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「なかなか」と唸らせるような経験があるわけでもなく、これといってたいそうな技術もなし、ましてやアメリカン・モーターホーム遍歴など、もちろん持ち合わせない私が、この場を借りて、キャンピングカー論を展開しようなどと、大風呂敷を広げるわけではありません。と言いつつも、結局は何か言いたい分けですから、人間とは不可解なものです(^x^;)。
さて、自称キャンピングカーと言えるようなものを乗り始めて、今年で丁度、20年。一つの節目として、長年夢見た、ささやかな願いが叶ったこともあり、自分へのご褒美に、書き込ませて頂くことにしました。
私の生涯のバイブルは、おそらく小学校時代、手にした保育社の理科工作図鑑と、青春時代より36歳までの20年間に渡り乗り続けた単車がために、私の理想を支配した、寺崎 勉(てらさき つとむ)大先生?のさすらいの野宿ライダーになる本でしょうか。こんなものを見ているから、単車で一人で北海道に行きたくなったり、ひとり軽自動車を乗り出して、野原で焼肉などしたくなるわけですが、つまりは、独立と自給自足に憧れているのでしょう。
なんとなれば、私のなかで、キャンピングカーの、理想のかたちとは?・・・
@ 気兼ねなく使えるシャワールーム
A 耐候性、断熱性に優れ、汚れにくいボディー
B 水のない環境にも、数日耐えうる装備
3大条件、というか、3大理想というか、概念であって“器(もの)”ではありませんが、世間で良く言う『三種の神器』なんていう比喩を使わせてもらうと、ちょっと格好が付きます。
しかし、その実、下世話に言うと・・・
@ 隙間から水が漏れたり、体にまとわりつく、鬱陶しいシャワーカーテンを引くこと無く、家の風呂場のように使える、シャワールームの防水扉
A 定年しても買い換える必要が無いよう、FRPの屋根が紫外線で劣化せず、また、年を取って、洗車が苦痛になっても、洗わずいつまでも綺麗な車でいられる(^x^;)、NASA宇宙開発の技術の賜物、GAINAの塗装 アドグリーンコートExの逆襲
B そして、旅先で、1週間くらいは水の心配をしなくていい、清水タンクの大型化
ということです。
@、Aは、不自由を感じた折に応じて、既に、解決済みです。そして、いよいよ私にとっての最難関、最後の砦である、Bに着手しようと言うことになりました。理想を言えば、雨水を屋根でキャッチし、生活水になるような、浄水フィルターの存在を待ち望んでいたのも確かです。
一口に大容量と言っても、どのくらいあれば良いのか? 積めるだけ!!と言うのが本音ですが、私は、経験上、『160リッター』を、一つの目安と考えています。実際、以前乗っていたTR-4が、このサイズのタンクに嵩上げされていました。また、いわゆるキッチン・カーと言われるものは、一般に400リッターの給水設備を持っています。もちろん、商売として、お客に食事を調理し、洗いものをするための必要量としてのタンクですから、ここで言えることは、普通に使うなら『400リッターまでは、絶対、要らない』ということでしょう。
さて、ではなぜ160リッターか? 我が家でシャワーを使わず、朝の洗面、外出先からの手洗い、入浴施設から帰っての足洗い、夜の歯磨きなどで、おおむね40リッター使います。この調子でいくと、3泊は余裕と言うことです。さて、もし、シャワーを使うと・・・私が10リッター、家内と子供がそれぞれ35リッターとして、大体、80リッターのVEGAのタンクが空になる計算でした。つまり、男で10リッター、女で30〜40リッター使うことになります。シャワーの日(浜辺泊など)は、常に積載している、予備の20リッターポリタンク4本分を、足しながらの入浴というわけです。そこで、余裕を見て、この倍として、160リッターに目を付けたわけです。
初めの計画は、今年の夏、恒例の北海道へ行く前に、完成させるつもりでした。
「足すっていうのは分かるけど、ワンオフっていうのは聞いたことがないなあ。」
デルタリンク千葉で、別件の修理をしてもらった際、相談した時の一コマです。
そこで、調べ始めると、実際にタンクの増設をされている方(JOさん)を見つけ、私もこの方式を採用することにしました。ネットで調べると、意外にも、3万円という廉価で、なんと100Lのタンクがありました。しかも、材質がポリエチレンのため、臭いが付かず、飲料水(実際には、含嗽、炊飯程度)にも支障が無いとのことです。このタンクを併設した場合、現行タンク高が、28cmなので、水面高は、タンク上面の35cmまでは取れず、75×40×28=84リッター増えることになり、構想の160リッターには何とか手が届きます。
早速、フィッティング部位の図面を書いて注文してみたところ、まことに残念ながら、どこへ聞いても、当面、欠品だったのです(〒_〒)今はカーク産業に100Lタンクの代替品が出ています。
低きに流れて、ローリータンク、の流用、また、変わり種では意外な盲点の、フレキシブル清水タンク、という路線も検討しましたが、決起ならず。
結局仕切り直しと、焦らずに。この計画からは、一旦撤退することになりました。
★ ところで、私を含めた素人が、知らないがために検索できず、困る用語のひとつに、この『フィッティング』があります。タンクに孔を開けて、取り付ける給排水のアダプターを指します。ヨットや小型船舶のパーツとして扱われることも多いのでスルハル(スルー(貫通)ハル(船体):船体を貫通させて取り付けるアダプター)として出てくることも多いでしょう。これからタンクの改造を考えてらっしゃる方は、ネット検索のために、覚えておくと良いと思います。
★ さくっと終わらせる、プロの作業手順は、こちらを参考に!!
生活水タンクの搭載部位は、VEGAの場合、後部ベッド下のトランク兼、クローゼット前方です。オリジナルタンク本体のサイズは、張り出し部分も含め145×28.5×32.5cmの、内法80リッターです。化粧べニアを張ったボードの下部後面に、5本の給排水管が右下に緩い傾斜を作って通り、これを挟むように、室内に接しています。また、給水、給湯、排水管は、ラジエーター・ボイラーの輸出入管を囲むように、並走して配置されています。そのため、室温が伝わり、中で暖房を使い、人がすごしているうちは、凍結しないよう工夫されています。
パイプは、上から、@ 給水パイプ、A 給湯パイプ、B、C ラジエーター・ボイラー用の出入管、D キッチン・シンクからの排水です。E 右1/3の床面に、シャワーパンからの排水管、F 右壁面隙間から、洗面ボールからの排水管が、ほぼ縦に排水タンクへ入ってきます。
タンクは、車の進行方向、左上面に、給水管が付き、インスペクションハッチを挟んで、径2cmの4つの孔から、赤いスルハルを通して、ポンプからの出水管、2つのポンプの配線がそれぞれ1本ずつ、それに空気孔が入っています。なぜポンプが2つかというと、安定した給水量を確保するため、写真の如く通常の18L/分水中ポンプ(国内販売有り)と、15L/分循環水中ポンプ(国内欠品中)を組み合わせているからです。欠品中のものは、フランスのREiMO(自動翻訳可)からも注文できます。
排水ドレーンは、19mmホースサイズのストレートタイプが左後方底面に設置され、床に径約5cmの孔を開けて、車外床下パイプに繋がっています。
液面センサーは、ドイツのVotronic製、後面に、7つのプローベをねじ込み、そのコントローラとともに、コーキングでタンクに固定。@バッテリー+(白)、Aセンサー信号(赤)、Bアース(黒)の3本のリードが出ています。このタイプは、現在、生産が終了されていますが、タンク上面に孔を一つ開けて取り付け、タンクの深さに合わせ、50cm〜15cmの範囲で自由に切って使える、便利な代替品(Tank Electrode 15-50 K)があります(入手方法はこちら)。
タンクは、周囲を動かないよう垂木で囲まれ、前方上面の木材で、上から押し付けるように固定されています。
夏も過ぎ、秋の夜長の虫の音を耳にする頃、この作業は、再開します。
ワンオフ(オーダーメイド、注文製作)でのFRPタンクは★ ニュージャパンヨットという、静岡県牧之原にある、ヨットなど、FRPの船体製作会社に依頼しました。ヤマハの下請けもしているので、ヤマハのヨットや小型船舶というのは、実際にはこういった会社で作られています。
既設タンクのある、リアトランク内に、どれほどのスペースがあるかというと、幅2m、奥行き、高さとも1.2mと、かなりの大きさです。フルに使えば、2000リッターほどの水が積めることになりますが、もちろん、重量オーバー、強度の問題はもとより、いくら改造に緩い8ナンバー車検とはいえ、さすがに、違法性を指摘されることでしょう。もちろん、荷物が積めなくなることは不自由この上ありません。
ここまで来ると、大きさの条件は、
@ 160リッター以上、
A 荷室に収まり、荷室内で邪魔にならない、
B 今までの周辺設備(給水口、エアーパイプ、ドレンパイプ、清水ポンプとその電源、液面センサー)をある程度流用できる、
ということになります。
そこで出た結論は、幅145cm、高さ37cm、奥行き(前後)55cmというものでした。ただし、前面には、壁との間に、給排水のパイプが5本まとめて通っているため、このメンテナンスで上部からのアプローチを確保するため、前方は、下が55cm上が45cmと横から見て台形のタンクとしました。外形サイズは理論上、272リッターなので、肉厚5mmとして、内法は246リッター、実質的には240リッターと言うことになります。
当初の概念図と設計図を、以下に供覧します。
尚、底面ドレーンの位置は前方から18でなく、19cmにした方が、元の床穴の真ん中に入ります。取り付け方法は、図のAになりました。また、タンク上面の空気孔、取水口スルハル取り付けのための5か所の孔を、φ20mmとしましたが、きつ過ぎるので削りました。よってΦ21mmとして注文した方が良いでしょう。
Φ48mmの給水用L型スルハルは、私の持ち込んだものの固定性が良くないため、ニュージャパンヨットさんで扱っているのものを付けてもらいました。また、設計図の1枚目、底面ドレーンの取り付け方は、Aのタイプで作っていただきました。
★ ニュージャパンヨットさんに、見積もりを出してもらうと、通常のタンクなら数万円ですが、かなり大きなものなので、製作費は16万円ほど、フィッティング、塗装、送料含め、約18万円でした。
製作にはおよそ一か月要するとのことでしたので、時々、見に行ってみようと思っておりましたが、さすがプロ、作業が早いものです。あっという間に、およその形が出来上がってしまいました。数日ごとに、経過写真を送ってくれたので、イメージが湧き、とても楽しみでした。
発注からわずか、2週間で、完成のご連絡を頂きました\(^o^)/(平成26年10月10日)。
さて、これから取り付けが、私の素人仕事、大変です(^x^;)。
以下は、メールに添付してくれた、作成過程の写真です。通常のFRP部品のように、ろうを塗った型に、塗りこんでいくのかと思ったら、まず、FRP板で大まかの形を作り、その上に、周りから補強するように塗り重ね、作成していくようです。
私もかつて、自分で作ってみようなどと考えて、FRP制作キットを買いましたが、これから自作を検討している方は、作り方の参考にしてください。
さて、いよいよ私にとっての最難関、タンク交換作業です。ここまで強調するには、先の、アクティのヒッチ作業で泣いたからです。
ニュージャパンヨット
さんでは、タンク作成の際のコーキングは、シーカフレックスというものを使っているとのことですが、取水口とホースの接続程度なら、上面であり、高い水圧がかかるわけではないので、通常のシリコンコーキング(セメダイン8070など)でも良いそうです。結局、私は後日、シーカフレックスを買いました。シリコンコーキングと比べると、硬化前はやたらべたべたするし、粘性も強いので、表面を均そうとしても糸を引くし、ガンを押すのに力が要ります。使い終わったら、いつものように、ノズルとシリンダーの間に、サランラップを4つ折りにして重ね、ノズルを閉めこんで密閉したつもりでも、翌日にはラップに接する部分が既に硬化しています。1週間も放置すると、シリンダー側は、口から1cm程度、ノズルの中は全部硬化しています。しかし、塗布部分の接着力は強く、硬度も高いので、頑丈です。さらに、1成分型コーキングの中では稀な、上からの塗装が可能なコーキングゆえ、非常に重宝します。硬化しやすいことと、透明色でない以外には、デメリットはほとんど無いと感じました。
● 平成26年10月10日: 身の丈ほどもある大荷物が、玄関に届いておりました。帰宅後、私が一人で運ぼうとしましたが、びくともしません。「これ、どうやって運んだの?」家内に聞くと、「配送の人が、『車、玄関口まで付けても良いですか? 』って言うからさ、自転車だけ出したよ。『大きいけど、そんなに重くないですよ。』って言いながら、ヒョイって持って一人で運んでくれてたよ。」 梱包は実に頑強で、開封するのに30分、分厚い段ボールと、大量の梱包材を全て片づけるのに、3時間もかかりました。もう、焚火があったら、片っ端から燃やしてしまいたいほどです(;^_^A 。居間に置くと、だれもそこに居られなくなってしまう大きさです。後ろにある直径120cmの丸ごたつが小さく見えます。家内に手伝ってもらって、やっとこさっとこ、また玄関まで運びました。見学がてら、軽自動車で受け取りに行こうか、などと浅はかなことを考えておりましたが、行かなくて本当に、良かったと、思いました。
● 10月19日: 効果のほどは分かりませんが、タンク表面にGAINAを塗りました。孔を開けてもらったところで確認すると、タンクの厚さは、約5mmもあります。どうも、重いわけです。20kgくらいはあるでしょう。既存のタンクは、本体厚さ3mm、上面が2mmで、これでも十分頑丈でしたが、さすが、ヨット屋の仕事です。上に乗っても大丈夫でした。東京湾を漂流できそうです(^x^;)。
● 10月26日: 既存の80Lタンクを、外しました。タンクは、床に接着剤かコーキングで貼り付いているのかと、思っておりましたが、木枠で固定されているのみです。周囲の木枠を、順番に外していくと、最後に、前方の壁面に、タンクを上から押し付けるように固定された木枠を外すと、動き始めました。唯一の、接着部位は、ドレーンが通る穴の部分で、コーキングでシールされておりました。ここを、カッターで切るようにすると、タンクは簡単に外れました。
●11月1日: タンクの底に、凍結防止に、業務用のアルミ遮熱シート(建築材)を、建築用の両面テープ(ホームセンターで買った、カーペットを貼るもの、かなり粘着力があります)で貼り付けました。アルミ蒸着マットが、キャンプ用と、どこが違うかと言えば、まず硬さです。厚み4mmですが、しっかりした造りなので、あまり変形しません。もう一つは、表裏両面にアルミがコーティングしてあります。
値段も1×1mで600円です。気になったのは、水量レベルセンサーが、2本のポールに浸る水の、導通なのか、コンデンサ効果なのか分かりませんが、そういった、微量の電気の効果を応用しているため、誤作動しないかということです。念のため、製造元ドイツのVotronicに、アルミ蒸着マットを敷いた場合の影響を、メールで問い合わせたところ、「保温目的でタンク周囲をアルミシートで遮蔽しても、弊社のレベルセンサの静電容量測定方法に、影響はありません」との回答を頂きました。ということは、やはり、コンデンサ効果による測定法なのでしょう。ところで、同じヨーロッパでも、Votronicは、わざわざYahoo翻訳を使って、ドイツ語でメールを送っても、こちらが日本人であることが分かると、返信を英語で回答してくれました。
結局、アルミ蒸着断熱マットは、底面だけでなく、耐衝撃の意味も含め、タンク全体に貼り付けることにしました。
今回、施工時には保留としましたが、設計の段階では、もう一つ、工夫を考えておりました。それは、シャワールームへ向かう、温水パイプを分岐し、三方活栓(三方ボールバルブ)を付けて、シャワーへ向かう正規ルートと、タンクへ戻すルートを切り替えられるように計画したのです(右上図)。なぜ、そのようなことを考えたかというと、やはり、スノーキャンプの際、清水タンク容量が大きいため、内部の水が凍ってしまわないよう、沸かした湯を、清水タンクへ直接投入できる経路を作りたかったからです。タンク発注の時点で、右側に、Φ2cmの孔を1つ余分に開けてもらったものが、その目的のものです。しかし、作業を進めていくうち、温水パイプを途中でカットし、分岐することで、抵抗が増し、シャワーの水圧不足が懸念されること、分岐→三方活栓→シャワー水管の動線がストレートに繋がらないこと、断熱シートや、温風ダクトの効果がある程度期待できることなどから、不要と考え、今回は保留とした次第です。タンクの孔には、一応、スルハルを取り付け、コーキングでシールした5cmほどの盲端ホースのキャップをしてあるので、必要があれば、いつでも改装は可能です。これらの解決策としては、止水栓が2つあり、操作が少々煩雑ですが、右下図のような経路を考えています。
●11月2日: 昨年末のスキーで、キッチン・シンクと、シャワーパンからの排水が凍結し、非常に不便でした。仕方なく、出た排水は、汲んで洗面台の流しに捨てました。外気温−10℃であることは当然として原因は2つ、一つは長年使いっぱなしだったため、排水管自体に汚れが溜まっていたのでしょう。時々、シャワーパンも詰まっていたので、スポイト(通称:トイレのスッポン)で流したりしておりました。これは、今年の春、パイプユニッシュを使ったので、解決済み。もう一つは、写真の如く、キッチンからの排水は、トランク前面の壁で右下に緩く傾斜がついており、シャワーパンからの排水に至っては、排水タンクまでの約50cm区間、右側床面にほぼ水平の部分があります。この日泊まった、駐車場は、左下に緩く傾斜が付いていたため、溜まった排水が、夜間に凍結、結局、3日間解けませんでした。
車全体に塗った、GAINAの効果はある程度期待できるとして、今回、タンクにもGAINAを塗装、さらに、排水パイプ凍結防止の工夫をしました。都合の良いことに、室内FFヒーターのダクト最後部が、タンクのすぐ前、クローゼットの下まで来ておりました。これはT字分岐管で、直角方向に風を曲げ、室内へ続きますが、後方へは、シーリングカバーで蓋をしてあります。この蓋を外して、蛇腹の送風ダクトで、タンクのあるスペースまで約20cm延長すれば、室内と一緒に、タンクスペース、配管スペースもわずかですが、温められることになります。虫の出入りや、隙間風に備え、タンクスペースの隙間は、断熱シートと粘土パテで全て塞ぎ、床にも断熱シートを敷きました。タンクと室内の壁にも送風孔を設け、タンクスペースが死腔にならないようにしました(右写真、床近くの延長したダクト(銀色)と室内との通気口(薄茶色))。
明日の11月3日、タンク搭載の予定なので、ホースの接続、固定ステーの前方の孔など、事前にできることを全てやりました。
●11月3日: 本日は、いよいよタンク搭載ですが、その前にひとつ、非常に大切なことが残っています。前のタンクは、床面周囲の枠組みと前方、壁に面した上からの桟木によって押さえられていました。解体の際、かなり強固であることは分かりましたが、このタンク総重量はおそらく満タンでも90kg程度です。今回据え付けるタンクは、水を満たせば、総重量、300kg近くにもなるでしょう。置いてあるだけなら、とても安定感があり、安全な印象です。私は、もはや、スピードに全く魅力を感じない、安全運転手ですが、仮に、予期せぬ悪路で、跳ねたりでもすれば、通常の固定では、慣性に耐え切れず、桟木や、パイプコネクターが破損することは、容易に想像が付きます。場合によると、急ブレーキで、300kgの巨体が、シェル内に飛び込んでくるかもしれません。横転するようなことは、考えたくありませんが、良かれと思ってやった苦労が、惨憺たる状況を招きかねません。つまり、通常のようにタッピングで床に固定するだけでは、全く不十分ということです。
理想的には、幅4cmの鋼材の平板を使い、Φ10mmのボルトを床に貫通させ、6か所くらいで固定すれば、申し分ないでしょう。しかし、悪路走行を常とするわけでもなく、孔を多く開ければ当然床も傷むので、大震災クラスの非常事態のために、万全を期すのもどうかと思います。また、タンク上面には、メンテナンス、測定部品があるので、固定位置も限られます。通常走行で、一番負荷がかかるのは、ブレーキングの際、つまり、タンクが前のめりになるわけです。
そこで私の出した結論は、3×25mmの平鋼2本をタンクにベルトのように回し、前後を床に貫通させた、φ8mmのステンレスボルトで4個所固定するというものです。本来ならΦ10mmボルトが当然と考えますが、上記の理由で敢えて、φ8mmにしました。
先ず、この鋼材の加工です。1本は使いかけの錆びたものが2m倉庫にあったので、これを使用。もう一本は仕方なく、ホームセンターで1.8mのものを400円も出して買ってきました。私は基本的に、鋼材は鋼材屋さんでしか買いません。なぜなら、例えば木更津の(株)松本あたりで買うと、同じ規格が5.5mで200〜300円です(今はもう少し値上がりしているかも?)。もちろん、小売りしてくれます。但し、この5.5mというのが曲者なのと、当日は連休真最中。さて、材料が揃ったところで、まず、先端の面取りと、Φ8.5mmの孔を開けます。ドリルが傷まないように、切削油(せっさくゆ)を使いましょう。次に、タンクの表面に沿うよう、鋼材を曲げていきます。これが重労働です。厚さ3mmの鋼板の加工を想像してください。ろくな機材もないので、大型のモンキーレンチと、バイスプライヤー(万力プライヤー)を使った手曲げです。先端は、敢えてボルトの頭がロックするよう、孔ぎりぎりで曲げました。大体の形ができたら。後方の折り曲げと孔は現物合わせなので、タンクを乗せてから決めます。
さて、タンクを搭載してしまうと、前方の給排水管のあるスペースに、容易には手が入らなくなるため、先に床の貫通孔を開けておきます。床下のフレームとタンク上面の部品に干渉せず、ある程度強度が保てそうな部位を何度も検討し、タンク右側面より、52cmと95cmのところにしました。前方は、給排水管を守るべく、タンクが壁面から5cm離れるように、約4×4cmの杉材(スプルースのツー・バイ・ツー材)をタッピングで固定、その上からドリリングします。この時、給排水管はタッピングを外し、一旦壁面からフリーにします。ここで、問題発生、床下まで貫通できると思っていたドリルが、届かない。しかも、途中、一気に抜ける、中空のスペースがあります。床下に回り、叩いてみると、かなり厚手ではありますが、最底面がFRPのようでした。おそらく床下3cmくらいに敢えてスペースを作り、断熱材を満たし、最底面にFRPを張っているのでしょう。強度を考えると、ここをホールソーでΦ5cmくらい大きく開窓し、中の木材で固定するか悩むところです。
再度、ホームセンターに出向き、Φ8mm、20cmのロングドリルを3500円で購入。なぜ、Φ8.5でなくΦ8mmかというと、値段が1000円くらい違うからです。それに、貫通さえすれば、あいた孔をガイドに、裏からΦ8.5mmで拡大すれば良いだけのこと。ここまでやって、結果、孔の5cm前に、横方向に垂木が通っており、また、後方は高さが2cmほど出っ張りますが、横方向の鉄骨が通ります。よって、開窓のリスクは避け、家にあった3×32mmの平鋼を長さ15cmに切り、中央に孔を開け、特製変形角ワッシャーを作って留めることにしました。緩む可能性もあるので、ナットの脱落防止に、ロックナット(ダブルナット)とします。この、曲げ作業・・・幅広で短いだけに、実にきつかった〜(゚Д゚;)。
下準備が、すべて整うと、午後1時半、「それでは、ご出棺です(._+ )☆\(-.-メ) 」・・・ではなくて、「よし、じゃあ積むよ〜、みんな来てー!」、全員集合を掛けました。私が足持ち、家内と子供が頭持ち? とりあえず、表に出して、トレーラーの荷台に横置きで一休み、段取りを考えます。「じゃあ横から入るからね、お母さんと○○は、一旦そっちに逃げて、お父さんが、ここに引っ掛けて、中に入るから、それまで頑張っててよ。」ひとまず中に入り、「ずらすよ、持ちあげてね。」と言ってるのに、家内と子供はズリズリ、ああ私の今まで丁寧に扱った苦労が・・・(-"-;)。最後は、家内に見届けてもらって、ドレーンを床の孔の中へ、ぴったりと納まりました\(^o^)/。タンク前面のホース類へのアプローチも良好です。
現物合わせで、先の金具の加工の続き、後ろ側を折り曲げ、孔を開けました。日の落ちないうちに、自作金具に錆止め(シャシーブラック)を塗り、ホース類の接続です。コーキングはシーカフレックスを使いました。積み込んでみると、思っていたほど場所を取りません。タンクがあっても、私は中に入ったまま作業が続けられました。トランクスペースとしては十分です。ここで、今日の予定は終了です。おタンク様(おタヌキ様ではありません(^x^;))におかれましては、トランクの中でごゆるりと、お休み下さいますよう???
●11月8日、いよいよタンクの固定の日です。これで、少なくとも、この車を稼働することはできるようになります。アルミ蒸着断熱マットをタンクの後面、上面にも貼り付け、準備完了です。鉄バンドの当たるところは、納品の際、ニュージャパンヨットさんから頂いた、3Mの衝撃吸収材で補強します。先ず、前方から。Φ8×130mmボルトで固定、こちらは中空部分を考慮し、締め付けトルクを加減します。最後に、ロックナットをしかっり締めて出来上がり。同様に右も、作業。後方は、上面前の緩衝材を挟み直し、後方に引っ張ってボルト固定、こちらはΦ8×90mmを使いました。最後に、ボルト穴への水の侵入、ナットの緩み、脱落を危惧し、余っていたシーカフレックスでコーキング。
実に、しっかりと固定できました。後は、建屋です。建屋もタンク自体が結構頑丈なので、緩衝材をかませて、垂木を直接乗せ、壁、床に固定するので、タンクのが揺れた際、力の分散にも、一役買うことを期待しています。
タンクが一応機能する段階で、通水テストを試みました。まず、水量計の配線ですが、どこまで連動するか分からない、新型プローベと、車に付いたままの旧式インジケーターの確認すべく、結線しました。新型プローベの白(陽極)、緑(シグナル)、茶(アース)を、車内インジケーターに繋がる旧配線の、白(陽極)、紅白(シグナル)、黒(アース)に、それぞれ結線しました。通電してみると、さすがに0%の表示。
折角タンクが空なので、20Lのポリタンクを使って、タンク容量を実測してみました。1回汲んで20L、この時点では、底から約3cm、ポンプが半分空回りし、有効に水を吸い上げられません。インジケーターも10%未満の赤ランプが一つ点灯。
6回汲んだところで、120Lです。タンクの水位は目視で半分ほどになっておりました。しかし、インジケーターは80%を指針。そこで、プローベの頭に付いている、小さなネジ状のアジャスターを、家内を呼んで、ランプが50%になったところで声をかけてもらい、調整しました。よく見ると、タンク水深35cmほどのところを指しています(このタンクが37cmなので)。つまり、この新型プローベで、旧式インジケーターも問題なく作動することが分かりました。
12杯目、いよいよ240Lで、水量計も100%を指しました。しかし、目視では、タンク天井まで約3cmほどあります。ハッチを良く閉めて、さらに追加すると、丁度250Lのところで、オーバーフローが始まりました。結局、タンク容量は250リッターあったことになります\(^o^)/。
『清水タンクの乗せ換え』などと言うと、一大改造に感じます。私のような小心者は、「失敗しないかな?」、「途中で、にっちもさっちの行かなくなったら?」などと、やりもしないうちから色々気をもみ、なかなか踏ん切りが付きません。5年間に渡りあれこれ悩みましたが、終わってみると、実にそのほとんどが、取り越し苦労であったことが分かります。タンクの増設を検討している方のために、私の些細な困惑が、少しでも足がかりになればと、当時、不可解であったことを、疑似・質問形式で掲載してみました。念のため、以下は私見です(;^_^A 。
いや〜、疲れました・・・本当に疲れました(*_*)。
タンク取り付けの最終日、疲労困憊です。しかしなにも、タンクの取り付けで疲れたわけではありませんから、いわば、本末転倒です(;^_^A 。
11月9日(日)、昨日固定したタンクも上々です。トランク内の構造物をここまでバラす環境には、今後遭遇することは無いでしょう。と言うことは、チャンス到来!! トランク内にダラッと伸び切った配線を、埋没させない手はありません。
思い起こせば、7年前、まだ新車だったころのことです。後部ベッドにAC100V電源はおろか、DC12Vも無いので、扇風機もろくに回せず、暑い夏を過ごしました。当時、配線を検討しましたが、右側は、約1.5m、トイレとクローゼットのスペースに阻まれ、配線を通すことは考えられません。さて、左は、幸い、冷蔵庫裏の放熱ルーバーを外した位置に、AC、DCとも、電源が来ておりました。ここからトランクまで、壁に孔を開け、電線(VVF 1.6mm)を通し、トランク上のベッド壁面に、コンセントを取り付けた次第です。
では、トランク内は? 当然、人目に付かぬ場所柄、壁面を這わせました(;^_^A 。これが、年月を経て、クリップが外れ、トランク内を電線がダラーッと。数年間、現状維持だったわけです。
さて、車両後面は、ライト類の点検口があるので、ここからのアプローチは簡単です。
側面は?・・・もう、孔を開けるしかありません。キャンピングカーのFRPボディーというものは、天井の梁でシェルを吊り上げ、床板の部分で固定されています。つまり、側壁面は、ほとんど中空、内部に柱があっても、FRPボディーと固定、あるいは貼り合わせてあるわけではないのです。ここが、配線スペースにはもってこい。車両製作の段階では、外からガムテープで貼り付けるだけのようですが、完成車ではそうもいきません。
孔は、内側から叩いて、ベニヤの裏に垂木の入っていないところを選びます。もちろん小さいに越したことは無いのですが、操作性を見当に入れると、直径3cmは欲しいところです。主だった所を開窓し、そこから先ず、通線ワイヤー(ガイドワイヤー)を通します。30年以上前の話ですが、私は嘗て、FAX会社の工事部に席を置いたことがあります。早い話が電話屋です。当時、建物の施工時に前もって通された配管を探し出し、ガイドワイヤーを通します。これに電話線を結んで、「せーの!」なんて掛け声を出しながら、一方は押し、一方は引く、この地道な作業で、配線しました。
もちろん、今は、ガイドワイヤーなど家に無いので、恰好の代用品が、クリーニングの針金ハンガーです。このしなり、固さが丁度良い!! 一方の孔から差し込み、しばらくごそごそやっていると、出てきました他方の孔から先端が\(^o^)/。
電線を通す予定個所が、上下の場合、この方法でももちろん良いのですが、もう少し効率的な方法が。それは、釣り用の重り(8号くらいのナス型が良いでしょう)を付けた、釣り糸か、タコ糸を上の孔から垂らしていくと、下の孔から、ナス型重りが「コンニチハ」という次第です。この場合、当然、直下でないといけませんが、上で、多少振ってやると、チラッと見えたりします。2mくらい孔同志が遠い場合も、効果的です。
そして、もう一つ。7年間、考えにも及びませんでしたが、こうして、清水タンクの建屋?(カバー)を取っ払ってみると、右下の配管スペースから、いかにも前方に進入できそうです。問題は4つ、難解です。第一は、入ってすぐの場所に、AC100Vの外から繋ぐコンセントボックスが進路を阻みます。ここで、ガイドワイヤーは上方に進まなくてはなりません。次に、約50cm先にトイレの汚水処理用のドアが壁面に設置され、その下(床までわずか10cm)のスペースが有るかどうか?そして、ひとたび上を向いたガイドが、下に潜り込めるかどうかです。 第3は、到達距離が1.5mほどあり、針金ハンガー1本分では到底届きません。そして最難関の4番目、仮に到達できたとして、出てくるスペースはサードシート下の、なんと5×1cmの狭い空間、ここに来る確率は極めて低い!!!
始めてみると、案の定、最初の難関で引っかかります。ここを先ず上に向けて、さらに次で急峻に降下しなくてはいけません。長さが足りないので、針金ハンガーを繋げようとしましたが、この場所が狭いため引っかかってしまいます。そこで、登場したのが、以前買ったアルミ針金です。太さは2mmくらいあるでしょうか、太いけどアルミだから柔らかく、容易に曲がってくれます。ただ、少々、腰が弱い。しばらくやっておりましたが、どうしても、針金が上に向かってしまう、FRP壁内で、上の方でごそごそ音がします。
ここで、一旦、頭の冷却タイムを。納戸に戻ると、古釘箱に30年前に100円で買った、長さ一間のカーテンワイヤーを見つけました。この方がやや、復元性に優れます。挑戦しましたが、結果は残念!っと思ったら、今度は、第一関門の狭小部に引っかかり、抜けません。しかも、中で電線に引っかかっているようでもあります。やっと取れましたが、もう散々です。
午後3時、諦めるには日がまだ高いので、もう一度、アルミ針金に戻って再挑戦。奮闘から2時間以上は経過したでしょうか? もう、やめようかと思っていたその時、毎度のようにサードシート下の出口部分を指で探ると、て・って・手応えありー(〒_〒)!!! ラジオペンチで捕まえようとはしましたが、何度か失敗。ワイヤーを元からわずかに引いて入れ直し、5度目ほどに、先を直角に加工した針金ハンガーに何とか引っかかり、アルミ針金を出口に導くことができました。これを逃してなるものか、必死の思いでラジオペンチでつかみ引っ張ります。絶対に戻らないことを確かめた上、子供に救難信号を発信しました。
ここから「せーの!」が始まります。「10分で済むから」とは言ったものの、35分経過。結局、内部で引っかかる度に、ケーブルを替え、硬いVVFの1.6mmを引く予定でしたが、VCTF1.25mm2を引くことになりました。予備にスピーカーケーブルと、アルミ針金は、もう二度と通らないような気がしたので、残すことにしました。あまりに必死で、操作中の写真を撮ることをすっかり忘れてしまった結果、配線が完了した図のみです(;^_^A。孔の塞ぎ方も、写真を撮り忘れたので、下図で許してもらいましょう。虫や泥などが入る可能性もあるので、見えない外側のベニヤも、断熱シートなどで塞いでおいた方が良いと思います。粘土パテで簡単に貼り付けられるし、必要があれば、いつでもまた開窓できます。
その日の夜、もう「疲れた・・・疲れた」私があまり連発するので、子供に、「今度『疲れた』って言ったら、罰金100円だからね!」・・・とまで言われては叶いません。今夜は午後8時半に就寝です (´Q`)。oO 〜おやすみなさい〜 (-_-)zzz(平成26年11月9日)。
タンクの設置は、無事終了しました。車としてはもう、いつでも乗れますが、トランクという場所柄、タンクを保護するためのカバーが無いと、物が積み込めません。そして、もう一つ大切なことは、この建屋自体が、固定強度を保つための構造物となりうるのです。
既設の80Lタンクのときは、タンクが小さい分、大分、無駄なスペースがありました。目標は、トランクを有効利用できるよう、死腔を最小限にすること、特に高さをなるべく抑えてやることです。天板は、上に物が乗ることを考慮し、また、タンクを上から押さえつける目的で、ただの板ではなく、梁が必要です。板は3mmの木目化粧べニアに、6mmべニアを貼り合わせました。さらに、厚さ12mm×4cmの杉材で枠を作ります。占めて、天板の高さは21mm。この天板が、給水ホース横行部、最底面より低く、配水や、空気孔などのフィッティングに干渉しないよう、天板までの全高423mm、周囲の壁の高さを402mmとしました。白状しますと、周囲壁高を400mmにしようとして、作った後で、誤差が出たまでです(;^_^A 。
はじめに側壁から。これは、もともとのタンクのカバーに使われていた中空ボードを、切り貼りし、高さを変えて再利用しました。表面の木目もメラミン樹脂なので、頑丈です。配線と、配管が集まる、右後方のスペースへは、内部の確認や、除湿剤交換のためにアプローチができるよう、ビス4本で止まる、40×15cmほどの点検口を作っておきました。
できた側壁に合わせて、後部の構造梁を、タンク固定の基礎に使った4×4cm(ツーバイツー材なので、正確には38×38mm)の桟木で、はしご状に組みます。この面(タンク後面)に、大きな力が加わることは、考えにくいし、後から板を外すことも、ほとんどないので、先の、3mm木目化粧べニアと6mmべニアを張り合させた1枚板を、ビス止めします。
上面で、前後の梁は、高さを抑えるため、厚さ2cmのラジアタパイン集成材を3本、L字金具で固定しました。タンクとの間に、緩衝材(3M 468MP 200MP Adhesive)を挟み、タンク固定のクッションとします。この緩衝材は、業務用のようで、ニュージャパン・ヨットさんから、注文部品搬送の際、サービスでもらったものです。まあ、これで無くても、先の建築用アルミ断熱シートを小さめに切っても、緩衝材としては代用できます。
この上に、インスペクションハッチを開けるための、点検口を付けた天板を、3枚に分けて固定します。板の構成は、最初に述べた如くです。3枚の板の継ぎ目は、上面、前後の梁(ラジアタパイン)の上に置き、タンク上面の構造物と干渉しないよう、レイアウトします。
インスペクションハッチ部の蓋は、強度重視で、1辺15cm程、ぎりぎりに小さく作りました。4mmドリルで四隅に開けた孔から、回し引きのこで取っ掛かりをつけ、鋸を引いてゆきます。裏から、板切れで四角く囲いましたが、ビス止めのスペースが有りません。そこで、以前、テレビ台や本棚を作った歳、角のトリミングで、大量(と言っても12個)に出た、3角形の木端がピッタリ角に収まります。ボンドで貼り付け、乾いたら、グラインダーで削り、数も丁度でした。天板を固定し、給水管の入口部の隙間には、ドーナツ形に切った建築用アルミ断熱シートを挟みます。なぜなら、このタンクスペースを、凍結防止のため延長させたヒーターダクトから、暖気が通るからです。
天板が固定されたところで、外した左右のスチール棚を、壁に固定します。元々は、高さが1.8mほどの、縦長の1つの棚ですが、トランク用に、ステーを途中で切って、左右2つに分けて使っていたものです。タンクが大きくなった分、ステーの高さは43mm短くなりました。
最後に、この棚の後面からトランク後壁にかけて前後方向に、直径30mm厚さ1mmのアルミの丸パイプを2本、ステンレスのL字金具で止め、スキーなどの長尺物のラックを作りました。金具とパイプの固定には、蝶ナットを用い、必要なときに容易に外せるようにします。パイプに緩衝材として、発砲ポリエチレン保温材を巻いて、完成です(平成26年12月23日)。
苦労が実り、平成26〜27年の年末年始は、実に、7泊8日の、【無給水】スノーキャンプを実現しました\(^o^)/(平成27年1月3日)。
タンクが完成した際、右後方に、小窓を作り取り外しできるようにしました。配線など簡単なメンテナンス、カビや漏水など、中の状態の確認、除湿剤の交換などのためです。当初、ネジ3本で固定しておりましたところを、簡便化しネジ1本で外れるようにしました。ところが、やはり、ネジがあるというだけで、わざわざドライバーを持ち出して、外して開けてみようという気にはならないものです。
そこで、思い立ったときワンタッチで外れるよう、引き出し用の『プッシュ・ロック』を取り付けました。取り付けには、φ20mmのホール・ソーが必要です。これにより、中をのぞく頻度が上がりました。
さて、ここで問題は、既設タンクに採用されていた、水量レベルゲージは、上記写真の如く、タンク側面に孔を開け、ボルトでプローベを数か所固定するタイプです。残念ながら、このタイプのプローベは、既に、生産終了、入手不可です。これを外すというのも、まだセコハンで使えそうなこのタンクを敢えて破壊してしまうことになりますし、なぜ、このタイプのプローベが廃止になったかという背景を察すれば、やはり、新調したタンクには取り付けたくないものです。おそらく、漏水や、強度の問題があったのでしょう。
初めに検討したのは、マリンサービス児島から国内販売されている、アナログメーターを選びました。このメーター、抵抗値の変化と連動し、実に健気に浮の位置を指針します。ただ、径約5cmとメーターが少々大きいので、今までの室内インジケータのあった場所には、きれいに収まりません。
室内には、もともとVotronicの、旧式のデジタルインジケーターが付いています。問題は、これが、新しいプローベ(Tank Electrode 15-50 K)と、互換性があるかどうか。この製品のメリットは、もとのプローベの長さが、50cmですが、15cmまでは、どの位置でも自由に切断し、長さを調整することができます。旧製品は、7段階、新製品は10段階表示なので、完全に適合するとは思えません。ただ、できればこの室内ユニットを生かしたい。しかも、この製品自体が、国内販売されていないので、どうしたものか?
ネットで調べているうちに、eBayという会社が、英語圏ではネット販売を代行している大手のようです。丁度、日本で言うところの、楽天、ヤフーショッピング、アマゾンのようなものなのでしょう。
商品を探していると、右記のような画面が出てきます。登録すると、日本円での表示まで出てきます。また、VISAやMastersなどのクレジットカードを持っていれば、支払いも簡単です。外国語表示で、元のページはドイツ語やフランス語など、出品国の母国語で表示されていますが、ほとんどが英語の設定もあります。また、操作自体は、国内のネットショップとほとんど変わらないので、言わんとすることが、自ずとわかります。必要ならGoogle 翻訳を利用すれば良いでしょう。
注意は、Shipping and payments(輸送と支払い)のタブを引くと、『販売者は、日本への輸送を、設定しておりません』などと、表示があり、注文を確定してから、送金手続きが取れず、泡食うこともあります。しかし、先方と連絡するページもあり、『日本では買えないことを知らなかった旨』を送信すると、キャンセルしてくれます。中には、下記のように、『日本に顧客もいるし、送ることはできるので、明細を送ります』などと返信してくれることもあります。個人輸入などと大それたものでなく、今や、ネットの時代なので、システムに慣れれば、個人でも簡単に海外製品が買えると言うことでしょう。
もちろん、海外のため勝手が利かず、万一、怪しい業者に出会った場合の危険性も、十分警戒しなくてはいけないでしょう。しかし、日本と同じように、出品者の点数がユーザーから付けられているので、ある程度、参考になります。
結局、私は、下記のような商品を、送料、税金含め1万5000円くらいで買いました。発送は、航空便なので、だいたい1週間くらいで到着します。送料も、International Flat Rate Shippingといって世界中、どこでも一律料金のようで、安心です。このサイズのものだと、2000円くらいで、心配していたほど高くありませんでした。
到着後の、相性検査で、このプローベで、既存の古いモニターは、作動はしましたが、やはり、専用のモニター(下記写真の一緒に送られてきた新しいモニター)ほど、正確には表示されませんでした。結局、車載の古いモニターを生かしつつ、正確な量も知りたいと思い、タンクにはアナログ、デジタル両方のプローベを付けてもらうことにしました(上記『制作依頼』欄、設計図最後のページ)。
尚、後日、逆に既存の古いプローベで、この新しいモニターが作動するか、検査しました。結果は、0%(10%未満)か、100%の時は、正しく表示されますが、その中間は、80%くらいのとき、90%を指してしまい、多少、不正確でした(下写真)。まあ、7極しかないプローベで、10段階を表示すること自体に無理があるのは当然ですが・・・(;^_^A (平成26年10月28日)。
世界的なシェアを誇る、キャンピング・グッズの専門店、REiMOの商品も、ネットで買えます。このページは、自動翻訳ができるようです。ただし、ご存じの如く、かなり怪しい日本語になります(^x^;)。私は、丁度、国内欠品になっていた、水中ポンプを買いました。値段は30ユーロ(4080円)程で、リーズナブルなのですが、フランスからの送料が、40ユーロ(5440円)も掛かってしまうので、国内販売されているものは、そちらを利用した方が、安く上がります。
メール(info@ludospace.com)での問い合わせもできるので、買う前に、日本までの送料を聞いておくとよいでしょう(問い合わせフォームもあります)。何故か、英語で聞いても、返事は、全てフランス語で返ってきます。私は、フランス語は全く分からないので、もちろん、Google 翻訳を使いました。コツとしては、日本語→フランス語を、さらにフランス語→日本語に再翻訳して、言いたいことが伝わっているか、確認してみると良いでしょう。すると、とんでもない内容になっていたりします(゚O゚;)。
例)この商品を、日本に送るのに、送料はどのくらいかかりますか?
↓
Ce produit, a envoyer au Japon, Combien de temps faut-il expedition?
↓
日本に派遣されるこの製品は、どのくらい時間が出荷のでしょうか?
周知の如く、英語とフランス語は、日本語と比べれば、はるかに文法が似ているので、日本語→英語に一度翻訳してみて、英文を修正し、これを、英語→フランス語に翻訳すると、かなり正確な表現になっていると思われます。もちろん、外国語に長けた方には、無用の話ですが(;^_^A 。
例)日本に本製品を出荷するためにいくらかかりますか?
↓
How much does it cost to ship this product to Japan?
↓
Combien ca coute d'expedier ce produit au Japon?
↓
いくら日本で本製品を出荷するためにかかりますか?
送金は同様に、PayPalの登録、もしくは、カードが要求されます。
【ドロドロの?後日談】
ここまで、あっさりと書けば、なんとスマートなことでしょう。しかしこの後、実は、大変でした。
当初、注文を間違えて、@ 逆流防止弁付のポンプ(No.62022)というのを注文してしまい、初期設定された、フランス国内向けの料金を自動送金してしまいました(30.9ユーロ)。そのことを、直後に気が付き、今回の注文は間違えたので、取り消し、別のA 弁のないポンプ(No.62024、29.9ユーロ)へ注文の変更を依頼するメールを送りました。
数日後、日本へ発送するには、40ユーロ不足である旨の返信がありました。少々高いとは感じましたが、輸入経験の浅い私は、要領を得ず、鵜呑みにしてしてしまったのでした。くどいようですが、誤解があるといけないので、3度に渡り、@はキャンセルし、Aを送ってくれるよう、メールをし、了解した旨の返信ももらったのです。追加料金は、カード会社を通じて支払われました。
商品を待って、3週間経過しましたが、いまだ発送はなく、先方からの連絡も、途絶えてしまいました。
あまりに遅いため、「代金はすでに、支払済みですが、その後の行方は、どうなっていますか?」という趣旨のメールを送ったところ、「お客様の注文した商品は、あて先不明のため、フランス郵便局より、当社に戻ってきています。」との返信が来たのです。
思えば、ことの始りは、Google翻訳で、ホームページを訳したことです。当然、氏名、住所の入力欄も(怪しい)日本語で表示されます。うっかりした私は、そのまま全て、日本語で入力してしまったのでした。
後日、先方から、「フランス語では、この住所の情報は、読めませんので、正しい入力をお願いします。」との返信がありました。
そこで私はすぐ、例)1−2−3 Kouyama Kisarazu Chiba pref. 123-0000 Japan のように訂正したのでした。これが、実は、国際フォーマットで通用しないようで、フランス郵便局から、国外への発送ができなかった原因でした。
注文から3週間後、私の問い合わせに答えたメールに対し、例)2−3 Kouyama 1-choume Kisarazu Chiba pref. 123-0000 Japan の如く正式な入力を返信すると、その1週間後、商品は送られてきました。しかし、そこに書かれてあったのは、手書きの字で、1−2−3 Kouyamaと私が2度目に申請し、無効と指摘された住所がそのまま書かれていたのでした。
しかも、商品は、キャンセルしたはずの、@も一緒に、2つとも送られてきています。
発送先が不明だという理由で、注文主に連絡もせず、2週間以上放置した上、注文内容も@とAが重複して間違えて、送られてきたというのは、普通に考えればひどい話に感じられます。しかし、返品しても、送料は2000円以上かかることでしょう。その送料を保証してくれるかどうかも分かりません。第一、もし業者が輸入した製品として、Aだけを国内で買っても、今回の総額と大差ないことや、手間と時間を考えれば、「まあ良いか」という気にさせられます。言葉の障壁も大きいことでしょうから、どこまで真意が伝わったかどうかも分かりません。
「お父さん、そんな気の弱いことでどうすんの?練馬のお母さんだったら、絶対、黙ってないよ!」
と、私の母親まで引き合いに出され、家内に叱咤されましたが、結局、私の心に留めることにしました。だから、こんなところで愚痴っているのでしょう(^x^;)。
★ 一つ言えることは、もし、注文を間違えた場合は、面倒がらず、一度、きちんとキャンセルすることです。キャンセルして、返金が確認された時点で、再度、注文し直すのが、時間こそかかりますが、賢明な方法です(平成26年10月28日)。
貧乏性の私は、いつも似たような失敗を繰り返します。
木更津駅に着いて、雲行きが怪しいというのに、2000円のタクシー代惜しさに、家まで一時間、歩いてしまいます(^x^;)。案の定、途中から降ってきました。傘も無いので、ハンカチ被って、到着時には、当然ずぶぬれ、翌朝、体調を崩すという図式は明らかです。
この度のことも然り。一昨年、タンクを交換した際、徹底的にばらしたのだから、当時、既に8年近く使ったポンプを、そのとき交換しておけばよかったわけです。実際、わざわざ個人輸入までして、交換を前提に部品は用意したのですから。しかし、タンク交換時に、古いポンプでも快調に作動していました。使えるものは使っておこう、古いものをこのまま流用した次第です。
これが甘かった!!
今年の夏ごろから、水を出すときポンプの方から「ギュイーン」と異音がし始めたのです。1ヶ月もするとフォーセットからの水はチョロチョロチョロ・・・。
ポンプは水圧を確保するため、前述の如く、2つ組み合わされています。つまり、どちらが壊れても、水が出るには出るのです。しかし、シャワーまでは使えない。
まあ、いつかやるか・・・。
猛暑もそろそろ峠を越え、台風の季節到来、素敵なのは、涼しい上に、蚊も飛んでこない。
平日に休みのお父さんは、朝から早起きです、5時(^x^;)。ごみ出しに行って、不要な食器を裏庭の隅に片付けて・・・、暇人扱いされないうちに、作業を始めることにしました。朝9時に始めて、見通しは3時間・・・で、できるかなあ?
先ず、モチベーションをそがれるのは、トランクの中、タンク上の大量の荷物。これを出して、タンク上に組み付けた、棚を分解しなければ、作業部位には到達しません。始めてみると、30分で完了、思いの外、たいしたことありませんでした。ワーキング・スペースができてしまうと、意外にすんなり、タンクの蓋も、簡単に外れました。1年半ぶりの中、どうなっているかなあ? 結構綺麗です。さびもカビもありません。タンクの中は、これは致し方ありませんが、コーキングやホースなどには、カビの痕跡はありました。
【 必要物品 】
● Reich(ライヒ)のポンプ2つ(18L/分水中ポンプ(国内販売有り)と、15L/分循環水中ポンプ(国内欠品中))、ただし既存品に拘らなければ、『 REICHの新製品 』がこれだけのバリエーションで国内購入可能です、● 内径10mm耐圧 水ホース約20cm、● 赤いスルハル(ホースコネクションφ12 L型)2つ、● ステンレス ホースバンド 10〜16mm4つ、● ギボシ端子(オス)4つ、● シリコーン・コーキング(セメダイン8060で十分)。
【 作業手順 】
@ 4つ並んだ赤いスルハルのうち、ポンプの電線を通す、内側の2つのスルハルを外します。しかし、これが大変! コーキングはポリエチレンから簡単に剥がれるとして、ポリエチレン・ボルトの緩み防止に、ネジ面に水道用のシール・テープを巻き込んだため、ボルトが空回りしてなかなか緩みません。空間の狭いところで、タンク内にモンキーレンチを入れて、ようやく外れました。こうなっては再利用できません。
A 2つ繋げた上部のポンプと、タンク内のホースの接続を外します。これは、ポンプの先端を、インスペクション・ハッチ(点検窓)から出してしまうと、接続部がタンクの外に出て作業しやすくなります。
B 電線をタンク内部に抜くようにして、ポンプをインスペクション・ハッチから取り出します。
壊れていたのは、下部の、18L/分のポンプでした。上のポンプはよく回ります。やはり、下にある方が、水に浸かっている時間が長いせいでしょうか?
それでも、使える方の上のポンプを取っておこうとするのが、私の悪い癖(;^_^A 。
C ここで、取り出したポンプ・アッセンを、同じように組み立てて行くのですが、電線をスルハルに通す部分の防水は、電線に約2cmの黒いガソリンホースがスペーサーとなり、7cmほどに切った耐圧ホースでスルハルに接続されます。黒いホースは、再利用しますが、カビの生えた耐圧ホースと錆びかけたホースバンドは、新品を使うべきです。ねじ込みがきついときは、少しだけ石鹸を使うとスムーズに入ります。
D さて、先ほど外すのに非常に苦労したスルハル。原因のひとつは、必要以上に巻き込んだ水道用のシールテープですが、もうひとつの原因は、L型スルハルの頭を完全に切ってしまって、タンクの外側だけでネジの締め込み(緩め)作業ができなかったことにあります。そこで今度は、L字型の頭を少し残し、プライヤーで握れるようにしておきます。電線を通すため、写真のようにドリルで穴あけし切れ目を入れておくと良いでしょう。
E 出来上がった、ポンプ・アッセンを、ハッチの外側で、ホースを繋げ、タンク内部に入れてから、コーキングを塗ったスルハルを電線ごと内側から通します。ポンプの取水口は、低くなる前方の角に収まるようにすると良いでしょう。
F 図のように、外で締め込み、コーキングを塗ります。今回はシール・テープは使いません。
G 2本の電線の端子に、4つともオスのギボシ端子を取り付けます。これは、バンテックのポンプ端子がそうなっているからです。将来のの接触不良にそなえ、接続部には接点グリスを塗布しておきます。
蓋をして、棚と荷物を戻し、完了\(^o^)/。時刻は?、午後1時でした。まあこれも、想定内か。
交換したばかりのポンプは、よく回ります(^x^;)(平成28年9月6日、上段動画は4年後の 令和2年3月3日)。
では、水中ポンプは水に入れっぱなしと、使用しないときは水から上げるのとどちらが長持ちするのでしょうか?
私も条件別に比較したわけではないので(;^x^) 、決定的なことは言えませんが、どうも水中ポンプは水に漬けっぱなしの方が良いようです。
年に2、3回程度で滅多にタンクに水を入れない方であれば、その都度水を抜いてよく乾燥させる方が長持ちするかもしれません。しかし、普通の方はせいぜい月に1回くらいは水を使うので、仮に水を抜いてもポンプが良い状態で乾燥するのかは疑問です。
私が経験したケースは、いずれも長期間(数年)、水に浸けっぱなしのポンプを、たまたま数週間水を抜く機会があり、再度使い始めた後に起こりました。冬場の凍結防止で水を3週間ほど抜いた時や、タンクの交換、タンクの洗浄などの後です。水道水が乾いた痕に、しばしば水垢(炭酸カルシウムの析出)が薄くこびりつきますが、私は何となくこれが固着やシール劣化の原因のような気がしてなりません。
もちろんモーターの使用時間・頻度にもよるとは思いますが、今のところ水に漬けっぱなしのポンプで壊れたケースは10年くらい経ってからのように思います(*´∇`)(令和2年3月16日)。
そう言えば、昔ありましたっけ、台所の流しにこんな網が。どこの金物屋にも売っていたものです。正式名称を、『排水口クラゲ網』と言うそうです。
『高儀』と言うメーカーが、いまだにこれを作っていて、サイズの小(Φ5cm)が、キャンピング・カーのシンクやシャワールームの排水にはぴったりです。もちろん、そのまま使うと、パイプ破損の恐れがあるので、脚を写真のように曲げてやると、長さも丁度いいし、はまった時にカクンとロックします。値段もネットで300円弱。
これで、髪の毛や、野菜くずが排水口でゆらゆらということがなくなります。今まで、急須の注ぎ口を覆う茶漉しなど、いろいろ試行錯誤して探しておりましたが、これが今のところヒットです\(^o^)/(平成29年11月21日)。