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ヒッチメンバー取り付け奮闘記U(アクティバン)

 「平成10年式だと型番が古いので、もうありませんねえ。」
 「うちはワンオフやってないんですよ。」
 「アクティのバンは、ヒッチの入る場所に、丁度マフラーがあるので、構造的に無理なんです。」

 アクティのバンにヒッチメンバーを取り付けようとして、あっちこっち当たったのですが、どこからも良い返事は返ってきませんでした。ワンオフ(オーダーメイド)でさえ、『無理!』と言われてしまうと、もう八方塞がりです。ある日、こんな記事を見つけました。なるほど、ヒッチを大量のボルトで、ボディーに取り付けているようで、ちょっと無理がある感じもします。しかし、これなら盗難対策としても良さそうだし、重量のあるトレーラーを牽かない限り大丈夫な気がします。いろいろ調べたところ、大阪で『トキワ』さんと言えば、知る人ぞ知る、職人気質の信用あるショップ(というより町工場)だそうです。実際、アクティバンの取り付け例という写真も、きちんと載っていました(HPとうまくリンクしておりませんが(^x^;))。「もはやこれしかない」と心を決めた私は、早速HPのメルアドに問い合わせのメールを送りましたが、なしのつぶてです。ここも同じか・・・と、期待することなく電話をかけて聞いてみたところ、

「有るんやないかなあ。」
「平成10年式の旧規格ですよ! 車幅の狭いアクティで、バンなんですけど、本当にできますか?」
「あると思いますわ。」
「他はどこも、マフラーが邪魔して、付かないと言われましたけど・・・」
「いやねえ、軽自動車のヒッチはな、日本でうちとこが初めて作ったんですわ。
真偽のほどは別として、なかなかの自信、説得力のある言葉です。
「うち今日休みなんで、明日、倉庫見てみるさかい、“ FAX ”でな、車検証送ってもらえますか?」
「じゃあメールで送りますよ」
「メールはやってませんので、“ FAX ”でお願いします〜。」

何と!、できるかどうかを聞いたのに、『有る』とな・・・、くどいようですが、14年も前に車幅の規格が変更され、しかも、どこに聞いても『無理!』と断わられた旧規格のアクティバンです。車検証を“ FAX ”すると、後日、達筆?な字で見積書が“ FAX ”で帰ってきました。遠方なので、車を持ち込んで、待っている間に作業してもらえるかどうか聞いたところ、「自分で取り付けられますよ」と言われたので、部品だけ送ってもらうことしました。この瞬間が、運のつき、後で結構後悔することになります(^x^;)。

 送金の数日後、送られて来たものは、錆びひとつない、綺麗に塗装したてのものだったので、トキワさんが『ある』と言ってた意味は、
@ 半完成品の部品がそろっている・・・あるいは
A いつでも作れるように設計図がある・・・ということなのでしょうか。

   本日はあいにくの風雨なので、ブルーシートを張っての作業です。先ず、周囲のボルトを取って、バンパーを外しますが、ナンバープレートの裏にも固定のボルトがあるので注意です。外してみると、やはり、錆がひどい!!長年溜まった泥を良く洗って、ここでまた、錆チェンジャーが大活躍です。 ヒッチを取り付け位置に当ててみると、右下奥のマフラーを固定しているステーがぶつかり、入りません。ここで、おおよその深さを測り、写真のように、ヒッチの固定、強度には関係のないと思われる三角形の部分を切断しました。万力で固定し電動グラインダーで切りましたが、母材が厚いので10分くらいかかります。同様に、ヒッチのバーの接続部分も一部削ります。これで、ぴったり、入るようになりました。説明書にあるように、6mmの下孔を12mmに拡大、後で微妙な位置を合わせるため、結局孔を拡大するので、初めから14mmで開けても結果は同じようです。仮止めして、他のドリル穴の位置を決めます。正面、そして側面、文字で書くと簡単ですが、車が古いため、ぶつけて変形したところなどもあり、この位置合わせが、かなり苦労します。上の4本は、裏側が袋になっているため、φ3cmのドレーン孔から、ボルトに針金を巻きつけて通します。アナログな手書き説明書とともに、見本の針金巻き付けボルトが1本入っているところが親切で、好印象です。孔までの距離が短いので、比較的楽にできました。
全体を緩く組んだのち、少しずつ締め込んで、最終的に固定します。ここまで、ほぼ12時間もかかりました。電装系は次回にして、バンパーを閉じますが、余計なものが付いた分だけ嵩張り、うまく収まりません。ヒッチの出っ張った部分が、バンパー内部のテールランプ収納部に当たるため、部分的にバンパーの内側を削って、押し込んで取り付けました。
 当然のことながら、その後の2日間、腰痛、筋肉痛で体中が痛い!!作業に夢中になってしまうので、やっているときは疲れを忘れます。スキーや水泳と同じことです。せめて腰かける椅子ぐらいは用意して、休み休みやるべきでした(^x^;)。

 後日、電装系の配線をして完了です。ついでに、バンパーの内側が当たる部分をさらに削りました。この日も、たったこれだけのことに、しめて5時間。
 さて、全て終わってみて、業者さんがさらっと「自分で取り付けられますよ。」と言うのは、「金属加工の道具が揃っていて、ある程度経験のある方なら、素人でも自分で取り付けられないこともないですが、かなり大変ですよ。」くらいの意味にとっておいた方が、無難です。今回、たまたま、万力を買っておいたのが幸いしましたが、もしこれがなければ、厚さが7〜8mmもあるような母材を、手持ちでグラインダーで切削することは危険極まりないし、もしできても1時間くらい掛かってしまうのではないでしょうか?いわんや鉄鋸では絶対無理です!!車種にもよるので、前回、パジェロミニに取り付けた時は、今回ほど大変ではありませんでした。もし私に、もう一回、同じ作業をする機会があるとしたら、絶対、業者にお願いすることでしょう(;^_^A (平成26年3月2日)。

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ちびバン(軽箱)の連結検討(ありえない牽引)

 世に人の言う『ミニバン』とは全体何でしょう?
 少なくとも、『ミニ』の『バン』では無いようです。それなら初めから、由緒正しい『ステーションワゴン』という用語があるでしょうに、時代遅れのイメージを払拭したいがための造語なのでしょうか?
 まあ、へ理屈はこのくらいにして、何でこんなことを言い出したかというと、昨日出来上がった、アクティの車検証をまじまじと見ていて、ふと思う事があったからです。自動車の種類『軽自動車』、用途『貨物』、車両形状『バン』。なら、これがほんとの『ミニバン』じゃん。そうは問屋が卸しません。それならそれで『軽バン』でも、『ちびバン』でも何でも結構ですが、要は、最大積載量 350kgの、こんなちっぽけなバンに一体何ができる!?
軽トラが凄まじい走行性能を持つことは知る人ぞ知る現象ではあります。あんな不格好ないでたちで、ドラフトやアクロバット走行をやらせたら一級ですから。

 話は、ここからです。
 なぜ、日頃ほとんど見ることのない車検証など、孔の開くほどに睨んでいたか?
  折角、ヒッチも取り付けたことだし、しばらく未登録のまま牽いていたトレーラーも、そろそろ正規ルートを通してやるか?お巡りさんに捕まっても、似合わないゴールド免許が嘆かないように(^x^;)。
こんな古い車ですが、ディーラーで調べてもらうと、さすが!、データが出てきました。

●主ブレーキ制動力 823kg、●駐車ブレーキ制動力 266kg、●最高出力 38馬力、●制動停止距離 14.5m(初速 50km/h)。

「軽自動車は基本的にトレーラーを牽くことは、できないと思ってください」
私のように暇人で、よく陸事軽自動車協会に通うような者にとって、窓口でしばしば見かける光景です。気の毒にも、問い合わせに来た誰かが言われているのを、おそらく2〜3回は聞いたような気がします。

「いや、そんなことは無い!」 実際、荷物を満載した自作トレーラーで走っても、走行上、何ら支障は無いじゃないか! 私は、意を決して、ディーラーからもらったデータを基に、連結検討式を計算してみました。
すると、牽引可能なキャンピングトレーラー等の車両総重量は、主ブレーキのある場合、880kg、主ブレーキなしの場合、430kgと出ました。まあ、妥当な重さです。

 軽自動車協会窓口にて
「確認しましたところ、お持ちになった書類は、計算が間違ってましたので、こちらで検算した数値を、記載させていただきました。」 と言われ、思わず苦笑い・・・。 「はあ(;^_^A ・・・そんなとこだと思いました。どうもお手数をお掛けしました。」
しかし内心は、許可が通ったことのみに、胸をなで下ろし、しめしめ(^x^;)。

家に帰って二度目のびっくり!!いや、本当にびっくりしばじだ〜。
むむむ!!主ブレーキのある場合、1380kg〜!!!
式を見直して考えられることは一つ、駐車ブレーキの数値が実際にはもう少しあったと言うことでしょう。なぜなら、車両総重量1330kgのアクティを20%勾配で停止させるには、261kgの力がかかります。算定数ぎりぎりの基準で車が作られるとは思えないので、やはり、駐車ブレーキ制動力 266kgというのが間違いだったのでしょう。逆算すると325kgくらいでしょうか?

確か、前牽いていたTR-4が760kg(×:よく見てみたら690kgでした)、あの倍近い重さのトレーラーを、このちびバンで牽けるというのか?
しかし、考え方によっては、このちびバンの車両総重量が 1330kgなので、仲間をもう一台、牽っ張ってやると思えば、まあ、理にかなった話ではありましょうか。
合法であっても、実際にはヒッチが荷重に悲鳴を上げることでしょう。

では、何故、巷で「軽自動車は、トレーラーを牽引できない」と、まことしやかに言われるのか?
同じ車(アクティ)で、2輪(後輪)駆動の場合を想定して計算すると、後軸重 400kgなので、

『けん引可能なキャンピングトレーラ等の車両総重量は、主ブレーキありの場合及び主ブレーキなしの場合、それぞれ 270kg、及び 270kg とする。』

となってしまいます。軽だからこその軽やかさ。2輪駆動では、約 400kgの駆動軸重がネックになるようです。

 家に帰ってから、ず〜っとこの車検証を1枚、眺めてた?ので、今日は朝から少々二日酔いの兆し(-"-;)。
 嫌だなあ、粘着気質(^x^;)(平成26年7月30日)。

で?結論は??

H10年式 アクティ バン V-HH4 4WDが牽引できる、キャンピングトレーラ等の重量
● 主ブレーキありの場合: 1380kg
● 主ブレーキなしの場合: 430kg

下の★のサイトで計算ができます。

改造申請.com
牽引可能なキャンピングトレーラ等の車両総重量の計算書1
牽引可能なキャンピングトレーラ等の車両総重量の計算書2
牽引可能なキャンピングトレーラ等の車両総重量の計算書3

アクティバンに取り付けたヒッチメンバー〜その後の障害

 平成28年3月14日、初年度登録から実に18年経過した車です。朝から調子が悪い!! ついに故障です。

始動は一発なのですが、アクセルを踏んでも、踏みしろの途中から、まるでリミッターが効いたかのように、あるいはプラグがかぶる様に、エンジンの回転が下がってしまうのです。一番困るのが、坂が上がれない。しつこく踏んでいると、回転は低いのに、室内まで、なぜかガソリン臭くなってくるのです。ところが、15分も走っていると、いつのまにか治ってしまいます。

 修理の日程も、代車の都合で先送りになってしまったし、動かないわけではないので、しばらくこのまま乗っておりました。怖いのは、地下駐車場に長時間停めた後の脱出です(^x^;)。しばらくは、立体駐車場恐怖症に陥っておりました。

 4月7日、ホンダカーズ朝日東より、修理が終わって帰ってきました。原因は、主にエアクリーナーのエレメントの詰まりで、エレメント交換、キャブレターのノズルの汚れを、清掃、プラグとガスケットの交換で、2万円強でした。ついでに、冷却水漏れの個所もあったので、ガスケットを交換してもらいました。

 最近の車は、みんな燃料噴射式なので、キャブレターという言葉自体を聞きません。単車屋さんは別として、車屋さんで発せられたこの言葉の響きに、感慨深く、懐かしい思いで聞き入ってしまいました。
 昔は、私もよく単車のキャブの掃除をしたものです。ガソリンとオイルまみれになりながら。コンプレッサーで吹いたり、液面の微調整をしたり・・・。タイミングライトで点火プラグに接点のタイミング調整で、吹きあがりが良くなったとか、素人ながら、友人相手に自慢げに談笑したのが、つい昨今のことのようです。ざっと30年以上前の話ですが(^x^;)。

 さて、今回修理してもらった際、一番の障害は、ヒッチメンバーだったそうです。もともと無理やり付けたものなので、合点がいきます。車体左後方にある、エアクリーナー・カバーにヒッチのステーが当たり、エレメントの交換には、ヒッチメンバーを、一度外さなくてはいけないというのでした。
エレメントの交換自体は、本来、20分ほどの作業だそうですが、大仕事だったと思われます。次は、5年後くらいは大丈夫のようですが、そのときまで、ヒッチが錆び付かずに外れるか?

 下回りを覗いてみると、強度に寄与しない無駄なステーの部分が当たっていることが分かりました。

 早速、切り取り作業です。エキパイの直上部分故、やはり、部品を外さないと、切断できません。先ず、トリミングのラインを白のタッチアップペイントで描き込みます。バンパーを外して、ステーのボルトを外して、2年前に苦労して取り付けただけに、意外とすんなり作業は進みました。

 大変なのは、厚さ6mmの鋼板の切削作業です。電動グラインダーで、約15分掛かりました。この意味でも、ステーを外しての作業でなければ不可能です。シャシーブラックを塗装して、組み付け、作業終了、この間、3時間ほどでした(平成28年4月10日)。

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