵守』ということは、もはや人の感情や迷惑さえ顧みない、ストイックな性格でないと、到底遂行できそうもないということが、モラルとルールが矛盾するようで仕方が無いのですが(^x^;)・・・。

 あと数ヶ月間、塞いでおかなくては。孔は40×7mm、外側下向き45°。マフラーは鉄、とりあえず、溶接で肉盛りしてみます。
 しかし、溶接と言うもの、施工部が下向きの場合、溶けた鉄は、ボタボタとほとんど垂れてしまいます。おまけに、素人が100V溶接をする場合、孔は余計大きくなったりして(;^_^A 。

 日を変えて、再挑戦。本来であれば、マフラーを外して、きちんと溶接部を上に向けて施工するのが正攻法です。しかし、ピット無しには狭いアクティーの下、潜り込めません。
 苦肉の策が、以前とっておいた、不用品のホーンステーを、マフラーの孔の下部から、ビスで固定。これで、溶けた鉄は下に垂れません。ここから延々と肉盛です。スラグも混じっていたでしょうが、そんなことはお構いなし。とにかく孔を塞ぎました。次回、点検日までの応急処置です(平成29年9月10日)。

 先日、某ディーラーで、平成10年式アクティ・バンV-HH4の廃車を宣告されました。ジャッキアップ・ポイントが腐食し全て潰れているため、次回は車検整備できないと言うのでした。  板金屋に問い合わせてくれたのは良いのですが、当初『60万円以上』と言われた費用が、見積もりの段階で、『修理できない』との回答でした。21年使用され、走行距離17万キロの中古車ゆえ、後々のトラブルを避けるための回答なのでしょう。やむなく、自ら修理する事にしました(平成31年8月30日)。



アクティのLED化(HH4のウインカーリレーは何処にある?)

 まず手始めは、車内室内灯でした。この暗さ、不便さ、触った時のランプの熱さはたいてい誰でも知っています。火傷しそうな温度は、いかにも発光効率が悪い証拠です。かつて、トラックのキャビンで、蛍光灯が流行ったのも頷けます。

 ある日、たまたま目にしたLEDヘッドライト・バルブの広告で、ハロゲンランプの消費電力が如何に多いかを知りました。軽自動車でも左右で100Wをゆうに超えます。これでは、夜ばかり走ったとして、すぐにバッテリーが上がりそうな気がします。一方、LEDはというと・・・一個で30W、左右で60W。しかも放熱のファンだの、大きなコントローラーだのと、まだ開発途上の感が抜けません。

 それでも、豆電球類は、十分省エネ、取り換えも簡単なので、切れたり、メンテナンスの度に、少しずつLED化していきました。

 ポジション、ブレーキランプやバックランプと異なり、ウインカーのLED化はちょっとした細工が必要です。周知の如く、ウインカーには、ウインカー・リレーなるものがあります。例の『カッチッ、カッチッ・・・』というやつです。これは、ランプの電気抵抗(リレーを通る電流)に依存しているため、LEDに交換した場合、抵抗値が変わり、リズムが早くなってしまうそうです。これを防止するのが、ハイフラッシャー(ハイフラ)防止装置というやつで、ウインカーランプの回路に並列に、3Ωほどの抵抗を咬ませるか、LED用のウインカーリレーに交換するという方法があります。我々素人にとって、ウインカーリレーの在り処など、見たことも無いので、一見すると、ランプに並列に抵抗を咬ませる方が簡単な印象を受けます。しかし、抵抗を咬ませることで、結局、抵抗から発熱し、使用電力は、変更前と大差ないようです。ただ、LEDランプに換えたというだけになってしまいます。

 そこで、正攻法と思われる、LED用のウインカーリレーというものを選択しました。これは、ランプがLEDだろうが、ハロゲン球だろうが、一様に、同じリズムで点滅させるものです。ネットで調べると、我が愛車の旧式アクティ(形式HH4)は、3極の一般的なタイプでした。値段も1200円ほどです。

 はじめは、リレーがどこにあるのか、探すことからです。ハザードを付けると、すぐ『カッチッ、カッチッ・・・』と音がしだすので、これを頼りに探していきます。最近の軽トラは、運転席下にある物が多いようですが、この形式HH4は、どうやら、助手席足元から聞こえてきます。間もなく、助手席足元のラックの奥にあることが分かりました。ここに、リレー類が数個まとまって取り付けてあります。触って確かめると、確かに『カッチッ、カッチッ・・・』響いているものが、奥の方にありました。
 固定している3本のビスを外すと、ラックが外れ、リレーの束が見えるようになりました。目的の、ウインカーリレーは、エアコンファンの隣、右奥です。これを固定している10mmナットを外すと、写真のように、茶色いウインカーリレーが出てきます。左右の爪を広げ、リレーを抜くと、端子形状は、入手したLED用リレーと同じでした。しかし、これは、現在のホンダ車用に作ってあるため、ソケットが狭く、入りません。そこで、うまく適合しなかった時のために買っておいた、3本の延長ハーネスで接続し、本体は、空いているスペースに、両面テープで固定します。ノーマルのハロゲン球でも、見事、同じリズムで点滅しました。

 ラックを戻し、後は、ランプをLEDに交換するだけです。交換後も、全く問題なく点滅したのは言うに及びません。 参考までに、標準ランプと、交換したLEDランプの対応表を下に提示します。

ヘッドライトのLED化(車検OK!!本当だった『車検対応』)

 ★★★ 平成28年12月、メーター球以外は全てLEDになった状態で、車検は問題無く通りました\(^o^)/。

 先の理由で、ヘッドライトのLED化は、もう数年待ってから、と思っておりました。
 しかし、このジャンルも日進月歩、いまだ冷却ファンが主流で、おそらく、実際、この方式が優れているからなのでしょうが、近頃、ファンレス(冷却ファンが無い)というものが台頭しつつあります。ボンネットのある車ならいざ知らず、ヘッドライトの後部スペースがほとんど無く、しかもその場所が、吹きっさらしの雨ざらしになる、軽トラ(アクティ)乗りだからこそ、の悩みです。
 ファンレスというキーワードを注手に、探してみると、意外にも種類豊富であることに気付かされます。
 特に目を引いたのは、とあるメーカー20W(左右40W)、小型コントローラー、車検対応、という文言でした。2本セットで2万円弱
 『軽トラ乗り殺し』のこの文句に、目が眩み、騙されたつもりで、遂に買ってしまいました。ファンの無い分、まるでUコン飛行機の2サイクルエンジンのような、薄く幾重にも張り出した冷却フィンが、機能美を呈しています。

 取り付けはいたって簡単、ネット広告の如く、ハロゲンバルブ交換と大差ありません。唯一の加工は、防水ゴムの中心部の孔を拡げることですが、これも、鋏を使って、2〜3分でできます。もちろん『防水』と銘打ってありますが、用心深い私は、配線がバルブから出てくるところと、コントローラーのつなぎ目を、念のためシリコンコーキングしました。勿論、コネクター接続部分は、今後、交換など外すこともあるので、テープを巻くだけです。
 点けてみると、寒冷色特有の白なので、日中はあまり明るさを感じません。しかし夕暮れを迎え、あたりが暗くなってくると、60Wのハロゲンに勝るとも劣らず明るい!! 左右で2400ルーメンなので、換算(W ≒ 0.057×lm+12.2)すると、約150W(片玉75W)。カットラインも、最近の新型車の比ではありませんが、なんとか明暗分かれていました。本当に車検対応か?こればかりは、1年後に訪れる車検を、経験してみないことには分かりません。

【 ルーメン⇔ワット対応表 】
ルーメンワット
170 lm20 W
325 lm30 W
485 lm40 W
810 lm60 W
1520 lm100 W
2400 lm150 W
3330 lm200 W
     が・・・、

 平成27年10月22日、ホンダの代理店ホンダ・カーズの1年点検に出した際、光軸調整(4800円)もしてもらいました。帰りの道が、明るいの明るくねえのって! 運転してる自分まで、こんなに眩しくて良いのかなあ? まあ、話半分で聞いてくださ(;^_^A 。

 サービスの担当者が言うには

「だいぶ、下向きになってましたねえ。」
ところで、このライトで車検は通りますか?
★★★ 車検は、問題無く通ります ★★★。ただ、以前の車は、カットラインが甘いので、ラインの上にも多少光りが散乱するタイプなんですよ。社外品のHIDだと(実際はLEDですが・・・(^x^;))もしかしたら、対向車からパッシング食らっちゃうかもしれませんねえ(ハイ・ビームにしていると間違えられる)。」
とのことでした。でめたしでめたし。



 尚、最近、国産の自動車純正部品メーカーである小糸製作所からも、『ヘッドランプ専用LEDホワイトビーム』なるものが、発売されたので、一見の価値があります。通常のハロゲンランプを作っていただけに、カットラインはすっきりしていることでしょう。こちらは、片玉あたり11Wだそうです。

光軸のはなし

 バルブが変われば、当然、光軸の調整が必要です。
 車検の基準は、ハイビームにして、10メートル離れた壁に当て、ライトの位置から光軸の中心が、左右はともに27cm、上は10cm、下はライトの高さの1/5まで、の範囲で収まることが条件だそうです。
 低年式アクティ・ユーザーの方なら分かってくれると思いますが、この光軸調整の部品(33130-SJ8-305)が、経年変化で壊れてしまいます。

 これを、良いアイデアで修理した方がいるので、私も真似してみましたが、旨くいきませんでした。きつく締めたつもりでも、調整しているうちに、いつの間にか緩んでしまうのでした。この方は、M6鍋型 50mmネジを使い、樹脂歯車にも、タッピングでネジ切りしておりますが、私は手を抜いて、M5の細いネジを使って、歯車側にはタッピングも切らず閉めこんだためかも知れません。
左は釣りの鉛重り、右がホワイトメタル  それならばと、石膏ホワイトメタルを用意しました。このとき初め、を買いました。中学生のころ、鉛を溶かして、コインを作ったことを思い出したのです。しかし、後になって、鉛(融点327.5°C)よりもホワイトメタル(「スズ」「アンチモン」「銅」「鉛」の合金、融点は200°Cくらい)の方が、融点が低いので加工しやすいことが分かったのです。歯車の型を取り、M6ボルトの周りにホワイトメタルで鋳造してやろうと考えましたが、ディーラーへ行ってみると何のことはありません。この部品、今でも、入手可能(33130-SJ8-305)だったのです(右写真、黄色い部品はジャッキの収納庫の固定具、こんな物まで在庫のあるホンダはエライ!!\(^o^)/)。

 因みに、正面から見てライトの外側の調整ネジが、上下(左回しで高さが上がる)内側が左右でした。

 もう一つ、ライト内部が汚いのですが、拭くに拭けません。ライトの継ぎ目をどうやって分解したらよいか?さんざんネットで調べた結果、『ライトの殻割り』という言葉がキーワードのようです。『殻割り』という言葉を知らぬがために、いくら『分解』で検索しても出てこないわけです。レンズの内側を綺麗にするのは、今後の課題です(平成27年9月6日)。

P.S. 下記のフロントのサイド・ウインカーの、T10ハイパワードチップは、白色ではウインカーレンズを通す光が黄色になってしまい、車検が通りません。買うときは、アンバーを指定してください。

【 ホンダ・アクティー 年式:H2.3〜H11.5 車両型式:HA3、HA4(トラック)・HH3、HH4(バン) 】
場所補足プラグ形状定格LED規格LED消費電力
ヘッドライトLo/HiH4 Lo/Hi12V60/55WスフィアLED H4 コンバージョンキット20W×2
ポジション(車幅灯)-T10(ウェッジ球)12V5WT10-20LED0.8W×2
ウインカーフロントS25(ピン角違い150°)12V(16W)18WS25ピン角違い-SMD24連2.2W×2
ウインカー前・サイドT10(ウェッジ球)12V5WT10ハイパワードチップ アンバー0.1W×2
ウインカーリアT16(ウェッジ球) 12V(16W)18WT10-SMD25連0.8W×2
ウインカーリレー助手席ラック裏3ピン-ハイフラ防止 ウインカーリレー18W×1
ブレーキ/テール-S25ダブル(ピン段違い180°)12V27/5WS25ダブル-SMD24連2.2/0.4W×2
バック-T16(ウェッジ球)12V16W(18W)T10/T16 5W アルミヒートシンク5W×2
ライセンス(ナンバー灯)-T13(ウェッジ球)12V8WT10-20LED0.8W×1
ルームフロントT8×28(ウェッジ球)12V5W3x8白色ルームランプ-SMD24連2.96W×1
ルームリア(バンのみ)T8×28(ウェッジ球)12V5W3x8白色ルームランプ-SMD24連2.96W×1

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ホンダ アクティバン

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