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クーラー水漏れ修理奮闘記(TR-4、平成16年)

 私は本来機械いじりが好きな性分で、単車を乗っていた10代から30代前半にかけては、パンク修理はもとより、よくキャブレターのオーバーホールやシリンダーのボアアップなど全て自分で修理し、バイク屋さんとはおよそ縁の無い生活をしておりました。さすがにコンピューター制御が主流である四つ輪に乗り換えてからというものは、ほとんどいじらなくなりましたが、オイルの継ぎ足しや、スタッドレスタイヤの釘穴修理くらいはいまだに自分でやっています。ごく最近では、ホンダの発電機EU9iのプラグ交換くらいでしょうか。そんな状態なので今年9月のTR-4のクーラーオーバーホールもディーラーでお願いしたしだいでした。

 はじめはあれほど頑丈にシーリングされたものが簡単に外れるとは思わなかったので、持ち込んだ当初は果たしてどうやって修理するのだろうと半信半疑でした。しかし、ディーラーの工場長に相談したところ、
「1つずつはずしていくしかないでしょう。」
と、可能なことを前庭としたようなあっさりとした話しっぷりでした。最後の精算も43000円という予想とは破格の金額で、そんなに大変な作業ではないのかなあと、少しだけたかをくくってしまったことが今回手を出すに至った理由の1つとなったのです。(もっとも、神奈川のインディアナのディーラーはもともといつも工賃をかなり安く上げてくれるのですが。)

 今回、おそらく私の説明不足だったこともあり、外部からの水の浸入は完全にシャットアウトされていましたが、除湿によってクーラーの中に溜まった水が壁を伝って屋内に入ってしまうようでした。平成14年に手にいれてからも、不自由なところにいろいろ手を加え、思い入れもあるこのトレーラーを、このまま他人に渡ってからでは遅いと思い、昨日、心機一転、思い切って自分で修理するに至ったのです。

 平成16年11月28日(日)、女房と子供は音楽教室の発表会のリハーサルだのなんのというのでこちらにとっては好都合?。前夜、近所のおいしい蕎麦屋さんに連れて行ったことの強みもあり、朝10時、やりはじめたらもう引き返せないなという思いとともに、気合を入れて作業着(作業着にしている着古したMA-1)に着替えました。

 先ず、外壁のシーリングですが、これははずせないという先入観を断ち切ったのが、工場長の「1つずつはずしていくしかないでしょう。」という言葉でした。それならゆっくりやってみようかと、それこそスクリュー1つずつはずしていくと、小一時間もすると壁内部が見えてきました。内部にぎっしり詰められた断熱材のグラスファイバーを体にくっつけないようのけぞりながら引き出すと、もう、室内が透見で切る状態でした。固定は左右に3本ずつ伸びた金属のステーが脱落を防ぐよう室内から固定されているのが分かるともう見当がついてきました。 室内にまわり、クーラー周囲に廻らされた化粧板を釘とともに外すと予測どおりさきのステーが6本のスクリュウで壁に固定されていました。これを外すと、もうクーラーが室内側に離脱されました。ここまで午前10時頃から始めて約2時間で終了。

 ガレージに持ってきて、ジョーロの水で潅水試験をしたところ、はじめのうちドレーンから出ていた排水もドレーンのみで間に合わなくなると今度はクーラーのケースの合わせ目から滲み出して来ました。予想通り、この合わせ目が丁度、壁内にあり(写真の赤丸)、潅水量が多いと外で完全にシールされた壁の中から室内に入ってくるものと思われました。そこで、はじめにさきの合わせ目を完全にコーキングでシールしました。コーキングはセメダインのプロ用、浴室、外壁専用の物を使いました。この部位は本来新品であればガスケットが入っていたと思われ、隙間の無い場所です。少し時間を置いてコーキングがやや硬化し始めた時点で、クーラー単体で再度ジョーロによる潅水試験。潅水量に関係なくみごとに室外のドレーン穴のみからの排水であることを確認。

 問題の壁内のスペースは25mm、この底面には外に向かって水がはけるように、アルミのアングル(L時型)角材が使われていました。そこでクーラー本体を元の通り壁面に組み、スクリューで固定、このアルミ角材とクーラー底面を可及的に室内寄りでコーキングによりシール、このことにより、仮にさきのシールした合わせ目から万が一、漏水があってもアルミ材表面を伝って水が外に流れるようにしました。室内側で底面の化粧板の下は、アルミ角材とクーラー底面を室内寄りでシールした部位の近くであり、ここでさらに室内壁面にもコーキングを塗布し完全に底面の化粧板と壁を一体化させ、壁内への浸水防止としました。

 左右の化粧板は次回?オーバーホールを見込んで外しやすいように接着剤を使わずスクリューのみで固定。ここで再び、クーラーを組んだ上での潅水試験結果は良好、ドレーン穴のみからの排水(写真の赤丸)、そこでドレーン近傍のスペースとアルミアングルのスペースを分けるべく、ドレーン直前のアングルとクーラー底面とのスペースにもコーキングでシール。あとは、元通り周囲の断熱材を充填、1つずつ押さえ板上面と外側部にコーキングを塗布しねじ止め、この際、各部品の下面には排水効果をねらってコーキングを行いませんでした。最後に、クーラーと押さえ板のあいだにコーキング、クーラーとハイマウントストップランプを固定し、作業は無事終了しました。

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インディアナ TR−4

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