千葉県・全国のキャンプ地・温泉案内

ご覧頂きましてありがとうございます(*^_^*)
ホーム ハイエース indiana TR-4 ZIL520 VEGA ボートトレーラー トレーラーの運転 パジェロミニ アクティ号

Indiana インディアナ TR−4

 平成14年10月に大阪在住の前のオーナーからYahooオークションで買った物です。17年1月に新車入れ替えのため手放しました。コンパクトで小さな割には、生活をするにあたっての一通りの設備が備わっており、狭い部屋の中にいると茶室のような独特の安堵感があります。 屋根やクーラー、シャワールームの水漏れ修理、外装の塗装、内装の棚を作ったり、クローゼットのドア設置など、今のところ、これが、一番手を掛けた愛着のある車です。譲渡の際、専用の取扱説明書まで作ってしまいました。

牽引可能なキャンピングトレーラ等の車両総重量の計算

クーラー漏水修理奮闘記



以下は平成15年、Yahooオークションに出品当時の文章です

 「アメリカ製、サイズは長さ439X幅198X高さ247cm、重量690kg、牽引免許は不要で普通免許で乗れます。複数オーナー( 前オーナーは5人程のグループで所有していたので、実際には3代目だと思います)、簡単な取説あります。 装備:キッチン(プロパンガス・水道)、ガスボイラー(点火、温度調整は屋外からの操作になります。)、FFヒーター(室内のスイッチで自動点火、室温調整も含め室内からの操作になります。)、冷蔵庫(ガス、12Vの2ウェイ、ガスを使用した場合、夏でも2Lペットボトルの氷が2日間残っているほど良く冷えますが、製氷室はありません。点火は屋外からの操作になります。)、カセット式トイレ・シャワー(給水タンクは清水タンクの160リッターにボイラーの20リッター合計余裕の180リッターもあるので、浜辺など水のないところでも、我が家は大人2人、子供1人が毎日シャワーを使って2〜3日過ごせました。)排水タンク(グレータンク)はもともとありませんので、排水は車体下に流れます。ラウンジは上部折りたたみ式の2段ベットで就寝定員大人4人(大人2人、子供3人くらいまで可能)、背面のクーラー前に液晶テレビ付き。背面スペアータイヤ、電磁ブレーキ式、走行充電システム、天井ベンチレーター(屋根にフードがあり雨の日や走行中も換気ができます)また、各窓、ドアには網戸があります。タイヤホイールやシャシーに多少表面の錆びあり。右フェンダーに小さな破損あり。サイドオーニングはテント地に一部破れがありテープで補修してあります。サイドオーニング脚の前方車体取り付け部に破損ありますが、ディーラーで修理しております。また巻取りのスプリングがかなりへたっており、一応使えますが、サイドオーニングをよく使う方なら将来的には交換したほうが良いでしょう。ディーラー純正品のリアクーラーが付いており100V電源で稼動、平成16年9月に神奈川県のディーラーでオーバーホール、ガスチャージしたため良く冷えます。ホンダの発電機EU9i(出力900VA)で使用可能です。後部にバックアイカメラがあるため、運転席からも後方の視認性良好、誘導がなくてもバックができます。ただし、運転席にモニターが必要です。当初、カメラとモニター間の配線は、テレビアンテナを利用した無線式にしていたのですが、地方によっては2チャンネルにNHKが入っていることもあり感度が悪かったため、現在は車体後部にオーディオ用のコネクターピンを出し、接続式にしています。ライト類の配線コネクターは7ピン式、配列はJIS規格(標準)です。バッテリーは平成16年1月、大容量の115Aメインテナンスフリーに交換。屋根に5Wのソーラーパネルがあるため長期間使用しなくてもバッテリーが上がることはありません。その他、充電は走行充電と、外部電源より充電できます。室内にAC100V、DC12Vコンセントあり。外壁フロントパネルは色あせのため、オリジナルのステッカーを剥がし、白で塗り替えてありますが塗装面に少々ひび割れがあります。塗装皮膜のみなので水漏れなどの支障はありません。床、壁等の木部に腐りありません。屋根、水回りを含め、雨漏り、水漏れはありません。室内内装の前壁に幅5mm、長さ約5cmのひび割れがあり、シリコンパテで補修しておりますが、特に支障はありません。プロパンガスはアルミの8キロボンベを1本お付けします。残量メーターが付いてます。ラウンジのテーブルの高さが標準と違いますが、標準ですとテーブルが高過ぎ、また、テレビの台が当るため約3cm下げました。立ち座りに問題ありません。シャワー、トイレ、冷蔵庫、ボイラーは毎回使っておりますが、毎回きれいに掃除してあります。水道は清水タンク(160リッター)およびシティーウォーターサプライといって、外部水道に直結できます。車体左側には車内からも出し入れできる収納があり、キャンプテーブルなどの用品を入れるのに便利です。 このトレーラーは平成14年10月に大阪在住の前オーナーより110万円で購入しました。当時、引き取りの際、電磁ブレーキコントローラーは私の牽引車に付いておりませんでしたが、気をつけて走れば問題ないと言われ、大阪から福島県まで高速道路を時速70kmで牽引して来ました。電磁ブレーキは牽引車側にコントローラーが必要です。電磁ブレーキの長所は運転席から微調整でき、また利きが確実なこと、バックで坂を上るときも慣性ブレーキの場合のような解除の操作が要らないことです。一度付けておくとトレーラーを選ばず便利です。店によって2.5〜8万円で取り付けてくれますが、神奈川県平塚市のインディアナのディーラーなら工賃、品代込みで約2万5千円で付けてくれます。因みに、走行充電は1万円でした。 事故歴、走行中のブレ、共になし。私は以前、福島県に単身赴任中、月に2回ほど、千葉県まで約320kmの道程を時速80〜100kmで走行しておりましたが、走行状態は非常に安定しておりました(ちなみに法定速度は80kmです)。牽引にはC級(750kgまで牽引可能)のヒッチメンバーが必要で、ヒッチボールは2インチ(直径約5cm)です。重量の関係から軽自動車での牽引はできません。 当方は、この度、ディーゼル規制のあおりと駐車スペースの都合で自走式に買い替えのため、出品することになりました。いろいろ手を加え、丁寧に使ってきたつもりですが内装外装とも年式相応だと思います。ヘッドはハイエーススーパーロング4WDキャンパー(平成6年式、形式U−LH129V、エンジン形式3L、2.77リットルで牽引していました。車検上すでに牽引登録してある車は、三菱:Q-P25W改、U-FK417JK、トヨタ:S-HPJ81V改、GF-UZJ100W、E-UZS131、U-LH129V、日野:U-RH1WFAAです。 車検は平成17年9月まであります。車検の費用はディーラーに依頼して4〜5万円くらいだと思います。車検時 重量税¥12600 自賠責保険¥5210 自動車税は各都道府県で違いますが約¥10000ですので、大変経済的です。車検は自分で持ち込めば3万円でお釣りが来ると言われますが、ディーラーに言わせるとトレーラーの場合、経年で重量が微妙に変わるそうなので、ユーザー車検は結構大変だそうです。 即決等は考えておりませんので、オークション上での落札をお願いいたします。現車確認後のキャンセルは構いませんが、その際、落札手数料は御負担ください。また高額なものなので、極力落札前に現車確認されますことをお勧めします。尚、落札された方は、なるべく御自身での引取りをお願いしたいと思いますが、場所、事情によっては当方が、実費プラスαで持っていくことも検討いたします。詳細は、Q&Aでお問い合わせください。お支払いは基本的には、商品・書類と引き換えに落札金額を頂きます。落札価格に、消費税、システム手数料等かかりません。ただし、名義変更までの保証金として、5万円お預かりさせてください。名義変更終了後、お返しいたします。以上、よろしく御願い申し上げます。

雨漏り、水漏れなしと記載しましたが、背面のクーラーに、洗車などで多量の水がかかると翌日、車内にわずかに水分がにじんでいることがあります。本年9月にディーラーでクーラーを取り外しオーバーホールの際、水漏れ修理してもらいましたが、その後の確認はできていません。中古トレーラー所有者には分かりますが、この類の車両は、経年とともに、外装の水垢、微妙な雨漏りとの戦いで、オーナー自身による定期的な補修が必要です。しかし一般的には売り出しの際、そのことに触れていないケースが多いようです。何れにしろ明らかな雨漏りは今のところありません。」

クーラー漏水修理奮闘記

インディアナ TR-4  〈自分流〉 取り扱い説明書

保管

 駐車スペースでの保管中は、清水タンク内の水を抜き、長期間乗らないときはボイラーの水も抜いておいたほうが無難です。特に、ボイラーの水は夜間に気温が零下になる厳冬期には凍結による破損防止のため、必ず抜いてください。バッテリーは、日なたであれば基本的にはソーラーパネルがあるので、上がることはありません。ただし、同様に長期使用しないときは、ときどき室内のライトをつけてみるなどしてチェックしたほうが良いでしょう。ガスの元栓、シンク前にある給水ポンプのスイッチを切っておくことは言うまでもありません。サイドブレーキは確実に引いておきます。

準備

 出発前の準備は特にありません。よく、数時間前に冷蔵庫のガスを付けて置くと、出発するときには良く冷えているので良いなどということが言われますが、実際には冷蔵庫に一緒に氷らせた2リッターのペットボトルを入れておけばすぐに十分冷えます。冷蔵庫は庫内が結露するので一番下に清潔なタオルを一枚敷いておくと良いでしょう。給水設備の無いところへ行く場合はタンク(160リッター)に水を入れておいたほうが良いでしょう。先ずトレーラー右側ソファー下の前方扉を開けタンク下のコックが縦(トレーラーの方向と平行)になっていることを確認します。この状態でタンク排水パイプのコックが閉まっている状態です。もしボイラー(20リッター)が空の場合、給水しながらある程度タンクに水が入ったところでシンク前にある給水ポンプのスイッチを入れ、水道の湯(左)の蛇口を水が出てくるまで開けておくと、ボイラーの中まで水が充填されます(計180リッター)。終わったら給水ポンプのスイッチは切っておきます。一般的には、トレーラーの運行時はなるべく荷物を積まずに軽くして牽いてくださいといわれます。これは、ヒッチに負担を掛けないという意味で正論です。ただし、当トレーラーの場合、給水することでヒッチへの荷重が軽くなりますので、個人的にはいつも出発の際、給水タンクを満タンにしておりました。ただし静止時の荷重が軽くても、揺れの多い道を走行する場合は、やはり重量が大きいほど慣性モーメントの関係でヒッチに荷重がかかることは言うまでもありません。

接続

 ヒッチボールのキャップを取り、少量のグリースを塗布します。バックでモニターがある場合はカプラーの真下に、モニターが無ければ近くまでバックして、舗装された平地であればジャッキに車輪をつけた状態で一人で押して容易に移動できます。このとき、カプラーをヒッチボールより少し上げておかないとぶつかるので注意です。ジャッキを下げてカプラーを下げ、ヒッチボールがカプラーの中に入ったことを確認し、ロック、ロックピンを掛けます。このときトレーラーのサイドブレーキを解除すると入りやすいでしょう。確実に、ロックされているかを確認するため、カプラーを一度持ち上げてみると良いでしょう。これを怠ると、走り出して間もなくカプラーが外れることがあります。車輪を外し、ジャッキはいっぱいまで引き上げます。平地なら車輪を付けたまま走行することもできますが、車輪が接地するような凹凸のあり場所を走行すると車輪を破損するので、車輪は必ず外してください。緊急ブレーキのワイヤーを牽引車のヒッチメンバーのピンに掛ける。7極ピン(電磁ブレーキ配線込み)、走行充電ケーブル、バックモニターケーブルを接続。セイフティーチェーンを接続し、外れないようにテープや錠などで固定します。外部の各扉が確実に施錠されているか確認します。閉まっていないと走行中に風圧で破損します。キッチンの外側にある換気扇扉も両側の止め具でロックします。

出発

 エンジンをかけたら出発前にトレーラーの灯火類のチェックをします。トレーラーのサイドブレーキが解除されていることを確認します。サイドブレーキは坂で無い限り牽引車と接続した時点で解除しておくと良いでしょう。ヒッチメンバーの取り付けボルトに緩みやがたが無いかなども確認しておく必要があります。

運転

 実際にキャンピングトレーラーを運転してみると、内輪差はほとんど無いし、交通安全のお手本のような急発進、急ブレーキ、急ハンドル禁、以外、通常走行とはあまり変わりありません。高速道路を長時間走っていると後ろに牽いているのを忘れてしまう程です。ただし、ラフロードを含め揺れの多い道路ではヒッチが傷むことを懸念し非常に気を使います。それゆえ、いかにしっかりしたヒッチメンバーを装着しているかということはトレーラーを牽き始めて分かることですが、非常に大切なことです。私の乗っている車に付いているヒッチメンバーは某メーカーの、フレームを長いボルトで大きく上下に挟むタイプであるため、しばしば緩みます。(通常のメーカーでは、短いボルトで左右に挟み固定しているので緩みません。)ボルトを時々締めなおしますが、それでも4ヶ月に一回くらいの割合でボルトが折れます。そのため、私はスペアのボルトをいつも5〜6本持っていて、ツーリング先でもその都度、ボルトの交換を余儀なくされ、揺れの多い道路では冷や冷やしながら通行する有様です。キャンピングトレーラーを牽くのであれば、間に合わせの物でなくしっかりしたものを付けてもらうべきでしょう。
前進に対し、バックはかなり趣が異なります。両サイドミラーを見ながら、トレーラーの車体側面が映ったら移った側にハンドルを45°程切ってまっすぐに戻すといった感じです。道路の左側にある車庫入れを例にとると、牽引車の1/3が通過した時点で右にハンドルを半回転ほど切りながら10m程進み、車全体が右に30°程の角度がついた時点で更に左に1回転ほど切って5m程進み止まると、牽引車がトレーラーに10°位の角度がつきます。そこで、右に1回転程切ってバックし始めると更にトレーラーと牽引車の角度が付くため、牽引車が丁度、左に切った前輪の様になって全体が左に曲がる準備ができます。今度は左に数回切ってゆっくり曲がりながら入っていきます。ある程度のところで左にいっぱいに切ると、だんだんトレーラーと牽引車の角度がまっすぐになるのです。文章に書くとこんな感じで、何とまあ煩雑な操作だろうと思われますが、実際慣れてくると丁度、ヨットのタックやジャイブのような一連の操作です。だいたい3ヶ月もすると要領を得てくるもので、毎度の車庫入れはゲーム感覚で楽しくなるでしょう。
走行中はバッテリーにより冷蔵庫を稼動させることは可能ですが、バッテリーの電気の消耗を考慮するとおすすめできません。

 バックモニターの配線は車体後面左下のライト取り付け部より車内に入り反対側に回って右ソファー内部を通過、メインシステムがクローゼット内に置いてあります。そこからモニターに接続するシールドがシンク下を通り車体前部に抜けます。バックモニターへの電源供給はスモールランプと連動しておりますので作動させるときはスモールランプのスイッチを入れます。

 クーラー上に取り付けられた赤色灯はハイマウントストップランプなのでブレーキを踏んだときのみ点灯します。バックモニターで見ると、このハイマウントストップランプが地面に投射された位置がほぼ車体の幅に一致するため、バックのときの目安になります。

セッティング

 トレーラーを止めたらセッティングします。

一人泊の場合
ヒッチにかかる荷重はさほど重くないので多人数のようなきちんとしたセッティングをしなくても坂道で無い限り牽引車のサイドブレーキを引いただけでも宿泊可能です。

多人数の場合
ヒッチにかかる荷重が大きくなるのできちんとしたセッティングが必要です。まず牽引車のサイドブレーキを引いたら、トレーラーのサイドブレーキも固定、ロックピンを外しカプラーを解除します。ジャッキの下に車輪(通常は外部収納に入れておく)を付ける、もしくは角材(12×12×20cmほどのものをプロパンガス収納庫内に一緒に入れておくと便利です)を置き、ジャッキをトレーラーが前後でほぼ水平になるまで上げます。ほぼ水平になった位置からジャッキを3回転ほど下げ、後部の折りたたみ脚を地面いっぱいに伸ばします。ここでさきのジャッキを下げた分だけ元に戻すと地面にきちんと固定できます。カプラーを解除した場合、後部の折りたたみ脚は必ず設定しないとダイネットに数人でに座った際、トレーラーが転倒することがあります。
ここまでの設定が面倒な場合、簡易な方法としてトレーラーのサイドブレーキを固定したら、カプラーは解除せず、ジャッキの下に角材を置き、ジャッキをヒッチに荷重がかからない程度に上げます。ただし、この場合トレーラーが水平にならないので、車内で多少違和感があることとシャワールームの排水がやや不良なためワイパーでかき出さなければなりません。重量の関係からせいぜい2〜3人まででしょう。

宿泊地がキャンプ場の電源サイトなら車体右にある外部電源コンセントをつないで下さい。
シャワールーム、シンク下に小さな穴を掘っておけば水はけも問題にならず完璧ですが、通常はここまで必要ないでしょう。

宿泊

 中に入り、クローゼット下のコンバータースイッチを、通常泊なら12V、電源サイト泊なら100Vにします。サイト泊の場合こうすると車内の12Vのライト類も全て100Vより供給されるためバッテリーを消費しません。シンク前の給水ポンプスイッチを「on」にします。
外に出て先ず、ガスの元栓を開放すると、残量計の圧が上がります。この時点ではまだ管内のプロパンガスは抜け、エアーに置き換わっているので、再び部屋に入りキッチンのコンロを全開にしチャッカマンで点火し続けます。コンロは自動点火ではないので点火にはチャッカマンなどが必要です。移動する際、ガスの元栓は必ず閉めてください。

両方のコンロに点火可能となったら、外へ回り冷蔵庫を点火します。走行中にバッテリーを使っていた場合、スイッチを切ります。ガス栓を「off」から「high」にして押し続けた状態で点火ボタンを押します。ただし、ガスが管内から抜けているとなかなか付かないので、点火状態確認窓からチャッカマンを差込み30秒から1分ほど付け続けた方が早く付きます。火がついてもガス栓は30秒ほど押し続けないと安全装置が働き止まってしまいます。手を放し点火状態確認窓から火が消えていないことを確認し点火終了。火力は「high、medium、low」とありますが、通常は四季を通じて「high」で良いでしょう。移動する際は必ず切ってください。

次にボイラーの点火をしてシャワーや炊事の支度に備えます。厳冬期などボイラーに水を入れないようにシンク下の水栓で「bipass」させておくことができます。つまり、湯の出る蛇口からも水がそのまま出ます。このままでは、ボイラーが空焚きになるので必ずボイラーに水が入っていることを確認してください。先ず、さきのシンク下の扉を開け、水栓切り替えレバーが「bipass」ではなく「normal」になっていることを確認します。自分から見て文字が倒立でなく正立で見える向きでその状態です。次に、ボイラーのエア抜きをします。シンクの湯(左)の蛇口を解放し空気が出続けるようならしばらく開放のままにします。1分ほどで水が出るようになるので蛇口を止め完了です。通常は、出発の際、タンクに給水しておく段階でやっておくと便利です。外へ回りボイラーの蓋を開け、青いガス栓を「off」から「on」を通過し「pilot」の位置で手を放さずひねり続け栓にトルクをかけたまま、チャッカマンで口火を着けます。このときも管内のエアが抜けガスが入ってくるまで時間がかかるので、点火できるまで1分ほど着け続けます。口火がついても青いガス栓の手は冷蔵庫のときと同様にしばらく離さずひねったままにしてください。30秒ほどで点火が安定しますので、手を放しても口火が消えないようなら「pilot」から「on」に回すとメインバーナーが点火します。ボイラー中央部の何も書いていないレバーが温度調整です。中ほどのポッチが標準温度ということだと思いますがもちろん温度は季節で変わります。右に倒すと低音、左に倒すと高温になると思いますが、ある程度温まったところで低音に側に倒すとサーモスタットが働きメインバーナーが消えますので確認できます。温度が高すぎる場合、蛇口でも調整できますがはじめから適温に設定しておいたほうが便利です。外部のカバーは閉めると場合によって、火が消えてしまうことがあります。風が強くない限り、ボイラー作動中は閉めないほうが良く燃焼します。ボイラーの構造は丁度、風呂釜のようになっていて、湯を使うと少しずつ水が入り温度が下がってきます。ある程度下がったところでサーモスタットが働きバーナーが自動点火する仕組みです。移動する際は必ず切ってください。

冬季ならFFヒーターを着けます。FFヒーターは全て車内から操作できます。クローゼット横にある白い箱がコントロールパネルです。底面のやや硬いレバーを「off」から「on」に切り替えると15秒ほどするとクローゼット下のヒーターのファンが回り始めます。10秒ほどするとカチカチと自動点火の音がし始め、点火すると自動的に点火音は止まります。温度調整はコントロールパネル上面のレバーでできます。サーモスタットが組み込まれており、一定の温度になると自動的にファンが停止、室温が下がると再び自動点火します。サーモスタットの目盛りは正確ではないので、上部に貼り付けられたハローキティーの温度計を参考にしてください。バッテリーの電圧が下がった場合、点火、消火を繰り返し、そのうち自然に消火してしまいます。プロパンガスが燃料のため、トレーラーを毎日使ったと仮定した場合、夏季は3週間ほどもつのに冬季はプロパンガスが5日〜1週間ほどでなくなります。移動する際は必ず切ってください。

クーラーは外部電源コンセントをつないでいると使えます。当然ながら気温が低いとファンは回ってもコンプレッサーが回らないので冬季には作動確認できませんが平成16年9月に、神奈川県のディーラーでオーバーホール、ガスチャージしたため良く冷えます。容量からぎりぎりですが、ホンダEU9i(出力900VA)で使用可能です。

シャワーを使用するときは必ずシャワーカーテンをしないとドアの外側の床が水浸しになります。トレーラーの車体前方が下がっていると、シャワーカーテンは体にまとわり付くし、排水も不良です。これらについてのみ言及すれば、車体は水平かむしろ前方がやや上がっている方が好都合です。温度は左右の蛇口で微調整できます。シャワーヘッドは背側にダイヤルがあり回すと一方がマッサージ、もう一方が通常モードになっています。その中間で止水することができますので、温度調整は蛇口で、止水をシャワーヘッドですると便利です。シャワーを使った後は窓を開けておくと良いでしょう。男性ならざっと浴びて10リッター、ゆっくり浴びて20リッター、女性ならざっと浴びて20リッター、ゆっくり浴びると40〜80リッターほどの湯を消費します。我が家では夕飯と親子三人がシャワーを使い、翌朝食後に給水すると40〜100リッターくらい消費していることが多く、無理なく使って平均80リッターでした。参考までに。外部シャワーはキッチンの外側にあります。使い方で特記すべきことはありませんが使用後に必ず施錠を忘れないでください。走行中、風圧で扉が開き破損します。

トイレはポルタポッティを御存知の方なら大体使い方は分かると思います。空の状態でまず、アクアケムを、トイレ左のダイヤルを回し汚水タンクのシャッターを開放、便器より汚水タンク内に適量(1本と書いてありますが実際には1/3〜1/4本で十分です)入れておきます。洗浄水は外部から入れますがシャワールームの中からもトイレットペーパー入れの容器を外すとタンクにつながっているため、シャワーより注水することができます。用便はまず左のダイヤルを回しトイレ汚水タンクのシャッターを開放、用便後はさきのダイヤルを押すと、水が流れます。再度逆に回して、汚水タンクのシャッターを閉めます。基本的には通常の水洗トイレと同じなので、トイレットペーパーも便器の中に捨てられます。しかし汚水タンク洗浄の際、トイレットペーパーはタンク内に付着し洗い流しにくいため、大小便以外の、トイレットペーパー等はスーパーの袋などに入れ、可燃ごみ、もしくはキャンプファイアーと一緒に燃してしまったほうが後始末が容易です。洗浄水は地方によって氷点下になる厳冬期に凍結し故障の原因になることがあり、使用しないときは水を抜く必要があります。これは、結構面倒なため、水のかわりに冬季用のワイパーウォッシャー液を入れておくという手があり東北ではよく使われます。

キッチンのレンジフード前面にライトと換気扇のスイッチがあります。換気扇を使う際は外側にある換気扇扉の両側の止め具を解除します。

ごみ、洗濯物はダイネット左ソファーの外部収納につながる前向き扉からしまうと便利です。

天井の前方に大きな明り取り窓があり開閉はできませんが、ブラインドが付いています。光を遮ると同時に断熱効果もあるので、冬季の夜はブラインドを閉めたほうが暖かいです。完全に閉めてしまうと次に開けるとき取っ掛かりが無くなってしますので、指が入る5mmほどは開けておいたほうが無難です。

そのすぐ後部にベンチレーターがあります。つまみが3つありますが使用するのは蓋を開閉するための大きな物と、ファンの強さ調整の物です。ファンはそばにあるスイッチで「intake」、「off」、「outlet」に切り替えます。「cool」と表示されたつまみは使いません。

門灯は靴入れ側面、集中パネルの外側下、玄関灯は同パネルの外側上スイッチと、ライトに付いているスイッチの両方から点灯できます。ダイネット中央部の蛍光灯はスイッチを反対に倒すと数色で点滅するイルミネーションとなりますがLED球のため最も消費電力が少なく抑えられます。夜間、小さな明かりで良いときに重宝します。

液晶テレビを見る際、先ず外へ出て後部のアンテナを伸ばします。全て伸ばさなくても30cmほど伸ばせば電波の良いところなら見れます。集中パネルの内側上のスイッチを入れ、さらにテレビ本体左下のボタンを押すと電源が入ります。あとのリモコン操作は、付属の説明書に記載されておりますので割愛します。集中パネルの内側中のスイッチは切り替えると画面が暗くなります。夜間の暗闇でテレビを見るために設置しましたが、通常は使わないでしょう。電源を切る場合は集中パネルの内側上のスイッチをoffにします。

ダイネット左ソファ下前方にある100Vコンセントはインバーターをつなぎバッテリーより100W程度の低電力の電源用に配線した物です。家電店で数千円で100W程度のインバーターを求め靴箱内にある100Vプラグ、12Vコンセントをつなぎます。靴箱前面の集中パネル内側下のスイッチをonにすると作動するようになっていますが、今のところ使用しておりません。

出発

 レンジはもとよりFFヒーター、冷蔵庫、ボイラーを消火しガスの元栓を閉めます。走行中の使用は火災の原因となります。シンク前の給水ポンプのスイッチも切ってください。ジャッキを下げてカプラーを下げ、ヒッチボールがカプラーの中に入ったことを確認し、ロック、ロックピンを掛けます。このときトレーラーのサイドブレーキを解除します。確実に、ロックされているかを確認するため、出かけるときと同様、カプラーを一度持ち上げてみると良いでしょう。車輪を外し、ジャッキはいっぱいまで引き上げます。宙に浮いた後部の折りたたみ脚を折りたたみます。発車の際は、トレーラーのサイドブレーキの解除、後部の折りたたみ脚が確実に折りたたまれていること、ジャッキに車輪が付いていないことを確認してください。

メンテナンス

 帰宅したら先ず、シンク前面の給水ポンプのスイッチを切った上で、ダイネット右ソファー下、前方の扉を開け、清水タンクのドレーンコックをひねり、排水します。横(トレーラーの方向と直角)の状態で排水です。タンク内部の洗浄はできません。短期間でも汚染の原因になるのでこまめに排水したほうが良いでしょう。排水は容量が大きいので大体1時間ほどかかります。排水が終了したら異物侵入防止の目的で必ずコックは閉めておいてください。縦(トレーラーの方向と平行)の状態で閉まります。シンク前にある給水ポンプのスイッチを切らずに清水タンクを空にするとポンプが空回りします。必ずスイッチは切ってください。

トイレの汚水を捨てる際、入り口横下の扉を開け、タンク下の黄色いストッパーを押しながらタンクを引き出します。このとき、トイレの汚水タンクシャッターが閉の状態になっているか確認してから行ってください。タンクのダクトを縦にのばしキャップを開け、反対側にある黄色いボタンがエアー抜きになっているのでこれを押しながらトイレまたは下水道に流すと内容がスムーズに流れます。ダクトから水を入れ数回流すときれいになります。日光などに干す際タンク内は気密状態のため、熱で空気が膨張しタンクがパンパンになります。はじめの5分くらいは近くにいて時々エアー抜きの黄色いボタンを押すと良いでしょう。きれいになったらトイレに戻します。

クローゼット下のコンバータースイッチも、12V、100Vの中間にするとoffの状態となりますので、切っておくと良いでしょう。ただし、必ずしも、切る必要はありません。

夜間に凍結する厳冬期などは必ずボイラーのドレーンプラグも外し、排水してください。これも同様に排水が終了したら異物侵入防止の目的で必ずプラグは閉めておいてください。
ボイラーに水を入れたくないときは、シンク下の扉を開け、水栓切り替えレバーを「normal」から「bipass」に回すと給湯蛇口と給水タンクが直結されます。自分から見て文字が倒立でなく正立で見える向きがその状態です。

プロパンボンベはヒッチに負荷をかけない目的でアルミのため軽量です。ガスが無くなってくると、残量計も低値を指しますが気温に左右され、気温が高いと残量が少なくても高い値が出ます。あくまで参考程度です。ボンベにつないであるガス管の接続を外しますがこのとき、接続部は左ねじが切ってあるため通常と回転が反対であることに御注意ください。緩めているつもりで締めてしまうと接続部の破損につながります。交換後は手だけではなく必ずプライヤーなどで確実に締めるようにしてください。ボンベの固定ベルトもしっかり締めます。また移動する際、ガスの元栓は必ず閉めてください。私は以前、走行中ボンベの接続が外れてジュースを買うため車を止めたたところガス漏れに気づき、命が縮まる思いをしたことがあります。

バッテリーの充電は、日なたに駐車している限り基本的にはソーラーパネルがあるので、上がることはありません。ただし、同様に長期使用しないときは、ときどき室内のライトをつけてみるなどしてチェックしたほうが良いでしょう。もし、電圧低下しバッテリーを充電するときは、外部電源コンセントを入れ、クローゼット下のコンバータースイッチを、12Vにします。これで、室内のコンセントは100V、12Vコンセントはバッテリーにつながっている状態です。附属のバッテリーチャージャーを12Vに設定し、出力側に12V用プラグを付け、靴箱後部の100V、12Vコンセントにそれぞれ接続すると充電が開始されます。半日ほどしてメーターが緑のレベルにきたら充電完了です。


ヒッチメンバーについて

牽引可能なキャンピングトレーラ等の車両総重量の計算(リトルハウス)

牽引可能なキャンピングトレーラ等の車両総重量の計算(改造申請.com)

 ヒッチメンバーは同じ車種でも年式(形式)により装着可能の物が限られます。私の乗っていたハイエースは平成6年式のもので、また、付いているものが某メーカー製の、フレームを長いボルトで大きく上下に挟むタイプであるため、しばしば緩みます。(通常のメーカーは、短いボルトで左右に挟み固定しているので緩みません。)ボルトを時々締めなおしますが、それでも4ヶ月に一回くらいの割合でボルトが折れます。そのため、私はスペアのボルトをいつも5〜6本持っていて、ツーリング先でもその都度、ボルトの交換を余儀なくされ、揺れの多い道路では冷や冷やしながら通行する有様です。キャンピングトレーラーを牽くのであれば、間に合わせの物でなくしっかりしたものを付けてもらった方が良いでしょう。余談ですが、関東なら霞ヶ浦近辺のシーマリン、関西なら大阪のトキワ、愛知のタイトジャパン、滋賀のワントンキャンパーが良さそうです。実は、私自身も以前、取替えを検討し、問い合わせしたことがあります。5〜8万円くらいで付けてくれると思います。注意!!:関西で定評のあるトキワさん、メールを送っても全然返事が返ってきません。電話をしてみると「日本で一番最初に軽自動車のヒッチを作ったんは、私んところなんですわ。」と言ってました。メールを送った旨話すと「メールはやってませんのでな、FAXでお願いします〜。」と言われてしまいました(;^_^A 。 だったら、メルアド載せないで欲しいよー(-"-;)。

 最近は慣性ブレーキが主流になり、少なくなりましたが、かつてのアメリカントレーラーに装備されている電磁ブレーキ(電気ブレーキ)は牽引車にコントローラーの設置が必要になります。このブレーキコントローラーは、車屋さんによっては5〜8万円も請求するところがあるようですが、神奈川のインディアナのディーラーなら電話予約しておけば、工賃込みで2万5千円で2時間ほどで付けてくれます。同時に、走行充電ケーブル(約1万円)も付けてもらうと良いでしょう。(平成15年当時の話)

(私が知っている)主なヒッチメンバー制作販売店

  1. シーマリン(千葉)
  2. タイトジャパン(大阪、愛知、埼玉)
  3. トキワ(大阪)
  4. サン自動車(東京)
  5. ボートプラザ(埼玉)
  6. 福伸工業(愛知)
  7. シューエイ(東京)

ページ先頭へ

インディアナ TR−4

inserted by FC2 system