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パジェロ ミニ キャンピングカー化?計画

 軽自動車と侮ることなかれ、最近の軽は実に高性能です。我々が子供の頃の軽は360cc、もちろんこの時代、オートマ(トルコンとか自動変速なんて言われたりもしました)自体が普及して無かったのですが、軽はパワーが無くオートマには向かないとさえ言われておりました。ホンダZ(かつての)、スバル360、ダイハツフロンテなど当時のコンパクトな軽自動車もとても魅力的ですが、現代の660ccとなった軽自動車はターボでも付けようものなら1Lカーと変わりません。250ccの単車にテント1丁積んで北海道を1人旅した経験からすれば、これも立派なキャンピングカーに早変わり!屋根付きあるいはサイドカー付きのロクハン(650ccバイク)?捉え様によっては際限なく夢が拡がります。
 しかし装備はもちろんのことサイズも全くキャンピングカーに適さないこの車がキャンピングカーの異名を取るには最低限必要なものがあります。


ベッド=シートのフルフラット化?

 室内長が前部座席を含めてもたった1.9×1.3m程度のこの車、もちろん荷室にベッドを設定することなどできるはずもありません。しかも、前部座席がフルリクライニングしても後部座席の背もたれとぶつかりフルフラットにはなりません。これは、前後が狭いため、倒した前席シートの背もたれが、たたんだ後部座席の背もたれに乗っかってしまうからです。しかし世のパジェロミニファンの方々は以下の様な方法でフルフラットを実現しています。

@ 助手席を外す

 一番手っ取り早く、しかも確実にフルフラットになります。背もたれのみ外すのと、シートごと外す方法があります、背もたれは内側のボルト1本と外側のボルト2本で外れますが、外側のうち上の1本はシート側面を2cmほど切らなくてはなりません(下写真参照)。
 シートは4本のボルトで床に固定されています。外側のボルトはピラーのモールを外すと(上に引っ張れば簡単に抜けます)出てきます。これを外すと室内に大きなフリースペースが出来上がります。ここにポータブルトイレを置いてもよし。後はここに台を作れば立派なベッド。
●こんな方法やもっと簡単に●こんな方法が紹介されています。
ただし、乗車定員が1名減ることと、車検の度に戻さなければいけないのが欠点です。

A 後部座席の後方移動など

 背もたれ同士が重なりあることでフルフラットにならないのであればと後部座席を加工する方法があります。ひとつは●後部座席を15cmほど後ろにすらすという方法があります。以前は専用のキットがあったようですが、この方はキットなど使わず御自身の方法でうまく収めています。狭い後部座席の足元に余裕ができ、とてもきれいに決まっているばかりか、おそらく車検も通るのでしょう。最大のデメリットは荷室が狭くなるので荷物がほとんど積めなくなることです。ポータブルトイレを積んでいる私としては残念ながら不採用でした。
もうひとつは●後部座席を撤去してしまう方法です。これだとパジェロミニの本分である2シーターとしての機能を損なわず室内空間もより広く使えます。もちろん、車検時の問題はありますが。これらの方法に共通して言えるのは、かなり手の込んだ方法であるということです。簡便に行うつもりなら@の方が良いでしょう。

B 助手席の前方移動

 ここで私が考えた・・・というより思いついたのは、前席のスライド部分がまだ17cmくらい前方に余裕があるということでした。ということは、もし、この車がもっと前までシートをスライドできるように作られていれば簡単にフルフラットになったのです。
 そこで先ずシートを外してスライドするメカニズムを検証。シートレールのストッパーをグラインダーで削り、レールを溶接で延長する。同じ形の鋼材は入手できないとして、スライドのレールはおおよそコの字型にすればいいか?しかしここで問題が、もっと前までスライドさせるにはシート下の前後を横に走っている2本の構造強化のフレームがあるためこれを切削するか潰さなくては不可能。さすがにフレーム切断は思いきれず、結局スライド長を大きく取るためには、シートレールそのものの設計を新調しなくてはいけないことが判明、断念せざるを得ませんでした。

 シートレールが改造不可ならその上部もしくは下部構造にひと手間加えシートを更に前に出せないか。
 先ずはじめに、シートレールとシートの座面が4本のボルトで固定されています。これを折りたたみの自在継ぎ手(ステー)で前に出すような仕組みを考えました。移動距離は13cmあれば良いので、7cmのステーが後ろから前に倒れることで14cmの前方移動を可能にします。3×3cm厚さ3mmのアングル材を使いました。前にトレーラを作ったときの残骸なので錆び錆びです。現物合わせで合計12のパーツを作り組み立ててみました。我が家の様に万力の無いガレージで重要なことは、鉄鋼ドリルを使う際、切断前に全ての孔をあけておかないとその後の作業が難攻します。もちろん取り扱い要注意ですが、これだけの鋼材を切るにはやはりグラインダーが無いと3日掛りくらいになってしまいます。因みに私は子供の頃(昭和40年頃)から親父にDIY(当時は日曜大工という言葉さえありませんでした)を仕込まれましたが、『丸ノコと電気カンナは絶対に使いません』。この機械で指を落とすなど大怪我をした方の話をいやと言うほど聞いているので、『絶対に素人の使う物ではない』というのが私の持論です。木工の場合どんなに辛くても、鋸とカンナで頑張ります。故に我が家の刈り払い機(草刈り機)もナイロンカッターのものです。話は外れなしたが、グラインダーは鋸の刃がついているわけではないのでこの限りではありませんが、それでもやはりわれわれ素人は絶対に気を抜かぬ注意が必要です。孔はボルトの強度、孔あけ作業の効率を考慮し全てφ8mmとしました。
 塗装して組み付けてみると、意外に好調、シートはグローブボックスの真下まで行くようになりました。しかし!ここで我が猿知恵を思い知らされます。シートの座面は前に出ても、背もたれはそのまま!残念!!
まあ、外した背もたれをうまく乗せればフルフラットにはなりますが。
で、この日は撤退(Θ_Θ`;)。

 後日、気を取り直して、失敗したの何だの言ってもノウハウは手に入れた訳だからこれより再挑戦!
 前回は、シートレールの上を可動させたことで、座面は動いたが背もたれが取り残されました。今回はシートレールの下で床とシートレールの間にこれを入れれば良いのではないか?この手の作業は何と言っても現物合わせ、一抹の不安を残したまま早速作業開始です。
 先ずは前回のステーを撤去して床板と合わせてみます。床板とシートは太いボルトで固定されているため、10mmの穴開けが必要になります。家に万力は無いので先に開けたφ8mmの孔に切削油を使い、先ず9mmに拡大、次に10mmと慎重に順次拡大しました。床板とシートのステーの取り付け部は微妙に傾いており、前部のものは少し曲げ、後部のステーは一部を作り直しました。シートレールの後部内側の取り付け部はこのままでは自在ステーが取り付けられないので、一部を切断、新たなφ8mmの孔を開けました。簡単に塗装し取り付けてみると何とかフルフラットに、目的は達成しました。ノーマルのときと比べると助手席シートが微妙にぐらつきます。少々不満が残りますが、トラックのシートサスペンションの如きと割り切って完成。これで助手席側は『フルフラット』に、この車をキャンピングカーとして使うときは一人で車中泊するときなので、運転席側はやめておこう(*^-^)b。このままで果たして車検は通るのでしょうか・・・?

 で・・・結論は?
 一応目的は達成しましたが、これでは車検が通らないことが判明!お勧めは出来ません(;^_^A 。
やはり、一番安全確実なのは、Aの後部座席移動でしょうか?

水周り

 車中泊を想定した場合、大平原の中でならもちろん外で何もかも済ませられます。問題はP泊の場合。車を停めたら隣の車の下からポタポタポタ・・・なんて水が出てきたら気味が悪いものです。こんなことが無いように、駐車場で歯を磨いたり顔を洗った時の排水が溜められればOK。つまりは5Lくらいの排水タンクがあれば十分です。一般的にはこのクラスなら排水タンクは車内に設置するもの。しかし、ハイエースキャンパーのときの経験上、排液を車内を汚さず捨てるのは結構面倒なものです。やはり排水タンクは車外に付けたいところ。
今後の課題です。乞うご期待(*^-^)b。

ポータブルトイレ

 言うまでもありません。セットフォードのPortapotti(ポルタポッティ135)が必要充分条件を満たします。P泊ならトイレは不要と考えておられる方も多いと思いますが、これがあるか無いかで行動範囲と安心感が大きく異なります。車の中が臭くなる?心配ご無用、キャンピング先進国の舶来品ゆえ本当にうまく作られています。専用の消臭剤もありますが、今は介護用品としてタブレットの消臭剤も出ており便利です。非常用と考えるならもちろん消臭剤など要りません。私は約20年来これを使っていますが、トラブルは一度もありません。ハイエース、家内の車、この車用と3台目です。何で3台目かというと、ハイエースの物はまだまだ使えたのですが、ハイエースを手放した際、もう使わないかと思い捨ててしまったからです。敢えて挙げるなら、初代の購入当初、水洗のポンプの押し方が不均一(親指の先で押していた)であったため5〜6年経過した頃、ポンプ(蛇腹)の頭に亀裂が入ってしまったのです。しかしこの部品(ポンプの蛇腹)は消耗部品と見えてきちんと交換用の部品が入手可能(ひとつ2000円くらい)です。あわて者の私はこのとき今後のことを考えた(つもりで)5個も買ってしまいました(;^_^A 。以来、ポンプの頭は手のひら全体で押すようになったので破損することは無くなりました。

カーテン(アイズマルチシェード)

 後部座席には既に目隠し用のフィルムが張ってあります。前部座席の窓にAIZU マルチシェード(窓の目隠し)を張りつけると室内はたちまち個室に早変わり。軽自動車独特の狭さがたまらなく落ち着きます

登録

 特殊車登録は敢えてしないことにしました。軽自動車自体が車検も安く、この車のサイズからこれ以上の大幅な改造が必要ないからです。車検の度に外す部品も無く、日常生活に無理無く使えながら、いざ出張などで車中泊を迫られた際には歯磨き洗面など最低限の備品がある。そんな車が私の理想です。

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パジェロ ミニ キャンピングカー化?計画

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